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富士山 安全な登山へ対策検討する会議・県庁と富士吉田市

2023-12-15 20:00:00 | 産業・社会
2023年12月15日 富士山 安全な登山へ対策検討する会議 進捗状況に懸念の声(NHK山梨)
 山梨県は、富士山の安全な登山の実現に向けて地元の事業者などと対策を検討する会議を開きましたが、参加者からは検討の進捗状況を懸念する意見が出されました。
 山梨県は、富士山の安全な登山を実現しようと登山者数の規制などを含めた対策を検討していて、来年の夏山シーズンに向け、ふもとの自治体や山小屋、それに登山ガイドなどとことし10月から意見交換を行っています。
 15日は富士吉田市で2回目の会議が開かれ、県の担当者はこれまでに夜間など一定の時間帯では山小屋の宿泊者以外の登山を制限してほしいとか、弾丸登山を抑制してほしいなどといった意見が寄せられていることを説明しました。
 これに対して出席者からは登山の規制や制限を行う具体的な方法を早急に示すべきだとか、山小屋ではすでに来年に向けて旅行会社の予約が始まっていて、現在の検討状況では来年の夏山シーズンに間に合わないなど、検討の進捗状況を懸念する意見が出されました。
 会議のあと、富士吉田市案内人組合の小山田俊夫組合長は「県から具体的な方策が示されるかと思ったが、ほとんど検討が進んでいないことがわかりがっかりした。お客さんの身を守るために自分たちでも対策を考えていきたい」と話していました。
 一方、県世界遺産富士山課の笠井利昭課長は「現場が困惑している状況なので、早急に対策を検討したい」と話すにとどまりました。

これまでメモしていた2023年12月15日までの報道記事をブログ掲載しました。山梨県庁と関係自治体からの記事は後日に整理しておきたいと思います。

富士山5合目の一部を入山規制〔産経新聞〕

2023-12-15 08:00:00 | 産業・社会
2023.12.20 産経新聞 富士山5合目の一部を入山規制、道路法の適用除外
 山梨県の長崎幸太郎知事は20日の定例会見で、来年7月の富士山開山に向け、山梨側からの「吉田口登山道」の5合目の一部を道路法の適用除外にして、入山規制をかけることができるようにすると正式に発表した。5合目登山口に登山者規制のゲートを設置し、時間帯と登山者総数で規制をかけるほか、通行料を徴収する。

 長崎氏は「5合目での(入山)規制で、今夏に大問題となった頂上付近での過度な混雑を避けていきたい」と説明した。

 今年の富士登山シーズンには多くの登山者が殺到。特に山小屋に宿泊せず、夜通しで頂上を目指す「弾丸登山」が多く、これにより山頂付近では大渋滞と深刻な混雑、登山道での仮眠やたき火などのマナー違反が相次いだ。
【中略】  
 県としてはこれまでも弾丸登山者をなくすための規制を検討してきたが、県道である登山道が「一般交通の用に供する道」と定める道路法が適用されることから、混雑などを理由として規制をかけることはできなかった。

 そこで5合目のロータリー付近から「泉ケ滝」の間の登山道を道路法の適用外の県有地とする。これによって、県の判断でこの場所の登山者の通過に対し、一定の規制をかけることができるようになる。

 規制ゲートを設置し、弾丸登山対策として午後4時から午前2時は通過できないようにするほか、1日当たり通過者が4000人を超えた場合、ゲートを通過できないようにする。

 多くの山小屋宿泊者は午後4時以前にこのゲートを通過することが一般的な中で、宿泊予約をしている登山者については例外的に午後4時以降でも、4000人の上限に達した後でも通過できるようにする。

【最後の記事です】
 このほかゲート通過者からの通行料徴収、安全誘導員やガイドに指導権限を与えることなどの総合的な安全確保対策の条例を、来年の2月の県議会に上程し、来年の7月の開山までに、これらの規制を実施できるようにする考えだ。
知事記者会見(令和5年12月20日水曜日)
 富士登山における総合安全確保対策(骨子案)について
 この説明が報道記事内容と一致します。
富士登山における総合安全確保対策(骨子案)
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 記者会見では記者からの質問と知事ご回答が多数掲載されています。
この対策案が実施されるのは2024年の富士登山開始からです。その前から富士登山新システムを海外の人々を含めて公表・説明と思います。