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昭和のバイクのお仕事。。。6。

2018年12月15日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

強敵キャリパーの分解が出来ましたので、、、

 

 

 

 

ここからは洗浄、組み付けをいたします。。。

 

 

 

 

 

ここまでして、、、オーバーホールをするのも、、、

 

 

 

 

新品の部品が販売終了になってしまっていますので、、、

 

 

 

 

リペアをするのですが、、、

 

 

使うのは本体、、、ボディだけになります。。。

 

 

 

 

中身の部品は全部新品を使って、、、

 

 

 

 

組み付けいたします。。。

 

 

 

 

このキャリパーも、、、

 

 

 

 

生まれてから、、、そのまま、、、今まで使われていたんだと思いますが、、、

 

 

 

 

今回のリペアで、、、また、、、本来の性能のブレーキに近づいたと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

外観もペイントをキレイにすれば良かったですかね。。。

 

 

っていうか、、、新品が欲しかったですね。。。

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

↓ この部品は、、、キャリパーのピストンシールとダストシールなのですが、、、

 

 

上左使用済ピストンシール  上右使用済ダストシール

下左新品ピストンシール    下右新品ダストシール

 

 

です。。。

 

 

 

 

この使用済と新品を重ねて比べると、、、

 

 

 

 

ピストンシール(左)はそれ程違いはありませんでしたが、、、

 

 

ダストシール(右)は大きさが違っていました。。。ひと回り近くも。。。

 

 

これは、、、長年の使用で伸びてしまったんだと思われます。。。

 

 

ブレーキのゴム部品って、、、油脂や薬品に弱い部品で、、、

 

 

たとえば、、、灯油などに浸してしまうと、、、すぐに伸びて、使えなくなったりいたします。。。

 

 

アブラ汚れを落とす為に、、、石油系の液体(灯油やガソリンなど)で洗ったりするのは厳禁です。。。

 

 

フロントフォークのオイル漏れを放置すると、、、フォークオイルでキャリパーがやられちゃう事も。。。

 

 

 

 

 

ですので、、、キャリパーやマスターシリンダーの組み付けの時に使うグリスは、、、ブレーキ専用のゴムを犯さないラバーグリスを使うんです。。。

 

 

ブレーキレバーの組み付けに使うグリスも、、、シリコングリスが指定されていますよね。。。

 

 

間違ってベアリングやシャシー用のグリスを使ってブレーキのゴム部品に付着すると、、、ゴムが伸びて使えなくなってしまうこともありますので、、、ブレーキ廻りにはゴムを犯さないグリスが必須になります。。。

 

 

 

 

 

 

 

前回のこのバイクの記事のキャリパーの分解にてこずっていたのは、、、

 

 

 

 

 

ダストシールが伸びてしまって、、、キャリパー本体に嵌る溝の中で体積が大きくなってしまったからで、、、なのでピストンが締めつけられて、分解がなかなか出来ませんでした。。。

 

 

溝には汚れやサビもありましたので、、、さらに。。。

 

 

ピストンの動きが悪いって事は、、、ブレーキの効き具合、引きずり、ブレーキ鳴き、、、等、、、症状として起こります。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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キャリパーのサビ (life with bike)
2020-05-24 00:17:59
私も15年使用のキャリパーをオーバーホールした時に、キャリパー本体、スライドピンの付近部分のステー等がブレーキパッドの固着や、鉄の腐食等が見られたので、コンパウンドで綺麗に磨いて無事に取り付けました。
そしてしばらくしたら、磨いた部分が錆びていました。ブレーキパッドの固着が水分から保護していた様です。(笑)
また熱強度の為かアルミを使用していないので、腐食に弱い様です。
今思えば、ホイール用の強度の高い塗料で塗装すれば良かったなぁと思いました。
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Unknown (老メカ)
2020-05-24 09:31:37
life with bike 様
ブレーキの部品って超過酷な環境で、そして一番重要なお仕事をしています。
定期的な機能点検はもちろん重要ですが、今後に備えての予防整備も必要と考えます。
ブレーキの部品ですからね、最良の方法で手を入れてあげたいですね。
返信する

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