アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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的を得る派?射る派?

2015-07-24 08:06:52 | 日常
昨日は午前中が雨で、昼前に雨はあがったもののほとんど曇りだったこともあり、気温は27~8度程までしか上がらず、室内では久しぶりにエアコン要らずな1日を過ごすことができました。(外出すると蒸して暑いんですけれどね^^;)

写真は昨日17時45分頃の西の空。
夕焼け空と呼ぶにはまだ早いけれど、雲の陰影がとても綺麗だったので写真に収めました。


こちらはその時間の富士山。
ここ数日は空気が澄んでいるせいか、夏にもかかわらず仕事場からもよく見えてます。

そうそう、つい最近ネット上で「的を得た答え」という文面に対して、別の方が「『的を射た』ですね」と修正しているのを見ました。
私自身も口で言うときには「的を得た」って言うけれど・・・と思いつつ、「的を得た」は間違いなのかどうなのか?調べてみました。

結論から言いますと1982~1997年の間に出版された三省堂国語辞典に「的を得た」は「的を射た」の誤用と書かれていたのだそうです。
他社の辞典にはそういった表記はなかったものの、2000年頃から世間では同じように「誤用」が常識化されていたそうです。(全然知らなかった~。^^;)
ところが、2013年12月に発売された三省堂国語辞典第7版ではこの「誤用」が撤回され、三省堂国語辞典編集者の飯間浩明さんご自身のツイッター上でもお詫び文が掲載されたのだそうです。

ちなみに、この言葉の語源をたどって弓矢で的をうつことで考えた場合、「射る」とは的に向かって矢を放つという意味にあたるため、的の真ん中に矢が当たっていなくとも的に当たってさえいれば「射た」ということになっちゃう。
一方「得た」は的の真ん中に当てることを意味するのだそうで・・・ということは、「的を得る」の方が「的確に要点をつく」って意味においてはより正確と言えるのでは?

ま、とりあえずどちらも同じ意味で使用してOK!ってことで、もっぱら「的を得る」派だった私も一安心。(^^)
とはいえ「ぜんぜん大丈夫」もそうだけど、なにそれ?って日本語が知らない間に常識化することも多々ありですから、言葉へのこだわりはほどほどにってとこなのかな?
ただ、こうもコロコロと日本語の常識が変わるようでは・・・受験生の皆さんは大変だなぁ。