Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

平成三陸大津波レポート2011/03/17海外からの募金開始

2011-03-17 | 地震情報
###に対する返信
Eさん
ご心配をおかけしております。ありがとうございます。何とか家族は無事です。
とにかく,日本は初期動作が甘く,なんでもっと早くやらないのかいらだちを覚えています。
メンツを考えそして慎重し過ぎるのか,こうした事故の対応は大変苦手です。
私の子どもが通った小学校では,新築七年目で4階まで火が燃え上がり,いつ学校生活復旧するかわからない状態です。その他,生徒たちは家も教科書も何もかも失いました。

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BerkeleyのEです。
このたびは、地震、津波、原発とdevastatingな災害にあわれ、お見舞い申し上げます。

ご家族の方々、学校、お友達の方々、ご無事でしょうか?
私は叔母が仙台、いとこがいわき市と郡山にいます。きのう大丈夫だったことを知りました。

こちらでもずっとニュースをstreamingしていますが、もう気がめいってしまいそうです。
日本の方々はほんとに大変な状況です。
どうか、気をポジティブにもってがんばってください。
何ができることがあったらお知らせください。こちらもいろんなかたちでfund risingが始まっています。

平成三陸大津波レポート2011/03/17ソーラートラック

2011-03-17 | 地震情報
###以下に対する返信
M様
現地の人々にとって大変励みになると思います。
どうぞよろしくお願いします。
沿岸部に出るのは,花巻インターから,釜石自動車道の東和インター出口で降りていただいて釜石方面に向かいます。このルートがいいかももしれません。
どうぞご検討ください。
陸前高田市は,高田高校が浸水し新学期のめどが立ちません。
大船渡も大変な被害です。
釜石教会の牧師は,教会が倒壊し現在,神愛幼稚園を拠点に,情報収集の取り組みを始めました。釜石も相当水に浸かりました。
大槌小学校は新校舎が4階まで燃えあがりました。
しかし,被害にあった沿岸一体のほとんどは携帯の電波が届きにくく,各避難所が孤立状態になっています。
宮古も,赤前地区,鍬ケ崎地区など甚大なる被害が出ています。
###
その後、ご無事でしょうか。
今、毎日新聞社、イーソリューション、エコロジーオンライン、そらべあ基金、ソー
ラーシティジャパンなど私がかかわるNPOやメディアにてソーラートラック4t車の支援カーを現地に送る
企画をしています!
被災地でどこが何を求めているかの情報を集めています。
まだ岩手でしょうか。4t車の通れるルート(毎日新聞社の協力があるので車両許可もとれるかも)
最も必要なもの、場所など情報あればください。ソーラートラックなので、晴れていればかなりの発電量があります。
Mより



ピーターさんからのメールへの返信

2011-03-17 | 地震情報
Dear Peter
Than you for your concerning.
We are fine, but many children lost parents and houses.
Tsuyoshi(Yoshi)

On 2011/03/17, at 4:38, Peter Neill wrote:

Dear Tsuyoshi, I was very relieved to hear that you and your family have survived the terrible events in Japan in recent days. We have watched with dismay. We have also watched the way the Japanese people have responded to this catastrophe and it is inspiring. My wife and I were very concerned as we remember that your home was directly in the center of the disaster area. We send our joy that you are all safe. Please let me know if there is anything we can do to assist. Best wishes, Peter.

Peter Neill

平成三陸大津波レポート2011/03/17高校生への支援要請

2011-03-17 | 地震情報
I先生
被災地への支援につきまして,状況をお知らせします。
多くの高校3年生が困っているようです。
家も文房具も失い,入学のための資金もなくしているかと思います。
また,2次試験後期を受験できなくなっている可能性もあります。
被災者への特別措置として,
1被災者のための特別試験,
2授業料入学料の減免,
 などが考えられます。また,家を失った家族がいますので,
3寮の優先的な入学,
4生活費の一部負担などが考えられます。
 さらに,被災地への通信手段が無いことから情報を徹底するために,
5合格者,あるいは受験者に対して上記事項を連絡するために被災地を訪問し合格者,受験者に連絡する必要が生じるかもしれません。(私が担当しても構いません)
 また,在校生でも気仙沼出身者もいますので,
6在校生への支援が必要でしょう。

