「よっしぃ博士ともっくんのサクラマス教室」を1年生40名を対象に総合学習の時間に実施した。
ありがたいことに,滑川高等学校の先生から声をかけて頂き,授業をやらせてもらった。
生徒の皆さんありがとう。
導入ではサケ属7種についてのクイズと,探究では「よっしぃ博士ともっくんのサクラマス教室」のロールプレイイングを行ったあと,「天然宮古さくらます鮨 海を知り,川に学ぶ」を試食を実施した。概念の確信では,なぜ富山ではサクラマスが激減してしまったのか。さらに森川海と自分自身とのつながりを考えた。特に下水処理場と生物との関わりについて,合流式では雨水と一緒に生下水が河川や海に放水されていること,その時に台上金を減らすために薬品が使われていることを理解した。応用では,東京都港区での活動を紹介し,どのようにすれば,サクラマス資源が回復するのかを考えてもらった。
先生に切って頂きました。
閉伊川サクラマスMANABIプロジェクトの活動に興味を持ってくれたであろうか。感想を見ると,ますの寿司は富山だけだと思っていたが,他でも美味しいものを作っていて驚いた。いつも食べているマスと味が違う。お米に味が凝縮している。本当に美味しかった。マスが甘い。完璧である。といった感想を頂いた。今回の生徒たちは,本場富山でサクラマスの飼育に取り組んでおり,サクラマスの専門家である。そんな生徒たちからも評価して頂いたことは嬉しい限りである。授業に参加した生徒の皆様,そして開発に取り組んだ大学院生,もっくん,そして川秀さん始め閉伊川サクラマスMANABIプロジェクトの皆様に感謝したい。
神通川を見学
神通川はサクラマスが明治時代165トンも取れた.しかし,現在は1トン前後であるという。神通川を高台から見学。立山連峰から流れ出る大量の水が,平地をえぐり取るように激しく音を立てて流れている。川幅も広く,人工的に作った堰に産卵し後に川底に沈んだサケが多数確認できた。
高山電鉄の鉄橋の直ぐ下流にはサクラマスを養成する人工河川が設置されている。ここでサクラマスから採卵したサクラマスの稚魚が泳いでいた。サクラマスの放流事業は富山漁協が担う。富山漁協は内水面の漁協である。サケマスの増殖事業を河川漁協が担っているようだ。
人工河川の様子
毎年20万粒のサクラマスの稚魚を放流し,4万前後に標識をつけて放流している。放流魚よりも天然魚の捕獲率が高い。したがって,小河川に生息するヤマメを大切にすべきであると,対応して下さった漁協職員(北里大OB)は話す。
卵の収容施設を見せてもらった。
ふ化が始まっているという。
閉伊川と圧倒的に異なるのは,河川の水の激しさと平野を流れる流程の距離。平野部が広いのである。そして各支流がたくさんその平野を流れている。また,山から流れ出る水の量が相当なものである。閉伊川流域は平野部が少なく,本当に大親善の中にすんでいるような印象である。
このような激しい流れの本流にはヤマメ稚魚が1年半も生息する事は困難であろう。おそらく,平野部に広がる各支流にある水深の浅い緩やかな小河川,そして上流部の支流に当たる小河川にて生息していたのではないか。そうした場所は人間の手が入りやすく,下手をするとあっという間にヤマメの生息場が破壊されヤマメが住めないどころか,サクラマスの産卵する場所がなくなる。閉伊川のTさんの話であったように,サクラマスはサケよりも浅いところ膝下ぐらいの環境で産卵する。おそらく,神通川もそうであろう。先述した漁協職員の話では,今年の遡上量は多く40万粒の受精卵を確保できたという。神通川でのサクラマスを増やすために地元の漁協,水産研究所が長年取り組んでいる。今後の成果が楽しみである。
最後に,ますの寿司ミュージアムを案内して頂いた。
サクラマスだけでなく世界のサーモンや北海道のサクラマスを使っていると書かれていた。サクラマスを使った寿司は「伝承」というブランド名で売られていた。300gで2800円であった。通常のアトランティックサーモンを使ったますの寿司は1400円。毎日5本程度しか販売されずほとんど注文で扱われているという。
工場の中からミュージアムから見えるようになっている。
サクラマスだけでは間に合わなくなり,海外のサーモンを使っていると書かれている。
