2023.12.15 山小屋関係者「間に合わない」 富士登山の条例化 県から具体策示されず 山梨県(YBS山梨放送)
安全な富士登山へ、県と山小屋関係者らによる意見交換会が15日、富士吉田市で開かれました。
意見交換会には山小屋関係者やツアーガイドら19人が参加し、県が規制の検討状況を説明しました。ただ、説明は規制に向けた関係者との意見交換の内容を報告するにとどまり、登山者数の上限や登山できる時間帯など規制の具体策については、検討中としました。
一方、山小屋はすでに来シーズンの予約が埋まってきているとし、出席者からは「予約客に規制状況を説明できない」「もう間に合わないのではないか」などとする声が相次ぎました。
県は「慎重かつ早急に検討を進めていきたい」としています。
安全な富士登山へ、県と山小屋関係者らによる意見交換会が15日、富士吉田市で開かれました。
意見交換会には山小屋関係者やツアーガイドら19人が参加し、県が規制の検討状況を説明しました。ただ、説明は規制に向けた関係者との意見交換の内容を報告するにとどまり、登山者数の上限や登山できる時間帯など規制の具体策については、検討中としました。
一方、山小屋はすでに来シーズンの予約が埋まってきているとし、出席者からは「予約客に規制状況を説明できない」「もう間に合わないのではないか」などとする声が相次ぎました。
県は「慎重かつ早急に検討を進めていきたい」としています。
2023.12.14 事実上の“開業遅れ” リニア開業時期を2027年以降に変更 山梨県(YBS山梨放送)
リニア中央新幹線について2027年の開業を目指しているJR東海は14日、開業時期を「2027年以降」に変更したことが分かりました。JR東海はこれまでも4年後の開業について「困難」との認識を示していましたが事実上、開業の遅れを示した格好です。
JR東海は14日、国土交通省で会見を開きリニア中央新幹線の品川ー名古屋間の建設工事を巡り国に設備や車両についての認可申請を行ったことを報告しました。申請ではこれまで「2027年」としていた工事の完了予定を「2027年以降」と変更しました。
理由についてJR東海は静岡県が懸念を示す南アルプストンネル工事の着手の見込みが立たないことを挙げています。
南アルプスのトンネル工事を巡っては静岡県の川勝平太知事が静岡工区の着工を認めおらず、13日も部分開業を主張するなど議論は平行線をたどっていました。
JR東海は2020年7月に金子慎社長(当時)が「2027年の開業は困難」との認識を示して以降、開業時期について繰り返し「見通せない」としていましたが初めて公的な資料で開業の遅れを示した格好になります。
開業の遅れについてリニア山梨県駅周辺の地権者は「知事が代わるたびに駅周辺の整備方針が変わり地元が振り回されてきた。これ以上いろいろ変わる前に開業してほしい」としました。
また、長崎知事は開業時期の変更について、「JR東海には少しでも早い開業を目指して地域の理解と協力が得られるよう、しっかりと取り組んでいただきたい」と注文を付けました。
リニア中央新幹線について2027年の開業を目指しているJR東海は14日、開業時期を「2027年以降」に変更したことが分かりました。JR東海はこれまでも4年後の開業について「困難」との認識を示していましたが事実上、開業の遅れを示した格好です。
JR東海は14日、国土交通省で会見を開きリニア中央新幹線の品川ー名古屋間の建設工事を巡り国に設備や車両についての認可申請を行ったことを報告しました。申請ではこれまで「2027年」としていた工事の完了予定を「2027年以降」と変更しました。
理由についてJR東海は静岡県が懸念を示す南アルプストンネル工事の着手の見込みが立たないことを挙げています。
南アルプスのトンネル工事を巡っては静岡県の川勝平太知事が静岡工区の着工を認めおらず、13日も部分開業を主張するなど議論は平行線をたどっていました。
JR東海は2020年7月に金子慎社長(当時)が「2027年の開業は困難」との認識を示して以降、開業時期について繰り返し「見通せない」としていましたが初めて公的な資料で開業の遅れを示した格好になります。
開業の遅れについてリニア山梨県駅周辺の地権者は「知事が代わるたびに駅周辺の整備方針が変わり地元が振り回されてきた。これ以上いろいろ変わる前に開業してほしい」としました。
また、長崎知事は開業時期の変更について、「JR東海には少しでも早い開業を目指して地域の理解と協力が得られるよう、しっかりと取り組んでいただきたい」と注文を付けました。
2023.12.12 富士山登山鉄道構想 反対の有志団体が計画中止など求める要望書提出 山梨県(YBS山梨放送)
富士山登山鉄道構想に反対する有志団体が、県や環境省など6つの機関に、計画の中止や構想を認めないよう求める要望書を提出しました。
要望書は12月10日付で、「鉄道の敷設は自然環境を大幅に破壊する」などと指摘。法政大名誉教授で団体の代表世話人の村串仁三郎さんは「構想は観光重視で環境保全を軽視する計画だと感じる。引き続き反対運動を行っていく」としています。
富士山登山鉄道構想に反対する有志団体が、県や環境省など6つの機関に、計画の中止や構想を認めないよう求める要望書を提出しました。
要望書は12月10日付で、「鉄道の敷設は自然環境を大幅に破壊する」などと指摘。法政大名誉教授で団体の代表世話人の村串仁三郎さんは「構想は観光重視で環境保全を軽視する計画だと感じる。引き続き反対運動を行っていく」としています。