Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

文部科学省熟議パート2

2010-06-05 | 水圏環境教育センター
現在行われている,文部科学省の熟議で教員の力をつけるには?という課題設定に投稿しました。


鈴木寛副大臣様
締め切りが迫り,じっくり投稿者のご意見を拝読できず,私見を述べることをお許しください。

岩手で16年間教師をやらせていただいた中で,感じたことは,頑張る先生をバックアップする体制を整えることが一番必要ではないかということです。


私の周りの先生たちは「生徒たちがこの学校に入ってよかった」と思ってもらうことを目標にいつも励んでおりました。

国の政策としては,「先生たちが教員をやって良かった」とやる気を持って教員
生活を過ごせるような制度にしていただきたいと思います。

社会の構成員(教員,研究者,親御さん,子どもたちなど)が交流しあい,励まし合うような仕組みを作ることで,よりよい教育ができるものと考えております。

6年制の教員養成について,サイロの中に入った状態では,教員としての専門性は高まりますが社会性が欠如してしまいます。教員の社会リテラシーの涵養も必要ですので,学校や大学という枠にとらわれない,養成が必要かと思います。

例えば,過疎化が進んでいる全国の地域に出向き,地域のために働いて地域の方々と汗を流す活動,地域において学校教育や社会教育を責任持ってマネージメントする活動,大学,学校,地域,家庭が結びついた社会連携の仕組みづくりを積極的に進めることが必要かと思います。学校・社会連携は,地域に貢献する人を育てる気持ちを育むことにつながります。私自身も,微力ながら大学・学校・社会連携を進め,教員をやって良かったと思えるよう,教員養成に取り組んでいきたいと肝に銘じております。