遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

ちゃんと見えてる?

2018-11-25 23:55:27 | たわごと
暖かな日曜日でした。午前中は片町に出てコンタクトレンズを調達しに行ってきました。ワンデイタイプで視力1.5に矯正します。スキーやパラグライディングでは、必要なアイテムです。8月にランディングアプローチを大失敗した時、後で片側のコンタクトレンズがないのに気がつきました。あの衝撃で落ちたのか、なくなっていたから正確な高度感覚を持てなかったのか、今更わかりませんがが、とにかくスポーツで「ちゃんと見える」という要素は絶対的に重要です。
きょうはあたたか あすはもっとあたたか (tenki.jp)
街へコート着て出たんですが、必要ありませんでしたね。手に持って歩いてました。まあ、風邪で薬飲んでボヤァっとしていますから、暑いとか寒いとかどーでも・・・

昨日、大きな地方選が台湾であって、与党が大敗したそうです。
台湾統一選 与党大敗 蔡総統が党首辞任 総統の職にはとどまる (NHK NEWS WEB)
地方選で負けて、党首はやめるけど、総統の職は続けるという、ドイツのメルケル首相と同じ道を歩むことになります。政権基盤は弱体化するでしょう。なるべく早く後継者を探さねばならないでしょう。ドイツとは地政学的環境が格段に厳しいのですから。

この選挙はただの地方選ではなく、いろんな政府方針に関して人々の意見を聞く投票の場でもあったそうです。
台湾、福島など5県の食品禁輸継続へ=住民投票で賛成多数
東京五輪「台湾」名称で参加申請の住民投票は不成立 (NHK NEWS WEB)
台湾 脱原発政策を否定 住民投票で条文失効へ(毎日新聞)
民主主義というのは、多数の意見をとることで物事が決まるんだが、独裁よりずっと意思決定が遅いし、必ずしもより良い方またはより正しい方が選ばれるとは限らない。民主主義による決断は衆愚政治につながりかねないので、代議制っていうのがそれを補完してくれる。つまり政治判断を専門にする人を雇ってしっかりした専門家の判断を取り入れながらやらせれば、もう少しマシに・・・なればいいんだが・・・これはこれでむずかしい。
なにはともあれ台湾は人々に判断を任せてしまった。毎日新聞の記事にどういう項目が選挙民に問われたのか表になってます。福島とその近郊の県産の食品禁輸とか脱原発とか性の多様性の問題とか五輪に「台湾」という名称で出場するのかとか、いろいろです。こういうことを民意に委ねたことが失敗だったんじゃないかなぁ。

女性首相の決断といえば、英国の離脱案はEUと話がついたようです。
EU、英の離脱案を正式決定 緊急首脳会議 (日本経済新聞)
やっぱり政治家は決断してナンボでしょう。こうなったら離脱して失敗があったとしてもEU側にも責任があるってことになります。でも、まあ、懸案となってるアイルランドとの国境問題とかスペインとのジブラルタルの問題とか漁業権とかの諸問題は解決されてません。w
そもそもEUからの離脱を国民に直接問うたところがこの騒動の発端なのです。英国国民の中にはもう一回投票をやり直してくれとのリクエストもあるらしいですけど、何を今更だよな。民主主義政治の本家英国がこういうことやらかすんですから、難しいもんなんですねぇ。

それにしても不安定化する政権がボロボロ出てきて大変なステージに入ってきた感じがします。

本日のお酒:連峰白山
コメント
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