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Hello、皆さん、陰謀論者リチャードコシミズの無害化に成功したので、現在は司法の闇と闘ってます。応援よろしくです!

▰ 消された佐々木智穂書記官を追え!( 石垣陽介調書改竄事件の闇 )

2022-12-09 17:43:50 | 石垣陽介




 先月、2022年の28日と29日、石垣陽介判事( 元といっておきましょう。いま彼は旭川地裁の所長となりましたから )関連の僕等の訴訟が2件続けて東京地裁で開廷されました。

 28日の10:30に開廷したのが、僕とあかねさんが原告で、被告が吉村真幸氏( 現さいたま地裁所長 )さいたま地裁民事5部の森本清美書記官であるところの、令和4年(ワ)21202号事件 ―――

 29日の13:00に開廷されたのが、やはり僕とあかねさんが原告であって、被告は( 僕等のターゲットはこの石垣陽介だけなのですが、日本の法律では裁判官個人を訴えると「 国家 」という存在が前に出てくるのです。面白いね  )と同上の森本清美書記官とした、令和4年(ワ)3333号国家賠償事件 ――― が、それです。

 1つめの21202裁判は、お笑いでした。
 なんと、吉村所長が17日付けで書いてきた答弁書を期日寸前に郵送してしまったために、28日当日まで僕等の手元にそれが届かず ――― これ、担当書記官さんのミスです。彼女によると、吉村答弁者が34民事部に届いたのは24日のことだったそう。週末も挟んでいるし、これを普通に郵送したら、昨今のコロナ渦を含めた郵便事情もあるし、こんなの届かない可能性が高いに決まっているじゃないですか ――― で、結局、第1回口頭弁論は開廷することができなかったんです。

 笑うでしょ、これは?
 申しわけないけど、僕は法廷で失笑しちゃいました。
 向こうさんのミスで口頭弁論が流れるなんて、ゼッテーありえないもん、こんな展開は(笑)

 遅れの原因は、どう考えても民事34部の僕等事件担当の古坂美乃利書記官が、ギリで吉村答弁書を郵送にかけたためです。
 彼女、ずっと青い顔をして書記官席に座ってましたが、裁判開廷前に僕にいっていた、裁判閉廷後に被告書類の受領の手続きをやりましょうね、といっていた自分の発言もすっかり忘れていたようで、閉廷後は裁判官と一緒にささーっと消えていっちゃいました。

 ヤバくね、古坂美乃利書記官? あなたのせいで僕等の第1回目の口頭弁論、流れちゃったんですよ……。

 相手が相手なら、この件だけで訴訟をふっかけてくる可能性だって充分あるでしょう。
 そしたら、あなた、確実に負けると僕は思いますがね。
 関西圏からわざわざ出ばってきた、あかねさんの交通費くらいは出してもいいんじゃないの?
 まあ、僕等はそんなことはしないけど、ここらでせめて嫌味のひとつくらいはいわせてもらいましょうか。
 実際、あなたの行為は「 人としてちょっとどうかしてる 」と僕は思います。

 でもね、「 人としてどうかしてる 」にカテゴライズされるのは、なにもあなただけに限った話じゃない。
 前回、やはり石垣陽介元判事が被告であった僕等の令和4年(ワ)17195事件 ――― これは10月の27日AM11:00に東京地裁の721法廷で開廷されました ――― でもコレと酷似したことが実は起こっていたのです。

 この事件の担当書記官であった民事第31部の青山裕次氏が、19日付けで書いてきた森本清美書記官の答弁書を、上記の21202事件の古坂書記官と同様に、ぎりぎりで郵送したために期日まで僕等の手元に届かず、ただ、事務官さんが慌てて裁判長席後ろのドアに駆けこんでいって、あらかじめ取っておいた控え分(?)の被告答弁者を手渡ししてくれ、それでどうにか当日の第1回答弁を開廷することができた ――― という似たようなパターンを僕等はすでにもう経験していましたから……。

 にしてもコレら、常識的に考えてもやっぱり杜撰すぎるんじゃないかなあ?
 司法の日常的機構って、こんな風に大事な書類が期日になっても全然届かない、なんて事例が数多くあるんでしょうか?
 ひとの命と権利を扱う司法がだよ ――― こんな杜撰を連発していいものか、と僕は改めて司法に問いたいね。
 それとも普段のあなたがたは超きっちりとノーミスで法律運営をやれるんだけど、★ こと石垣陽介関連案件となるとそれがいきなりできなくなってしまう、僕等に絡む法曹関係者が皆さん軒並み平常心を失くしてしまう ――― といったほうが真相に近いのかな? 

