東京海洋大学楽水会館で開催された,第3回日本水産学会「高校生による研究発表」が成功のうちに終了した。北は北海道から南は鹿児島まで,全国から11題の研究発表が行われた。
深海エビに関する水産資源的研究,未利用資源の開発,食品工場の生ゴミゼロ化,発光バクテリアを用いた新技術開発,魚類生態調査,魚類の形態進化に関する考察等,多岐にわたる発表内容であった。
高校生による研究発表は「どうしてなんだろう?何とか出来ないか?」という身近なものに対する疑問や,「なんとかしたい,こうしたい」という願いから端を発しているものである。
まさに,海洋を通して科学をしているのである。海洋は未だ数%明らかになっておらず,科学の対象として多くの可能性が秘められている。海洋は科学的な思考力を高める上でも,有効な対象であるといえる。
また,水産は日本人の食生活と深く関わりを持っている。地域ごとに特徴を持っており,こちらも食文化として見逃せない分野だ。
地域に密接に関わった諸課題を高校生がこうした学会の場で情報発信していくことは,研究者としても大変興味深いと同時に,研究者がアドバイスを行うことで,高校生の研究活動に一層の拍車がかかる。
参加した先生方からは「地方で研究発表していたが,こうして全国の研究者の前で堂々と発表し,大変自信をつけることが出来た。また,専門の研究者から適確なアドバイスを頂くことで生徒たちも大変励みになっている。」と感想を頂いた。
こうした研究発表を学会で行うことで,生徒たちはそれぞれの地域の良い面を理解することができ,自分たちのアイデンティティーを高めることが出来る。そのことが地域の活性化に繋がり,ひいては日本の水産学・水産業の社会的認識や重要性の向上・発展につながるものと確信する。
深海エビに関する水産資源的研究,未利用資源の開発,食品工場の生ゴミゼロ化,発光バクテリアを用いた新技術開発,魚類生態調査,魚類の形態進化に関する考察等,多岐にわたる発表内容であった。
高校生による研究発表は「どうしてなんだろう?何とか出来ないか?」という身近なものに対する疑問や,「なんとかしたい,こうしたい」という願いから端を発しているものである。
まさに,海洋を通して科学をしているのである。海洋は未だ数%明らかになっておらず,科学の対象として多くの可能性が秘められている。海洋は科学的な思考力を高める上でも,有効な対象であるといえる。
また,水産は日本人の食生活と深く関わりを持っている。地域ごとに特徴を持っており,こちらも食文化として見逃せない分野だ。
地域に密接に関わった諸課題を高校生がこうした学会の場で情報発信していくことは,研究者としても大変興味深いと同時に,研究者がアドバイスを行うことで,高校生の研究活動に一層の拍車がかかる。
参加した先生方からは「地方で研究発表していたが,こうして全国の研究者の前で堂々と発表し,大変自信をつけることが出来た。また,専門の研究者から適確なアドバイスを頂くことで生徒たちも大変励みになっている。」と感想を頂いた。
こうした研究発表を学会で行うことで,生徒たちはそれぞれの地域の良い面を理解することができ,自分たちのアイデンティティーを高めることが出来る。そのことが地域の活性化に繋がり,ひいては日本の水産学・水産業の社会的認識や重要性の向上・発展につながるものと確信する。