なあんだ、、、3箇所とも、、、
同じ様に電圧が出ているので、、、レギュレターの不良じゃない???
って、、、いう判断で進めてしまうところでしたが、、、
抵抗の測定もして、、、みます。。。
ジェネレーターの抵抗の測定はこの図の様に測ります。。。
抵抗、、、
自分のテスターの特性は、、、テストリードに0.4Ω程の抵抗がありますので、、、
ジェネレーターコイルの抵抗値プラス0.4Ωを足した値で見ないとだめなので、、、
マニュアル値が0.4~1.0Ωですので、、、
1.5Ω、、、
3箇所とも、、、ま、、、OKのようです。。。
3箇所とはここの抵抗です。
もう一箇所、、、
ここは、、、
ステーターコイルってエンジンにアースされていない状態、、、 絶縁 されているので、、、
抵抗があっては、、、
ならないのですが、、、
あれッ、、、おかしいです。。。
無限大のはずですが、、、
あります。。。
ということで、、、ここまでの検査で重病の可能性が出てしまいました。
とりあえず生きているレギュレターに交換して、、、充電電圧を測定しても、、、
充電はされませんでした。。。
これで、、、難病確定のようです。。。
ステーターコイルが焼けてしまって、、、焼けた部分がアースに落ちている模様です。。。
やっぱり。。。
ここが、、、
焼けていました。。。
ジェネレーターコイル単体で測ると、、、0.9Ω、、、
先ほどレギュレターのカプラーで測った時で1.5Ω、、、
ハーネスやカプラーを通ったりしてますので、、、値に違いが出ますが、、、
ここは抵抗が出ちゃ行けないところで、、、
無限大じゃないとダメな所です。。。
ですので、、、新品のステーターコイル&レギュレターに交換をして、、、
元通りに、、、組み付けて、、、
充電電圧、、、14.3V !
修理完了 ! になりました。。。
焼けてしまったコイルでも、、、無負荷充電電圧が50V以上も出ていたので、、、惑わされてしまいましたが、、、
こんな事例もあるので、、、
診断力、、、判断力、、、を高めないと、、誤診をしてしまいます。。。
誤診、、、自分の時間を無駄にしてしまうのももちろんですが、、、お客様にも迷惑をかけてしまうので、、、
バイク修理、、、難しいですねえ。。。
まだまだ、、、かな。。。
ステーターコイルの不良による充電不良、、、
あまり無い故障ではありますが、、、たまにはアリ、、、ます。。。
老メカは、、、今年2台、、、メカイトウもこの前1台修理していましたので、、、
絶対に壊れない! 焼けない! という物でもなく、、、
でも、、、壊れてほしくないですよね。。。
老メカの通勤車の400もステーターコイルが焼けた事が、、、2回ありましたねえ。。。