 今回はこの程度にとどめておいてあげるから、以降はマジで気をつけてくださいね、うん…。


 


 
 で、こうして裁判自体が流れちゃった肩すかしの21202号の翌日、僕等のメインである3333号がまたまた開廷されたわけよ。
 令和4年(ワ)第3333号国家賠償事件の第3回口頭弁論 ―――。
 これ、11月28日13:30より東京地裁609法廷で行われました。
 
 この事件の担当裁判官である丹下友華さん、前回もそうだったんだけど、開廷からもう緊張度MAX の気配を振り撒いてました。
 マスクで顔の下半分は隠されていて表情の機微までは分からなかったんだけど、声も眉もなんというか尖りまくってました。
 前回の口頭弁論では開廷の挨拶がどういうわけか全然なくて、挨拶の準備で起立していた指定代理人の内田高城氏の起立行為だけ宙に浮いてしまい、原告の僕等にしても被告の国側にしても、なんとも気まずい雰囲気での開廷となってしまったんですけど、今回に関してはそのようなことはなく、つまり、3333号の第3回口頭弁論は、その意味通常モードでもって開始されたのです。

 ただ、その通常モード運営がカバーであって、その外貌の下に途轍もないタブーの底流のようなものが流れているのを、やがて僕等は気づくことになります。

 それぞれの提出書類の確認後すぐに、やはりそれは通常運行のカバーの覆いの網目から、ひょいと顔を突きだしてきました。

 それは、丹下裁判官が国指定の代理人に、僕等が前回出した被告答弁書への数多くのツッコミ( 108つの誤記、裁判調書の改竄などの証拠つきの事実 )に対しての答弁書をまた出してくれ、と迫ったことから始動したんです。

 国指定の代理人は、第1回、第2回口頭弁論に出廷してきたのは別の、背の高い、好感がもてる感じの、新しい男性でした。
 彼は、裁判長からのこの依頼に対して、 いいえ、もうこれ以上答弁書を出すつもりはありません 」と静かだけどはっきりした声でそう答えたのです。

 これを聴いたとき、原告席の僕等は思わずお互いの顔を見合わせて、ちょっと震えた。

 国指定の代理人が、僕等のツッコミ質問にこれ以上答弁書を出すのをやめるということは、僕等の主張をそのまま認めるのと同義のことだからです。 

 当然、丹下裁判長の声色は殊更尖ります。これまで以上の鋭い調子で、それは困る、なんとしてでも提出してくれ、とのことを代理人にいいます。
 けれども、その回答は、

―――― ならば、検討します……。

 イエスではない、あくまで政治的なグレーの鈍色回答で国指定の代理人は返したのです。

 それから、丹下裁判は結構長いことあかねさんと話しこみました。
 それは、石垣君のなした誤記について、どう解釈するかが主だった内容でした。
 僕も喋りたかったんだけど、挙手しても「 あ。いまはこの〇さんと話しているのだから……」と、なかなか発言させてもらえません。
 よっぽど僕に発言させたくなかったんでしょうね。うん、露骨にあれは嫌がってました。ま、石垣君にあんな人事が下ったあとに、そんな風になっちゃう気持ちはとってもよく分かるんだけど。
 僕もまあある程度は我慢してたんだけど、その我慢もいよいよ限界になってきたので、とうとうあかねさんの話が切れると同時に、挙手してこう話しはじめたんです。

