アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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その後に見た映画

2011-02-08 11:51:35 | 日常
『キングス・ウォリアー』

どんな映画にも「良いところ」ってモノは探せばたいていあるものです。
世間的にはくだらないと言われるB級作品にだってスタッフの情熱を感じる点があったり、出来の悪いシナリオ作品にも美しい映像や音楽が入っていたり。
でもねぇ~、本作には・・・う~ん、なんでこんなDVD買っちゃったんだろう?(^^;)
実のところさかのぼること数年前、個性派俳優ロン・パールマンさんのファンだった私は、彼が出ているという理由だけで本作を買っちゃったんですよね。
でも、本編見たら出番はトータル20分にも満たないほどの少なさ&まぁ~どうでもいいような役・・・。
当時、既に彼は無名ではなかっただけに、おそらくスタッフに友人がいたのか?少しの出番だけどギャラが良かったのか?どちらかの理由だったのでしょう。(超低予算作品だけに、ギャラの線はないかな?)
まぁ~騎士物語のくせして、舞台はず~っと野っ原のみ、しかも昼シーンのみで夜シーンはなし。
キャストは総勢30人くらいかな?パッケージには大軍勢と馬が写っているのですが、そのどちらもなし。(馬に至っては一頭も登場しません。笑)
とにかくどうしようもない作品なのに、エンドテロップ時に「NGシーン」入り・・・ってか、本編そのものがNGでしょ?この作品。(^^;;)
私の言葉がどれほど真実かそうでないか?もしも確かめたくなった方は、ぜひレンタルにてご確認くださいませ。(ただ、本当にどうしようもないゆる~い作品です。)

『マンハッタン無宿』
クリント・イーストウッド主演による、荒野だらけのアリゾナで活躍していた保安官が大都会ニューヨークで逃亡犯を追う!といった、『クロコダイル・ダンディー』的な作品です。(今となっては、『クロコダイル・ダンディー』を知ってる人も少ないかな?)
本作でのイーストウッドは西部劇のガンマンではないものの、やっぱり雰囲気はガンマンそのものって感じでかっこいいです。
話は単純明快ですが、昔のアクション映画ってそういうものの方が多かったんですよね。

『ディフェンドー』
正義のヒーロー「ディフェンドー」が大活躍するアクション映画!と言うと、「まぁ~、よくあるヒーロー映画か」の一言で終っちゃう訳ですが、本作は違いますよ~。
日本では残念ながら劇場未公開の作品ですが、「何故こんなに良い映画を!?」って業界を疑いたくなる、そんな超~掘り出し物の一作です。
ちなみに主人公の「ディフェンドー」君ですが、特殊能力は全く持たない普通の人で、自作のコスチュームにデカデカとつけた「D」のマークだってガムテープで貼付けた物。
武器だって、こん棒・ビー玉、それにハチですよ~。
私もヒーロー物の映画って好きな方なので、「笑える作品」というのは結構ありましたが、ここまで「感動できた作品」って初めてです。
笑える作品を見たい人、感動できる作品を見たい人、どちらにもお勧めできる、これぞ「隠れた名作」です!!!

『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』
バイオレンス映画の巨匠、サム・ペキンパー監督が「自身の最高傑作」と断言したのが本作。
一体、どれほどのバイオレンス作なのか?と思いきや、これが一風変わったコメディタッチの西部開拓時代の物語。
仲間に裏切られた男が復讐を果たすまでの物語ですから、ストーリー的に言えば「典型的な西部劇」なんですが、本作の主人公はかたきを追うんじゃなくて、ひたすら待ち続けちゃうんですよね。
舞台劇的な演出がこれまた面白く、ちょっぴりシュールなエンディングには感動すら覚えました。
ただ、子ども時代に本作を見ても、理解できなかっただろうな~。

『イングロリアス・バスターズ』
クエンティン・タランティーノ監督の映画オタクぶりが、いつものごとく気持ちいいぐらいに満載された作品ですね。
彼の作品を見るたびに、私ももっと大好きな映画から多くのことを学ばなきゃ!って気付かされます。
今回は戦争がらみの作品だし、真面目に作ったのかな~?と思いきや、ちゃっかり笑える演出も入っていて、しかもそのタイミングの絶妙さときたら・・・やっぱり良いセンスしてるなぁ。
ただ本作のDVD、噂には聞いていたものの章仕立てになっている部分のタイトル文字が、字幕と同じ「あじけない文字フォント」というのは確かにいただけないですね。
その部分を改善していただけるのであれば、今後ブルーレイ版への買い替えも検討したいです。(ちなみに、現在発売中のブルーレイ版も、DVD版同様の文字フォント仕様だそうです。)