かっこいいエンジンですよね。。。
前から、、、後ろからもマフラーが出ている。。。
2サイクルのエンジンのマフラーって、、、エンジンの性能に大きな変化を与える大事な部品のひとつで、、、
その性能の変化を、、、さらにコントロールする事で、、、低回転から高回転まで高性能にする事ができます。。。
それが、、、
SAEC スズキオートマチックエキゾストコントロール (サービスマニュアルにエキゾーストではなく エキゾスト と書いてありました)、、、というデバイスで、、、
排気ポート直後にサブチャンバーを設け、、、回転数に応じてバルブを作動させる構造です。。。
故障依頼の、、、排気バルブが開閉しない、、、アクチェーターモーターが作動しない?のでは、、、
ですが、、、
作動させるにはアクチェーターモーターで動かしていますので、、、
モーターが動かない事には、、、排気バルブが動かないので、、、
サービスマニュアルに沿ってモーターの点検をします。。。
点検方法は簡単でした、、、
バッテリー電圧をモーターの配線に直接入れて、、、作動確認をする、、、
そして+、-を入れ替えて逆回転をテストする、、、で、、、
その通りに進めると、、、
結果はOK! 排気バルブは作動しました。。。
モーター不良ではなかったので、、、アクチェーターモーターはOK!
次のテストに進みます。。。
アクチェーターモーターを作動させる為には、、、テールカウル内に、、、
アクチェーターコントロールユニット、、、というブラックボックスがひとつあり、、、
そちらの点検をいたします。。。
こちらもサービスマニュアル通りにすると、、、
各配線の導通、抵抗値の測定をする事で、、、ブラックボックス内の各電子部品の点検が出来、、、ユニットの良否の判断が出来るのですが、、、
点検の結果は、、、
あらららら、、、×の部分がたくさんあります。。。
モーターはOKでしたが、、、コントロールユニットがNGでした。。。
内部の電子部品に不具合が発生している模様です。。。
という事で、、、故障の原因は、、、アクチェーターコントロールユニットでした。。。
点検の前にこの両部品は、、、新品の在庫は前もって調べていて、、、
もちろん販売終了になっていました。。。
老メカが期待していたのは故障の原因は、、、アクチェーターモーターとアクチェーターコントロールユニットをつなぐワイヤーハーネスの接触不良や断線で、、、
配線なら治せる、、、かな。。。
でしたが、、、
ブラックボックスでは手が出せないので、、、この結果はそのままオーナー様にお伝えして、、、先に進む事にいたします。。。
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