―――― 裁判長、この裁判の争点は、煎じ詰めていえば石垣さんの「 108つの誤記 」「 裁判調書の改竄 」についてだけなんですよ。僕等はそれの証拠も現物も全部提出してる。 
 でも、国指定の代理人さんも、裁定人である丹下さんも、そのことに対して全く答えようとしていない。
 これ、不誠実じゃないですか?
 弁論主義の違反なんじゃないですか?
 僕等が聴きたいのは「 改竄はなかった 」などという引いた総論否定なんかじゃなくて、1818の第2回目の裁判調書を書いた ★佐々木智穂書記官の書式が、第3回の裁判調書を書いた
森本清美書記官の書式と、どうしてこれほどの天文学的確率で細部まで完全一致しているのか、といったとこなんです。
 仮にここまでの書式の完全一致が偶然の産物だったとしても、ここまでの完全一致となるとほとんど宝くじレベルの確率ですからね。
 まったくもって現実的じゃない。
 あ。代理人の方が改竄について再度回答するのなら、そのあたりのできうる限り具体的な回答を今度はお願いします。総論否定はもういらんですから。
 誤記にしても108つのうち70の誤記は、もう石垣君も国も過ちだと認めているわけじゃないですか? わずか20Pの判決書に70もの誤記があった事実を司法がどう判断するのかが僕等は知りたいんです。
 それは過ちなのか故意なのか? 故意だとしても裁判官だから責任は問えないものなのか?
 あと裁判調書の改竄……これは、誰がどう見ても超・重大な法律違反なわけでしょう?
 法律はこれほどの司法の犯罪をも擁護するのか? あるいは擁護しきれるのか?
 だいたい口頭弁論ももう3回目だというのに、丹下さん、あなたはこれまでに1度も「 改竄 」という言葉を口にされていませんね? なぜです? 不自然すぎやしませんか? これは僕等・原告サイドの最大の争点なんですよ……!


 このとき、609号法廷を覆っていた神経質な空気が一際張りつめたあの感触を、僕はいまだ忘れることができません……。
 

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 石垣陽介の調書改竄についての現物証拠は、当ブログの前記事で僕等はすでに発表しています。

 https://blog.goo.ne.jp/iidatyann2016/e/ca37d7e26c65d66c833ccb6481113999
 
 https://blog.goo.ne.jp/iidatyann2016/e/f3128acf67347b6880c515976e97daaf
 
 次記事でもこのテーマは掘り下げるつもりでいますが、こうした改竄の事実を表沙汰にせず隠蔽しきってしまうために、司法さんのほうが信じがたい新手を打ってきたことを、いよいよここらで報告しなきゃいけません。
 あまりに異常な展開であり、僕もここまで踏みこんだことを発表するのは正直はばかられるんですが、事実は事実です。
 どうしたっていわないわけにはいかないので、やはりこれはいっておきましょう。
 それは、< 重要証人の組織的隠蔽 > という信じがたい裏技でした。

 石垣陽介が判事を務めた僕等の令和2年(ワ)1818号事件は、口頭弁論が3回まで行なわれて、その第1回目と第2回目を担当したのが、当時さいたま地裁の第5民事部に所属していた佐々木智穂書記官、第3回目の口頭弁論と判決を担当したのが、やはり当時民事5部に所属していた森本清美書記官だったんです。
 裁判の途中で担当裁判官の人事異動があって、前任の佐々木書記官と後任の森本書記官がまあバトンタッチしたかたちですわ。

 裁判調書って一般の方には耳慣れない書類名かと思うんですが、これは裁判( 口頭弁論 )の流れを担当書記官が書いて、裁判官がそれを承認して完成する、いわば裁判全体の証拠日誌のようなものなんです。
 そして、令和〇年〇月〇日、東京地裁第〇〇法廷で午後〇時、第〇〇〇号事件の第〇回口頭弁論がこのように行われた ――― と証明するものは、法曹界においてこの裁判調書以外にはありません。
 すなわち、この裁判調書というのは、これこれこのような裁判がこの日開廷された、という唯一無二の証拠書類でもあるわけです。
 めっちゃ大事な存在ですよ。
 法律的重要度はいうまでもなく至上 ――― これに手を入れる行為は「 改竄 」と呼ばれ、司法界最大のタブーとされています。
 最近、世相の乱れからか、痴漢をした裁判官が捕まって罷免されただとか、万引きを見つかった裁判官が懲戒を受けたなんて報道を多く見かけるようにようになってもきましたが、なに、痴漢や万引きなんて「 調書改竄 」に比べたら蠅のように軽い軽犯罪なんですよ。
 
 痴漢や万引きは裁判官が私人でいたときに起こした軽犯罪ですが、「 調書改竄 」は裁判官が裁判官でいるときに、自分の意思で法律という兵器を悪用して事実を捻じ曲げたという逆証明なんですから……。

