2007年10月18日の入札結果が19日の朝日新聞山梨版や毎日新聞山梨版で報じられていましたが、25日に甲府地裁が売却許可を決定したことが UTY ニュースやNHK山梨で報じられました。
『落札した不動産関連会社は不動産や企業の事業再生で定評があるリサ・パートナーズの関連会社「渋谷オーツー」』(10月19日の朝日新聞記事) ということで、リサ・パートナーズのホームページが見つかりましたが、「渋谷オーツー」の事は分かりませんでした。しかし、同じ朝日新聞の記事で、『98年に設立されたリサ社は東証1部上場企業で、東京都心のオフィスビルのほか、大阪・難波の新歌舞伎座や那覇市の名物映画館跡地など有名商業施設を各地で取得している。改装をして、稼働率を向上させている。リサ社の関係者は「グランパークも設備面で必要な手入れを行うほか、空いているフロアを集客力のあるテナントで埋める」と話している。』 とかなり詳しく分かります。
グランパークは1997年11月に県内最大規模の複合商業施設としてオープン。地域活性化を目的に国、県、甲府市が補助金を出し、総事業費約69億円をかけてつくられたものです。2006年06月13日に「舟券場誘致、継続審議」の記事を書いた時に、やはり朝日新聞の記事を参照して記録していました。最低売却価格は4億4800万円で、入札したのは「渋谷オーツー」(東京都)のみ、16億8000万円で落札された(毎日新聞 10月19日記事)ということです。落札価格を総事業費と比べてよいのかどうか判りませんが、凄腕の企業が県都甲府市の国道20号線沿いにあるこの不動産にどのような価値を見たのか、このあたりの情報に詳しいと思える朝日新聞さんに、是非ともフォローをお願いしたいです、それは中心市街地活性化にも結びつく大きなヒントがあるかも知れません。多額の税金が投入された再開発事業ハコモノが地場企業では無い民間企業の手に移ったというのは、いわば「民営化」にも似ている訳でしょう?(^o^)
国母交差点の渋滞でグランパークが問題だと書かれている記事を読んだことを思い出しますし、私は二三回しか訪問していませんが、あの周辺の昭和通りから国母通りに抜ける裏道などは醜いという印象を抱きました。周辺インフラの整備に再び税金を投入するという状況は既に期待されているのかも知れません(^o^)