どうぞよろしくお願いします。

平成三陸大津波レポート2011/03/17

2011-03-17 | 地震情報
###に対するY様の返信
私は今はNHKのニュースを見るしかありません。かなり情報に落差があります。
何かできることを具体的に考えさせてください。
今日がいちばん寒くて、明日から少し暖かくなるよう祈ります。
###
Y様
メールありがとうございます。
家族は何とか無事でした。
被災地は,電波が全く届きません。
盛岡に来て受信しています。
被災地までは盛岡から車で120kmあります。
ガソリンが不足しており,1000円分と制限されています。
現在もガソリンを詰めるために並んでいますが,9時半の開店に200台ならんでいます。
一昨日は6時間待ちでした。
今日は冷え込み,マイナス5度です。多くの被災地の避難所には十分な暖房設備や毛布が十分にありません。
昨日訪れた県立山田高校の体育館は1000人以上が避難しています。
山田町は壊滅状態です。国道沿いの商店街は跡形もありません。

避難所生活者早期対応を!

2011-03-16 | 地震情報
避難所生活者早期対応を!
ご意見・ご要望 :菅直人首相様
公務員宿舎 1000戸余提供 3月15日 14時14分
NHK「財務省は、被災者の住宅を確保するため、東北や関東などにある国家公務員の宿舎を1000戸余り、無償で提供する方針で、入居を希望する場合は、自治体へ問い合わせるよう呼びかけています。」この記事を見て早速,自治体に問い合わせたところ,「そのような話は国の財産なので国に聞け」地方財務事務所に問い合わせをしたところ,「宿舎は提供するが後は自治体に問い合わせよ」とらちがあきません。

国と自治体との連携がうまくいっていない典型例です。現場では,一刻も早い具体的な対応が求められています。市町村は壊滅状態です。何とか,国としての強いリーダーシップを発揮できるようなシステムを作りあげていただけないでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。

記事
公務員宿舎 1000戸余提供
3月15日 14時14分
財務省は、被災者の住宅を確保するため、東北や関東などにある国家公務員の宿舎を1000戸余り、無償で提供する方針で、入居を希望する場合は、自治体へ問い合わせるよう呼びかけています。
財務省は、地震や津波で住宅を失った被災者向けの臨時の住宅として、国家公務員の宿舎のうち入居者がいない空き室を無償で提供することにしています。入居できる空き室は15日時点であわせて1065戸で、内訳は▽北海道で153戸、▽青森県で39戸、▽秋田県が37戸、▽岩手県で22戸、▽宮城県で232戸、▽福島県で7戸、▽茨城県で80戸、▽千葉県で392戸などとなっています。財務省は、これらの情報を被災地の自治体を通じて提供しており、入居を希望する場合は自治体へ問い合わせるよう呼びかけています。

平成三陸大津波ー大槌町の状況ー

2011-03-15 | 地震情報
この週末,家族の捜索のため東京から軽自動車を運転し21時間ノンストップで現地に入りました。

 地元大槌町で津波の被害に会いました。家屋は跡形もなくなりました。避難所が一杯で食糧、水、燃料が不足しています。手洗いも出来ず、いつ伝染病が発生してもおかしくない状態です。当然着替えはありません。また,避難所か10箇所以上に分かれ山間部にあり,携帯もつながらないため安否の確認が思うようにできていません。

 以下は,子供たちが話した津波の様子です。「授業中に地震にあい,縦横に大きく揺れた。校庭に集合し避難所のある高台に向かっている最中に津波が襲ってきた。移動してから10分後だった。海が渦を巻いて川をさかのぼってきた。川の堤防から,たこ焼きのプレートからあるれるように水が押し流されてきた。2,3回繰り返して,最後に大きな波が来た。直ぐに,コンビニに火がついた。火がどんどん燃え広がり,車が浮かんで火が燃え移ると爆発が始まった。床が木でできている音楽室が燃えていた。学校は4階まで燃え広がった。」

 学校の先生たちは、避難所の子供達の親かわりとなって、世話をするだけでなく、炊き出し、トイレ掃除、病人の介護等をしています。かなりの負担であり、いつ倒れてもおかしくない状態です。先生の多くは、まだ家族と会うことが出来ていません。

 また、街の中心部はがれきとへドロで埋まり、街は跡形もありません。学校、病院、役場等重要施設が機能しない状態です。大槌町に限らず三陸沿岸地域が甚大な被害を受け、沿岸各市町村の復旧は当面難しいでしょう。