 敏腕弁護士は過去の判例や膨大な法律データーを駆使して自分を雇用した被告を守るのを仕事にしているわけですが、どんなすれっからしの攻撃的弁護士にしても自分が仕えている法律自体を裏切っているわけではありません。ときには綱渡りのような法律の限界解釈を用いながらも、彼等は最低限の法律への貞節は守っている、と僕は見ます。
 ですが、「 調書改竄 」だけは、その矩に属さない。
 これは法律家がなしうる法律への最大の裏切り行為であり、自分の職業への最上級の侮蔑行為でもあると僕は思う。

 恐らく法律や裁判に疎い一般のひとには、このあたりの感覚は極めて伝わりにくいものなのでしょう。
 僕等だってついこのあいだまではそうでしたもん ――― だけどね、専門の法律家ならみんなそのあたりのことは熟知してるんですよ。
 「 調書改竄 」が法律家にとってどのような犯罪なのか?
 僕は、法律家であるならば誰でも、そのあたりの事情は理性把握の領域を越えて、たぶん皮膚裏の神経組織にまで染みわたっているだろう、と思っている。  
 僕等の裁判に関わった司法関係者が次から次へと泡食って、信じられないケアレスミスを乱発するのは多分そのためです……。


 僕等が問題にしている1818号事件の第1回口頭弁論の、佐々木智穂書記官作成の裁判調書をまずはご覧ください ―――。

 

 
 

 いいですか、これが、当時さいたま地裁民事5部にいた、佐々木智穂書記官の書式です。
 裁判調書の書式はデジタルで設定されたものではなく、司法ではまだ一太郎を使用しているため、いまだにアナログ的な、書記官ごとの個人書式といったものが使われているのです。
 これは、ほとんど各人の指紋のようなものといってもいいのかもしれない。
 ところがこの佐々木書記官の書式が、第2回目になると次のように一変するのです ―――—

 



 見て思わず「 えっ! 」となりませんでしたか?
 1818号の控訴を担当した加藤俊輔書記官の調書書式では、「 控訴書式 」も「 判決書式 」も完全に同一のものでした。
 恐らく書記官が自分流の調書書式を変更することは滅多にないのでしょう。
 ところがどうですか ――― この第2回目の佐々木書記官の調書書式、第1回目のと全然変わっていますよね?

 ★「原 告」と1字スペース空きで書いていた部分が、皆、「原告」と詰めて書く様式に変わってる。
 ★ 僕の姓と名の間のスペースも6mmから8.5mmに変わってる。
 ★ 「出頭した当事者等」の部分の僕の名前「飯田 健」の横の長さが違ってる。第1回目では17mmなんですよ、それは。でも、第2回目
 
   では、これが21mmに変わってるんです……。

 ヤバかないですか、これって?
 普通に考えても、ちょっとこれは同一人物の書式とは考えづらいものだといえるんじゃないですか?
 で、第3回の口頭弁論から担当が変わって、佐々木さんの代わりにいよいよ森本清美書記官の登場とあいなるわけですが、次の彼女の登場書式をよ~くご覧になって下さい ―――—

 

 

 うげっ、と思われましたか? 一瞥してそれが見えたなら、あなたの感覚は相当鋭敏だと自信をもっていい。
 この森本清美書記官の用いた調書書式、第2回での佐々木書記官が用いている書式と怖いくらいにクリソツなんですよ。
 誰にでも分かるこれら調書の顕著な共通項を、ここに並べて検討してみましょうか。

 ★「原告」の「原」と「告」を詰めている書式が全く同じである。
 ★  僕の姓と名の間のスペースも佐々木調書 Vol.2 と全く同じ8.5mmである。
 ★「出頭した当事者等」の部分の僕の名前「飯田 健」の横の長さまで全く一緒の21mmときたっ!(笑)


 ねえ、なぜ、第2回の佐々木智穂書記官と第3回の森本清美書記官の書式が、こうまで同一のものとなっているのでしょう!?

 誰が見たって分かるって ――― もろコピーペースト丸分かりじゃないですか、これって!
 明らかに同一人物の仕事ですよ、これは。

 「 裁判所書記官 」部分の個人名こそ「 佐々木智穂 」としてあるけどね、それ以外の書式全体は、これ、完璧に第3回から裁判調書を書きはじめた森本清美書記官の個人書式そのものじゃないですか。(笑)

 佐々木書記官が第1回目の書式を気まぐれか何かでふいに捨てて、マンネリ打破のつもりで服を変えるみたいな感覚で急に書式のモードだけ変えてみた ――― といった可能性もむろんないじゃない。