このコーナーでのみサクラマスによるマスの製造が行われている。
ありがたいことに,滑川高等学校の先生から声をかけて頂き,授業をやらせてもらった。
生徒の皆さんありがとう。
導入ではサケ属7種についてのクイズと,探究では「よっしぃ博士ともっくんのサクラマス教室」のロールプレイイングを行ったあと,「天然宮古さくらます鮨 海を知り,川に学ぶ」を試食を実施した。概念の確信では,なぜ富山ではサクラマスが激減してしまったのか。さらに森川海と自分自身とのつながりを考えた。特に下水処理場と生物との関わりについて,合流式では雨水と一緒に生下水が河川や海に放水されていること,その時に台上金を減らすために薬品が使われていることを理解した。応用では,東京都港区での活動を紹介し,どのようにすれば,サクラマス資源が回復するのかを考えてもらった。
先生に切って頂きました。
閉伊川サクラマスMANABIプロジェクトの活動に興味を持ってくれたであろうか。感想を見ると,ますの寿司は富山だけだと思っていたが,他でも美味しいものを作っていて驚いた。いつも食べているマスと味が違う。お米に味が凝縮している。本当に美味しかった。マスが甘い。完璧である。といった感想を頂いた。今回の生徒たちは,本場富山でサクラマスの飼育に取り組んでおり,サクラマスの専門家である。そんな生徒たちからも評価して頂いたことは嬉しい限りである。授業に参加した生徒の皆様,そして開発に取り組んだ大学院生,もっくん,そして川秀さん始め閉伊川サクラマスMANABIプロジェクトの皆様に感謝したい。
神通川を見学
神通川はサクラマスが明治時代165トンも取れた.しかし,現在は1トン前後であるという。神通川を高台から見学。立山連峰から流れ出る大量の水が,平地をえぐり取るように激しく音を立てて流れている。川幅も広く,人工的に作った堰に産卵し後に川底に沈んだサケが多数確認できた。
高山電鉄の鉄橋の直ぐ下流にはサクラマスを養成する人工河川が設置されている。ここでサクラマスから採卵したサクラマスの稚魚が泳いでいた。サクラマスの放流事業は富山漁協が担う。富山漁協は内水面の漁協である。サケマスの増殖事業を河川漁協が担っているようだ。
人工河川の様子
毎年20万粒のサクラマスの稚魚を放流し,4万前後に標識をつけて放流している。放流魚よりも天然魚の捕獲率が高い。したがって,小河川に生息するヤマメを大切にすべきであると,対応して下さった漁協職員(北里大OB)は話す。
卵の収容施設を見せてもらった。
ふ化が始まっているという。
閉伊川と圧倒的に異なるのは,河川の水の激しさと平野を流れる流程の距離。平野部が広いのである。そして各支流がたくさんその平野を流れている。また,山から流れ出る水の量が相当なものである。閉伊川流域は平野部が少なく,本当に大親善の中にすんでいるような印象である。
このような激しい流れの本流にはヤマメ稚魚が1年半も生息する事は困難であろう。おそらく,平野部に広がる各支流にある水深の浅い緩やかな小河川,そして上流部の支流に当たる小河川にて生息していたのではないか。そうした場所は人間の手が入りやすく,下手をするとあっという間にヤマメの生息場が破壊されヤマメが住めないどころか,サクラマスの産卵する場所がなくなる。閉伊川のTさんの話であったように,サクラマスはサケよりも浅いところ膝下ぐらいの環境で産卵する。おそらく,神通川もそうであろう。先述した漁協職員の話では,今年の遡上量は多く40万粒の受精卵を確保できたという。神通川でのサクラマスを増やすために地元の漁協,水産研究所が長年取り組んでいる。今後の成果が楽しみである。
最後に,ますの寿司ミュージアムを案内して頂いた。
サクラマスだけでなく世界のサーモンや北海道のサクラマスを使っていると書かれていた。サクラマスを使った寿司は「伝承」というブランド名で売られていた。300gで2800円であった。通常のアトランティックサーモンを使ったますの寿司は1400円。毎日5本程度しか販売されずほとんど注文で扱われているという。
工場の中からミュージアムから見えるようになっている。
サクラマスだけでは間に合わなくなり,海外のサーモンを使っていると書かれている。
このコーナーでのみサクラマスによるマスの製造が行われている。