 4月から新学期が始まりますが、いつ再開出来るのか全くわかりません。沿岸部はリアス式で海と山が近く、平地が限られています。仮設住宅や仮説の学校を建設するための平地は現地には少ないのです。また、津波の被害の少ない近隣の市町村に移動するためには標高600m以上の峠を超え車で1時間以上かけなくてはいけません。県庁所在地の盛岡と沿岸部は,峠を2,3越えなければならず,車で2時間以上かかり,被害の重大さが思うように伝わっていかないのも事実です。

 一刻も早い復興を願っています。しかし、人口が少ない上に子供とお年寄りが多く自力での復興には相当の時間がかかるでしょう。被害の少ない内陸部の市町村が被災者の受け入れを表明していますが、移動手段がなく新しい土地で生活するための資金もなく外に出る避難者は少ないようです。

 先生たちの負担軽減と,子供たちの学習環境を一刻も早く改善出来ればと強く願っています。


「毎日DO!コラボ」にて里海教育の講演を実施

2011-03-07 | 里海探偵団
里海教育とは何か?それは,だれでも身近な海と感じ海を思う気持ちを持つこと,海は大切な存在であり,私たちになくてはならないものであり,私たちが積極的に関わることで,海が豊かになる,そして海からの恵みをありがたくいただく。これが私の考えている里海感である。

問題なのは,身近な海が遠のいていることだ。私の身近な海は東京湾だ。いつも気にかけて生活している。シャンプーは使わない。若潮石鹸である。リンスの代わりに食酢を使っている。また洗濯も当然,若潮石鹸である。ただし,恵みをいただくために大事にしようという気はあっても,東京湾の海の幸はなかなか手に入らない。

東京湾でなければ,地物を購入する。先週は,静岡のマアジを2匹購入して,自分で下ろして酢漬けにしていただいた。今週は,三陸産の毛ガニだ。地物をいただきながら,自然の恵みに感謝する。そして,自分の日頃の海へのいたわりへのごぼうびとしている。次世代のため,海の恵みが永遠に維持されることを願わずにはおられない。


以下に毎日新聞の記事を引用する。

毎日Do!コラボ:里海との共存テーマに開催 /東京

 企業の環境やCSR担当者が環境問題について話し合う「毎日Do!コラボ」が3日、千代田区一ツ橋の毎日新聞社で開かれた。テーマは「里海との共存」。海洋での環境教育、海の生物多様性、海洋生物による二酸化炭素吸収(ブルーカーボン)などをめぐって話し合った。陸での保全活動とは異なり企業のCSR活動の分野として未開拓な「里海保全活動」に参加者も関心を高めていた。

 東京海洋大海洋政策文化学科准教授の佐々木剛さんは、里海とは身近で人とともにあり、恵みを与えてくれる海だと定義。そのうえで「戦前は『水産』という授業があったように、日本人は海を食料の供給源として捉えていた。しかし現在は身近に海が感じられない時代で、子どもたちが身近な海で体験を積んで海を考えることが大切だ」と話した。

 認定NPO法人「海塾」代表理事の榎本茂さんは「日本は沿岸水域が広い国で、ブルーカーボンによる二酸化炭素吸収を高めるためにもきれいな海が必要だ」と話し、東京湾岸の都の下水処理場が大雨のあとに未処理の下水を流している実態を指摘した。また、豊洲の運河の生物多様性護岸での清掃やカルガモの巣作りなど海塾の活動について説明した。

 会場からは千葉県木更津市で漁師をしながら環境教育をしている金萬(きんまん)智男さんが昔の漁師が使っていた打瀬(うたせ)船を復活させて藻場のエビやカレイが取れる豊かな海をよみがえらせたいと希望を語った。【須藤晃】(毎日新聞平成23年3月4日付け朝刊)

港区港南中学校での講演会を開催しました。

2011-03-02 | 水圏環境教育
港区港南中学校にて,貴重な時間をいただき,水圏環境教育の説明と運河学習の成果と課題について説明をさせていただいた。

現場の声として,ラーニングサイクル理論が普段の授業でも応用できそうであり,ぜひ,参考にしたいとの複数の回答を頂いた。

ただ,問題解決学習は学年間の差があり,中1を対象とした場合は,決して良い成果が現れない。したがって,中1では知識の習得が重要であるとの港区内研究会の結論に至っているという。

確かに,今回の運河学習では,クラス全員の心をつかむ事は大変難しいことがよく分かった。

今後,現場の先生方と協力し,教育実践研究を進めたい。