東京海洋大の佐々木剛教授(水圏環境教育)の研究室が、岩手県宮古市の小国川で太平洋から遡上(そじょう)し産卵したサクラマスと渓流魚ヤマメとの繁殖行動の動画撮影に成功した。元は同じ種類の魚だが、川から海に出て大きくなって戻るのがサクラマス、川にとどまるのがヤマメ。姿が異なるサクラマスとヤマメの繁殖行動が映像に収められるのは非常に珍しいとされ、佐々木教授は「映像は初めて見た」と驚いている。【鬼山親芳】
3年がかかりで撮影に成功した貴重な映像です。日本生命財団からも支援を受けて業者にも依頼しましたが,かないませんでした。当時の大学院生榎本くんがねばりにねばって撮影しました。