Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

宇宙への誘い3ー天の川銀河の形

2009-10-29 | 宇宙へのいざない
 宇宙にはたくさんのちりがあるのをごぞんじだろうか?,チリによって星間減光の波長依存性があるが、可視光よりも赤外線で小さい(チリがじゃまをして見えにくくするが,赤外線で見るとよく見える)。そのため、天の川銀河は川の様な形状をしている。しかし、赤外線で見ることで実際の天の川はいて座の方向を中心にしておわん形をしていることが分かったのである。

 現在,遠赤外線で天の川の観測を行っている。銀河系の中心にある変光星を灯台にして中心までの距離を測定するために、1364 個のミラ型変光星を発見し観測が行われた。その結果、銀河系中心までの距離は2万7千光年であることが明らかにされた。
(写真は天の川銀河=Wikipediaより)