 でも、だとすると気まぐれで急に変えたその新書式が、次の第3回の森本清美書記官の書式と細部まで完全に一致するという事実の説明がつかなくなる。それほどまでにこの書式の一致は完璧無比なものだからです。この名前の部分だけ伏せて事情を知らない第3者にこれら2つの書面を見せたなら、きっと誰もがこれらの2書を書いたのは同一の人物であった、と判断することでしょう。

 なぜならこの場合、それがもっとも穏当な読みであるからです。

 さらには、第2回の佐々木書記官の口頭弁論調書からは、この第2回目の裁判で石垣陽介裁判長がまだ原告被告双方の審理もろくになされていないなかで、★ 裁判長自身が僕等原告サイドにいきなり「 和解 」の提案をしてきた ――― という重要な事実が削られています。
 双方の主張すらまだ出つくしていない裁判の若い段階でふいに石垣君にいわれたこの和解案に僕は驚いて、2秒でその提案を拒否したのでした。

 「 和解 」に関するこうした動向は、裁判調書に記さなければいけない重要な案件です。
 ところがこの第2回目の佐々木書記官作成の裁判調書からは、この件まで綺麗さっぱり削られている ――― なかったことになっている。
 3333号のこの訴訟を提訴してから2か月後の4月4日にさいたま地裁を訪れて、僕等はこの事実を知ることになったわけですが、はじめてこの改竄部分を発見したときには、冗談抜きに慄然としました。

―――― 不正! とんでもない不正じゃんか! 石垣君や森本さんら、こんなことやってたのかよ……。
 
 僕とあかねさんはこの日埼玉の秩父に泊まったんですが、宿向こうに睥睨する武甲山の威容が、急に震えがくるほど怖く見えてきたことをよく覚えてますねえ ―――。 

 

 これらの事実をもとに僕等は僕等なりの仮説を立てました。

1.1818号事件の裁判調書担当は、当時民事5部に所属していた佐々木智穂書記官だった。彼女が第1回と第2回目の口頭弁論の裁判調書を書いた。当然、それに用いた書式は、佐々木書記官が第1回公判で用いた原告を「原 告」と表示する、佐々木式の様式であった。

2.ところが僕等がこの1818号を控訴した。控訴されたら石垣陽介判事が「 どうせ陰謀論くんだりにハマってる底辺同士の争いだろう? こんなもの誰も読みゃあしないさ 」と双方の訴状もろくに読まずに流し書いた、自身判決書の杜撰極まる文章が高裁の関係者の目に触れることになる。第2回目の公判で自分が和解を提案した事実もなんとかして隠したい。そこで彼は新担当の森本清美書記官に、第2回公判で佐々木書記官が書いた裁判調書に【 少しばかり手を加えること 】を命じた。

3.法曹界は身分制がまだ生きている社会である。教員残業代訴訟のようなマスコミも注目している事件を裁いているスター裁判官である石垣陽介直々の提案には抗えるものではない。彼女は石垣の指示に従い、佐々木書記官が書いた第2回目の裁判調書に手を入れ、石垣自身が発言した和解提案の記述部分を消し、そのあたりの文章も改変した。

4.しかし、森本清美書記官は法律家である。そのような違法なことは本人的には絶対にやりたくなかったのである。それに関わる罪悪感と良心の疼きが、彼女の調書改竄をいい加減なものにした。どうせなら第1回目の佐々木智穂書式を完全に模倣して、誰からも文句のつけようのない調書に書き換えれば僕等にしてもどうしようもなかったのだ。けれども、森本清美書記官は、自身の行う調書改竄という作業をほとんど憎悪していた。法曹界で真面目に生きて働いてきた自分がこのようなことをしている、という自覚に耐えられなかった。だから、なるたけ短いやっつけ仕事で石垣陽介が命じた作業のみを単純に実行した。書式がちがうだの、そのような些事は全く目に入らなかったのだ。

5.2022年4月4日、僕とあかねさんは裁判調書を閲覧するために、雨のさいたま地裁を訪れた。許可が下りるまで地裁廊下で時間を潰していた僕等を、そのとき通りがかった森本書記官が偶然見つけた。彼女の顔には驚愕があった。彼女は立ちすくんでいた。彼女の強力な凝視に気づいて、ようやくあかねさんが発言した。
「 えっ…。森本さん……? 」
 僕等は最初彼女だと分からなかったのである ――― 当時に比べてあまりに痩せ細っていたから。
 僕等は今日ここにきた目的を話し、彼女に「 あ。石垣君はお元気ですか?」とも聴いた。
 けれども彼女は相変わらずの驚愕顔のまま、むりに明るい笑い声を幾度もあげてみせた。
 その様子は痛ましかった。僕等は石垣陽介の現在についても幾度か問うたが、彼女は結局石垣陽介の「 い 」の字も口にしなかった。

