キャブレターのお仕事です。
1年以上も放置してしまうと、、、
キャブレターも正常に機能しなくなり、、、ガソリンが勢い良く漏れてしまったりいたします。
キャブレター内部のフロート関係の動きが悪くなってしまった様ですので、、、
取り外して、、、
オーバーホールする事になりました。。。
フロートチャンバーを開けると、、、
チャンバー下部には緑色に変色したガソリンが、、、
フロートは固着して外すのが困難な状態で、、、
ジェットの通路も詰まっていました。。。
なので、、、全部外せる所は外して、、、キレイにいたします。。。
特殊な液体に漬けて、、、汚れを落として、、、その後キレイに洗浄、、、エアーガンで通路もお掃除して。。。
で、、、その間に、、、部品を取り寄せて、、、
今回はジェットは交換いたしません。
フロートバルブとパッキン類、、、フェール、バキュームのホース、、、そしてインレットマニホールドを。。。
インレットマニホールドですが、、、ヒビが入ってきていますので、交換いたします。
このヒビは、、、その後はクラックへと育ってしまいますので。。。
キャブレター本体とジェット類は、、、
キレイにないましたので、、、
組み付けていきます。
このキャブレターは、、、まわりに付属品が多く付いています。。。
キャブヒーターは全部で3個も、、、1個が30ワットと書いてありましたので、、、作動時は90ワットの消費電力です。。。
スロットルポジションセンサーも、、、
キャブの下部にはフェールカットソレノイドバルブもあります。。。
取り付けて完成です。。。
最近のバイクはほとんどがフューエルインジェクションシステムで燃料の供給をしていて、、、
キャブレターのバイクはもう、、、絶滅危惧種になっていまね。。。
排出ガスの規制が厳しくなって、、、それに対応する為にはフューエルインジェクションシステムでコントロールするしか、、、仕方が無いのかもしれませんが、、、
このバイクの場合は、、、
マフラーには触媒が入っていて、、、
排気ガスをマフラー内で燃やす為に二次空気を入れてやったり、、、
スロットルポジションセンサーは汚い排気ガスが出にくい点火時期にする為に、、、
フェールカットソレノイドバルブは、、、減速時などガソリンが必要ない時に作動させて供給を遮断し、、、排気ガスをキレイにしています。。。
などなど、、、いろいろと対策して規制をクリアしていました。
が、、、キャブレターのバイクは、、、もうクリア出来ないか???
バイクの排出ガス規制は、、、
1998.10.1 平成10年規制が初めて導入されました。。。
この時の規制で、、、2サイクルのバイクはほとんどが絶滅してしまいました。。。
小さなスクーターは2サイクルエンジンでしたが、、、規制をクリア出来ないので4サイクルエンジンに移行しました。。。
例えば、、、H社のバイクだと、、、2サイクルエンジンのバイクは、、、
CRM250AR 1998
ライブディオ 2001
が、最終モデルで、、、生産終了になりました。
そして規制をクリアして登場したのが、、、50ccスクーターだと、、、
TODAY 2002
50ccスクーターも4サイクルに。。。
2006.10.1 平成18年規制に移行します。
TODAY FI 2007
この規制に対応する為にTODAYもフューエルインジェクションシステムになってしまいました。。。
2016.10.1 平成28年規制に移行しました。
この28年規制に合わせて、、、昨今は新型車が発表になったり、、、規制がクリアできない旧型車は生産終了になったり、、、しています。
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