遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

地震の巣

2011-05-20 22:24:33 | たわごと
今日の4時半に福島県沖、6時頃に茨城県南部を震源とする地震があったそうですね。どちらも大きいところで震度4くらいで揺れたそうです。相変わらず、北陸では揺れないので、twitterのタイムラインを見てると仲間はずれな感じがして・・・・寂しくなんかないんだからねっ!

福島南部から茨城沖なお岩盤にひずみか…米研究(読売新聞) - goo ニュース
もうこの国は地震の巣ですから、そんな情報きいても何とも思いません。記事にあるように「発生時期については明日なのか500年後かは分からない」のですし。

先日、福島の原発で予想されてた巨大地震の確率が0なのに、浜岡が87%なのはおかしいのなんのって話題になりましたが、テレビであのデータをあげて話が出ると、「いつまでたってもデータの見方を学ばない人たちだな」と思います。あの表を見てパッと判断できることは・・・・『判断に使えない』ってことです。破棄すべきです。出しちゃダメです。それで政府のアホさを指摘したいならすればいいけど、前向きの議論をしたければ無視すべきデータであります。
東大の地震研究者が述べていましたが、そもそもいつ地震が起こるのか予測することは不可能と考えていいのではないでしょうか。だからこそ、大地震に対する備えが重要なのだといえるのです。浜岡は地政学的に日本社会の動脈の上に乗っかったカミソリのようなもんです。ちょいと揺れれば、大出血の恐れがあります(風評レベルで)。大きく揺れれば終わっちまいます。そんなわけでやり方はどうあれ、政府があれの運用を止めたのは良かったような気がします。やり方も、まあ、党で議論したりして手続きを踏んだら出来なかったかもしれませんので、しょうがなかったかもしれませぬな。政権が不安定であればあるほど、非常事態にはこういった超法規的な『お願い』や『要請』に頼る局面が増えるんでしょう。

ちなみに、2月に起こったニュージーランドのカンタベリー地震は前年9月に起こった地震の余震だったそうだし、大津波を伴ったスマトラ沖の大地震は下記のように6年間揺れ続けてます(wikipediaより)。東北沖の地震はまだ終わったと思わない方が良いのかもしれません。

2004年12月26日 スマトラ島沖地震 (2004年) 9.1 スマトラ島北西沖
2005年3月28日 スマトラ島沖地震 (2005年) 8.6 メダン南西沖
2007年9月12日 スマトラ島沖地震 (2007年) 8.5 ブンクル南西沖
2009年9月30日 スマトラ島沖地震 (2009年) 7.5 パダン西北西沖
2010年4月6日 スマトラ島沖地震 (2010年4月) 7.8 バニャック諸島付近
2010年5月9日 スマトラ島沖地震 (2010年5月) 7.2 バンダアチェ南南東沖
2010年10月25日 スマトラ島沖地震 (2010年10月) 7.7 パダン南沖

本日のお酒:SAPPORO ホップ畑の香り + 石川麦焼酎 虎の涙
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オーロラという名の酵素 | トップ | 30分でヘトヘト »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

たわごと」カテゴリの最新記事