6.その翌々日、僕は民事5部の彼女に電話をかけた。今回、大変申し訳ないんだけど、訴状内の大量の誤記と裁判調書改竄の件で、石垣陽介とあなたと佐々木智穂書記官を国家賠償で訴えることになりました。ただ、あなたの所属は分かるのだけど、佐々木書記官のいまの所属が分からない。ですので、それを教えてはもらえませんか?
 ちょっとお時間をいただけますか? と彼女はいって改めて自分から今件について回答する、といった。
 3時間後、彼女から回答の電話があり、佐々木書記官の現在の所属は教えられない、といった。
 僕は理由を尋ねた。しかし、彼女は理由については回答しなかった。
 佐々木さんが辞めたのか、どこかに異動になっただけでも教えてほしい、と僕は頼んだ。が、彼女はそれも拒否した。

7.2022年8月16日の
午前9時50分、僕は森本書記官と同じさいたま地裁民事第5部の主任書記官である高雄順一氏に電話した。
 第5民事部の高雄順一主任書記官の返答もそれと同じものでした。
 でも、森本書記官のときとちがって、このときは僕はもう引かなかった。

―――― なぜ、教えられないのでしょう? 公務員は国民に奉仕する存在じゃなかったっけ? 僕等・国民には裁判する権利がある。裁判所が潔白であるのなら、そんな所属のことくらい教えてくれるのが当然だと僕は思うんですが……。

―――― 申しわけないけど規則です。移籍した書記官の新しい所属は教えられないことになっています。

―――― おかしいな。僕等、ご存知でしょうけど、こないだの4月4日にそちらに閲覧しにお邪魔して、閲覧係の男性に現在の森本書記官の所属を聴いたら簡単に教えてくれましたけどねえ……。

―――― …………。

―――― 高雄さん、さっきあなたは移籍先の書記官の所属は規則で教えられないことになっている、といいましたよね? それは、法律ですか?

―――― いいえ……、法律ではありません……。

―――― じゃ、なに? 庁舎内の規則ですか? それは明文化されていますか?

―――― いいえ……。明文化はされていません……。

―――― でも、みんながそれに従っているわけでしょう? だったら、そうとう上のひとがそれを決めたはずだ。ねえ、そのルールを発信したひとは誰ですか?

―――― 特に……誰というわけじゃありません……。

―――― ほう。命令ではなく、規則でもなく、自然発生的に生まれたわけの分からないムード規制みたいなものに、じゃあ、あなたがたは従ってるわけだ……。なんかおかしいですね、法律家の本職のひとたちがそんなものに動かされるなんて……。

―――― それは……わたしたち、第5民事部のみでの、ルールです……。

―――― ほう。じゃあ、ほかの民事部さんに聴いたら、佐々木智穂書記官の現在の所属を教えてくれるわけですか?

―――― それは……分かりません……。わたしたちは、それほど頻繁に情報交流をやってるわけじゃないので……。

―――― 分かりました分かりました……。もう、いいですよ。あなたに聴いてもダメだってことはよく分かりました。いまからほかの民事部さんに尋ねてみるからもういいですよ……。ありがとうございました。

 
 2022年の9月9日の13時にも僕は、第1民事部の永井郁子主任書記官、第3民事部の佐藤俊輔事務官、第4民事部の河内剛主任書記官と話したのですが、結果は一緒でした。なかでも第1民事部の永井郁子主任書記官はことさら凄くて、「 わたしたち公務員は全体のための奉仕者なんであって、あなたのような1部のひとに奉仕するためにいるのではない。あなたがこうして電話しているあいだにも、裁判所の助けがいる他のひとの時間を奪っているかもしれないではないか!」などといってきたのです。


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 ここまで読んでくれた読者さんならお分かりかと思いますが、これ、実はさいたま地裁総ぐるみの隠蔽工作なんですよ。

 それを知りたくて、僕等は現在のさいたま地裁の現役所長である吉村真幸氏まで僕等の21202号訴訟で訴えた

 しかし、彼の回答もこれら書記官らと同様のものでした。さいたま地裁の現所長であるからには、部下の現在状況なども全て把握しているはずです。

 けれども、現所長である吉村真幸氏でさえ、佐々木さんの現在の状況は「 不明 」であるとしかいわない。

 いやいや、「 不明 」ってそもそもなんですか、それ? 

