遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

船尾灯(ともしび)

2011-08-23 23:55:10 | 
源左衛門で飲んできました。

刺身はこちと赤いか。別に特別なこともなく、日本海側では美味しそうな白身の魚にイカタコか貝類を組み合わせるのが常道。最初は獅子の里の純米吟醸をいただいたのですが、2杯目に気仙沼の老舗酒蔵「角星(かくぼし)」で、からくも被害を免れた熟成タンクの日本酒をいただきました。アルコール度21度で日本酒度+14という原酒そのままのお酒です。普通ならこのままだとキツ過ぎて出せないので、加水するなりして調整するのですが、この酒はそのまま出したことに価値があります。津波による被害を免れ生き残ったタンクの醪から絞り出された製品。その酒の強さに生き残る強い意志を込めた逸品なのです。美味しいとかどうとかいうのがおこがましいと感じられるお酒ですので、飲んだということだけここに残しておきましょう。その銘を「船尾灯(ともしび)」といいます。

この後、梵のときしらずを飲んで帰るつもりでしたが、店の主人に大阪からのお客さんをまかされてしまいました。おいしいお酒を嗜んでおきたいとのことでした。とりあえず、十代目の純米大吟醸と福正宗の純米吟醸古酒を飲んでもらって一通りの日本酒の楽しみ方の説明をしました。以前に頼まれたフランス人の旅行者と違って、日本人だったので楽でしたけど・・・若い娘さんは緊張したなぁ~。

本日のお酒:獅子の里 純米吟醸 + 十四代 本丸 + 船尾灯 + 梵 ときしらず + 十代目 純米大吟醸 + 福正宗 純米吟醸古酒
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