東京海洋大学学園祭では、毎年恒例さかなクンによる講演会が開かれるが、教員も一緒に登壇することになっているようだ。
今年は、ワカサギ博士の出番となった。テーマは運河にすむ魚ボラである。
第1部「運河にはどんな魚がいるかな?」
ワカサギ博士「大学周辺の運河には全部で63種類、どんな魚いるでしょう?」
ワカサギ博士「ボラ、ハゼ、フグ、アユ、スズキ、サンマ、マイワシ、ウルメイワシ、ウナギ、タツノオトシゴの仲間(サンゴタツ)等」がいるんですよ。この中で一番多い魚は何かな?
会場より「ボラ」
ワカサギ博士「そうなんです。正解です。」「今日は、運河から特別ゲストが来ています。ボラ子ちゃんです。」
第2部「ボラ子ちゃん登場」
ボラ子ちゃん「さかなクン、どうして私たちボラは運河にたくさんいるのか理由を知っていますか?」
さかなクン「いい環境だから?」
ワカサギ博士「そうなんです。運河には下水の排水が流れていて、1年中20度以上の水が常時流れているのです。」
ボラ子ちゃん「でも、私たちの大好きな海藻が生えなくて排水から流れ出る有機物やヘドロばっかり食べています。」
第3部「運河のこれから」
ワカサギ博士「さかなクン、おいしいお魚が食べられるようになるにはどうしたらいいでしょうかね。」
さかなクン「これからもずっと、おいしい魚を食べていくためには、私たち消費者はしっかり残さず食べること。そして、排水に余計なものを流さないこと。これが大切。」
ワカサギ博士「東京湾には2900万人の排水が流れ込みます。一人一人ができるだけ東京湾を汚さないように気を配り、おいしいお魚が食べられるようにしていきたいですね。」
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さかなクンとの出会いは、かれこれ10年前だ。水産生物という魚の授業の時だった。J.S君が「先生、最近先生と同じような魚好きのタレントが出ているよ。」と教えてくれた。「へー、私意外にも魚好きが、世の中にいるんだ」とうれしく思ったことを思い出す。当時は、「魚ってすばらしい生態編」という副教材を作成し、ワカサギの生態調査に精を出していた頃である。魚好きであるとともに、海洋の環境問題や食文化の啓発に力を注ごうとする、誠実な姿勢が印象的であった。
今年は、ワカサギ博士の出番となった。テーマは運河にすむ魚ボラである。
第1部「運河にはどんな魚がいるかな?」
ワカサギ博士「大学周辺の運河には全部で63種類、どんな魚いるでしょう?」
ワカサギ博士「ボラ、ハゼ、フグ、アユ、スズキ、サンマ、マイワシ、ウルメイワシ、ウナギ、タツノオトシゴの仲間(サンゴタツ)等」がいるんですよ。この中で一番多い魚は何かな?
会場より「ボラ」
ワカサギ博士「そうなんです。正解です。」「今日は、運河から特別ゲストが来ています。ボラ子ちゃんです。」
第2部「ボラ子ちゃん登場」
ボラ子ちゃん「さかなクン、どうして私たちボラは運河にたくさんいるのか理由を知っていますか?」
さかなクン「いい環境だから?」
ワカサギ博士「そうなんです。運河には下水の排水が流れていて、1年中20度以上の水が常時流れているのです。」
ボラ子ちゃん「でも、私たちの大好きな海藻が生えなくて排水から流れ出る有機物やヘドロばっかり食べています。」
第3部「運河のこれから」
ワカサギ博士「さかなクン、おいしいお魚が食べられるようになるにはどうしたらいいでしょうかね。」
さかなクン「これからもずっと、おいしい魚を食べていくためには、私たち消費者はしっかり残さず食べること。そして、排水に余計なものを流さないこと。これが大切。」
ワカサギ博士「東京湾には2900万人の排水が流れ込みます。一人一人ができるだけ東京湾を汚さないように気を配り、おいしいお魚が食べられるようにしていきたいですね。」
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さかなクンとの出会いは、かれこれ10年前だ。水産生物という魚の授業の時だった。J.S君が「先生、最近先生と同じような魚好きのタレントが出ているよ。」と教えてくれた。「へー、私意外にも魚好きが、世の中にいるんだ」とうれしく思ったことを思い出す。当時は、「魚ってすばらしい生態編」という副教材を作成し、ワカサギの生態調査に精を出していた頃である。魚好きであるとともに、海洋の環境問題や食文化の啓発に力を注ごうとする、誠実な姿勢が印象的であった。