 退職したなら彼女は退職した、異動したのなら〇〇へ異動した、といってくれてもいいじゃないですか?
 でなきゃ、一般国民が裁判書記官を訴える ――― という行為自体が不可能になってしまう。
 この回答の一番の問題はね、国民から裁判する権利を取り上げているところにあるんですわ。
 できるだけ僕はさり気なくいっているんだけど、これ、実は大変に恐ろしいことなんで、そのあたり、ご記憶願います。

 では、なぜ、そうまでして彼女の現在の所属を隠すのか?

 それは ★ 現在行方不明であられる佐々木智穂書記官が、石垣陽介の108つの大量誤記事件、裁判調書改竄事件を証明できる重要な証人であるからです。★

 佐々木書記官を証人として招聘して「 この裁判調書は自分の書いたオリジナルでない 」と彼女が発言すれば、石垣陽介や森本清美書記官がなした「 裁判調書改竄 」の自衛のためのアリバイが破壊されてしまう。

 もう驚いたわ! ―――あのね、 国っていうのはここまでやるんですよ……。

 そっちがその気なら僕等もはっきりいいましょう ――― 石垣陽介と佐々木智穂書記官、森本清美書記官の両名は、

 ① 刑法第156条( 虚偽公文書作成等 )
 ② 刑法第158条( 偽造公文書行使等 )
 ③ 刑法第165条  ( 公印偽造及び不正使用等 )
 ④ 刑法第258条  ( 公用文書等毀棄罪 )
 ⑤ 刑法第155条  ( 公文書偽造等 )
 ⑥ 刑事訴訟法第239条第2項 ( 告発の義務 ) ※ 高橋譲裁判官、加藤俊輔書記官及び、令和4年(ワ)第3333号事件(東京地裁)の
   担当裁判官、担当書記官等も含む。
 ⑦ 裁判所法 第60条第5項 ( 裁判所書記官の職務権限 )
 ⑧ 弁論主義違反
 ⑨ 刑法第104条 ( 証拠隠滅罪等 )
 ⑩ 国家公務員法第96条 ( 国民全体の奉仕者 )

  ――― に違反しています。

 僕等は法律の専門家じゃありません。
 けれども、僕等はあくまで闘う。
 これほど歴然たる改竄の証拠を提出しても、さらにはそれ関連の裁判自体も第3回口頭弁論までいっているのに、担当である丹下友華裁判長がいまだ「 改竄 」という言葉を1度も発しようとしない事態があまりに異様すぎる、と考えるからです。
 もちろん、僕等は怒っています ――― でも、その怒りの裏には、現在のこんな司法に対する悲しみがあるんですね。
 石垣陽介はさいたま地裁から東京高裁に赴任してきて、半年あまりで旭川地裁に左遷となりました。
 それも前任の鈴木所長を岐阜地裁に異動させて席をあけた上での、最高裁の異例の人事決定です。
 恐らく司法のトップは事件の全体像をもう把握してるんじゃないか、と僕は思います。
 けれども肝心要の石垣陽介氏にしても、僕等の事件の担当裁判官になった丹下友華さんにしても、元々は正義を志して厳しい難関を潜り抜けた末にこの道に入った、優秀極まりないひとたちのはずじゃないですか?
 僕は報道写真で石垣陽介の近影も見たし、法廷では生の丹下友華裁判官の顔も見た。
 でも、どちらも全然幸せそうじゃないんですよ。
 僕の発言ごときに怯えて、顔に不安の影がさーっとよぎるような彼等を見ると、僕は無性に悲しくなる。
 
 我が国の司法は、これからどうなっていくんでしょうねえ?
 僕等が真に恐れているのは、僕等訴訟の敗訴なんかじゃない。
 3333の田村直子書記官が「 これだけの案件だから1回では終らないでしょう 」といった発言が覆されてしまう司法の未来のほうが、僕等にはよほど恐ろしいんです。
 
 超・長い記事となりました ――― 今日の僕の記事は以上です ――― お休みなさい。