ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ

中心市街地活性化、いよいよ最終

2007-10-14 23:19:00 | 街づくり

補足情報-「中心市街地活性化」の全体像という記事が「中心市街地活性化への道」 ブログにありました、タイミング良く10月15日の記事でしたのでリンクしておきます。

10月13日に桜座のフォーラムに出かけたのですが、甲府市サイトを確認したら甲府市中心市街地活性化基本計画策定委員会の第5回議事録が公開されていたので編集して私のホームページに載せました。議事録を拝読しながら感じた事を次のようなコメントとして書いておきました。

このあたりのご意見を読んでいると、「中心市街地活性化」「まちづくり」「コンパクトシティ」の統一されたコンセプトが無いままに「基本計画」が議論されているように思えます。中心市街地活性化とはどういう事をイメージしているのか、「まちづくり」や「コンパクトシティ」という言葉との関係では何を考えているのか、バラバラです。居住(住みたいまち)と観光と商売の三者関係で何を目指しているのかまるで分からないです。
委員長の発言にあるように、国の方針ではなく甲府市の中心をどうしたいかということが最大課題なので、その軸が見えなくなっている行政の姿は理解できません。補助金獲得のために作る計画なら失敗します。

今回も驚いたのですが、甲府市自治会連合会の会長さんは欠席、これまでの5回全ての会議を欠席されていて代理出席の記録も無いのです。他の委員さん達から事務局に対してこの点についてご意見は無かったのでしょうか。私にとって自治会とは何かという疑問は解消するどころかいよいよ増すばかりです。しかし私の読んでいるのは公開された議事録だけですから会議の全貌が分かるわけではないことは理解できます。私がサポートするNPOの会議で時には議事録をまとめる役目も仰せつかる私としては議事録のまとめ方も理解できます。もしかすると委員や事務局以外からオブザーバーの形で出席されていた方々もおられ、その中に自治会の方もおられて参考意見なども問われている事は想像できます。会議をまとめるというのは大変な仕事ですね。

なお、10月11日には中心市街地活性化協議会の方からのレポートもあったらしいので、ホームページに公開されるのを待って読んでおきたいと思っています。

今回の中心市街地活性化事業の区域については、前にどこかで区域図を見たことがあるのですが手元で探し出せません。JRの北側、朝日通り商店街も含まれていた事を記憶していますし、この議事録でもその話題が議論されていました。事務局からは次のような発言が記録されています。

【事務局】
『朝日通りについては、正直、事務局サイドでも都市計画部会でも議論が出て、やはり形というか、区域としてやはり商店街の通りとそれに付随する30mという 形として一見不自然なイメージを事務局も持っていて、ここについてはどうするかという議論は何回もした。その中でやはり中心商店街というと正直言って、事 務局も百貨店より下のイメージがあるが、今回、商店街の活性化ということと、それが非常に重要なポイントではあるが、やはり居住も含めてということなの で、トータルで考えた。この朝日通りの商店街はやはり南側の商店街に比べて、自分の所でいろいろな努力をしている点が多く見受けられるということもあり、 緑化だけでなく、まち中居住で、商店街の近くに住みませんかというようなPRをする等、いろいろな努力をしているということもあるため、そのような動きを ぜひ下の方の商店街の方々にもつなげていきたいという意味もあり、事務局としては、ここは不自然な形ではあるが残したい。』

「朝日通り商店街の夏祭り」とか、「真夏の夜のジャズストリート」などで書いたように私も朝日通りは好きです。しかし、私は今回の中心市街地活性化プロジェクトは地域を絞り込んでJRの北側は外して南側のみ、東は金手のクランク近傍、西は平和通り沿いの商店街に挟まれた城下町地図にあるような地域で考えるべきと思いました。面積に制約があるなら東はもう少し内側の魚町通りあたりまでで良いかもしません。
甲府駅北口地域は再開発がひとつの計画としてまとまっているはずです。今回の中心市街地活性化は甲府駅南口から県庁、市役所東側地域の問題かと思っています。舞鶴城南のこの地域に徳川時代を映す街の形があるのではないでしょうか。北口地域の武田時代と競い合う甲府の文化を発信するまちづくりというコンセプトで中心商店街とその周辺を歩いて楽しい街に再生することが大切だと思っています。地元のお客様で賑わい観光客も見逃せない県産品生鮮食品市場、そんなものがあったら良いです。