遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

梅雨の晴れ間フライト

2012-06-23 23:03:53 | PARAGLIDER
久しぶりに獅子吼エリアでフライトできました。

パラグライダーは前から向かい風が入らないと離陸できないんです。だから、普通「追い風が吹く」というと順風満帆でいいことな感じですが、スカイスポーツでは最悪のコンディションです。獅子吼エリアでは南西から西、そして、北西が向かい風で、東から北東、そして、北が追い風。南東は追い風なんですが、白山系の山々がブロックしてくれるので、よほど強くなければ飛べます。むしろ絶好のフライトコンディションになります。地形という要素と気圧配置や直近の風向風速の傾向、そして、経験がフライトコンディションを予想するのに不可欠なんですよ。それゆえ、ホームエリアを持つことと高い意識を持ってそこで経験を積むことが大切なのですな。

てなわけで、今日は北風予報・・・と・べ・な・い・・・はず。でも、十分に弱いので前から入る熱上昇風で飛べました。こういう時は荒れてつらいコンディションになるんですが、荒れ方はたいしたことなくて、そこそこのコンディションでした。まあ、暴れる翼を抑えるのに疲れましたが・・・。w
一番良かったのは3本目のフライトでして、北高圧線手前でけっこういい感じの上昇風を捕まえて高度を上げて・・・海抜800M越えたあたりで上昇スピードが上がりだして、直上を見ると絶賛発達中の積雲さんの濃い灰色の底が! 慌てて逃げ出しました。昔のと違って、今のEN-D機は不用意に雲底に付けると雲に吸い込まれます。逃げられない。滑空性能がいいので降ろす方がめんどくさいのだ。てなわけで、チキンになって本日絶好の上昇風からあえなく撤退。正直、今日はEN-C機の方が楽しめたと思う。O先生の新鋭機C4は反則だ!w
それはともかく今日は一度も翼を大潰れさせずに飛んだ自分を誉めてあげますですよ。いつ潰れてもいいくらいのきちゃない形状の上昇風だったですから。おかげでなんだか、翼から風が剥離する時の感覚がわかったような気がします。ばさっと来る前に風が剥がれないようにブレークを操作できてたような・・・「今頃かよ」って突っ込みは無しの方向でお願いします。m(_ _)m

獅子吼エリアは正面に手取川扇状地から日本海を望めるエリアでして、午後遅くがことのほか美しいのですよ。傾いた太陽がきらきらと金色に海を輝かせて、それがピッタリ手取川河口なんですな。川面もきれいに輝いたりするんです。露出をしっかりマイナス補正して、ホワイトバランスを曇りにセットしましょう♪

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 宮崎そば焼酎 雲海
コメント
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