前回の続きです。
これは、現在の自己啓発、独立開業セミナーに反する内容ですから、気をつけてください。
小売業をする場合、一番儲かる、利益が上がる方法として、例に出されるのが今回の題名です。
これを「外車」と表現したりする人もいますね。
現在の健康ブームではこの真逆なのですが、それは
「短期的にブームに乗って儲けるスタイル」
他ありません。
実際の小売で大切なのは「高消耗、高頻度、低価格商品」を取り扱うことこそが大切です。
自営で小売をされている方ならわかると思いますが、
消費者は第一に「価格」
で購買判断します。
実は、POPなどでいかに小難しい情報をつけて、講釈垂れても
それを理解できる人は全体の2割いれば良い。
それならば、そういったコストを省き、価格を下げることこそが、利益を上げる最大の方法なのです。
単価が高いということは、それだけお客の財布を圧迫しているということ。
つまり、お客は自然に単価が安くすむお店に流れていきます。
この逆を行っているのが、ニューエイジから発信された
「オーガニック、健康食品」
などが挙げられます。
西洋医学が斜陽となり、現代はオーガニック、健康食品といった東洋医学ブーム
が来ています。
西洋も東洋も医学は同根です。
医学では健康にならないし、死にかけの人しか救えないという本質を孕んでいる。
これは、医学がいかに博打であるかを証明しています。
一時的に生きながらえさせる、例えばアドレナリンを静脈注射する、挿管してレスピレーター人工呼吸器を装着することはできます。しかしこれは生物学的に生きているだけ、つまり生命の3兆項
心臓停止、自発的呼吸停止、瞳孔散大を死の判定
をもってして判定しているだけだからです。(ここから復活、蘇生する人は稀)
前置きが長くなりましたが、ここで大切なのは、西洋医学でも東洋医学でもなく
経済状況を判断すること、お金持ち相手の商売をしてはいけないことなのです。
そもそも、お金持ちは外食しません。
けちだから金持ちになるのです。
ホリエモンみたいなのはどうなるんだ?
あれは、本物の金持ちではありませんね。
マスコミが作った所謂、芸能人セレブです。
本物のお金持ちは実に質素な生活をしている人が殆どです。
芸能人セレブに憧れている人を狙う商売をするのであれば、常にイノベーションを起こし
新商品開発をし続ける必要があるでしょう。
それこそ、マスコミを研究し、テレビCM打つくらいの資金が必要です。
こんな事ができるのは巨大企業だけですよね?
であれば、弱小小売はどうするか?
9割の大衆に受けるものをいかに低価格で提供するか?
が至上命題になります。
派手に広告打ったり、SNSや芸能人御用達みたいにやるには資金もいりますし、客数は麻薬のように一時的に伸びるだけ。
小売における客数とは週に2回以上通ってくださる客を指します。
「低下価格、ローコストオペレーション、高品質」
ここを目指すべきだということです。
ローコストオペレーションは大手ファミレス、外食チェーンが見事に実現してます。
ここに相当投資してますからね!
ここからは私の勝ってな意見ですが、
「であるならば、パパママストアはどうするか?」
「薄利多売ができなければ、生産者になるしかないのかな?」
なんて小売業の難しさを感じます。
脱線しましたが、「マセラティを売っていては、カローラにしか乗れない」
のたとえ話、少し理解してもらえたでしょうか?
マセラティもブランド力が無くなれば、機能は自動車、カローラと同じなのです。
低消耗なため、何度も購入してもらえませんから、回転率も下がり、展示車両の
品質も劣化しますよね。
そして、メーカーが常に宣伝してくれなければ、いけないし、デイリーユースでないことも致命的なのです。
高級外車が好きならばそういった小売をすればいい。
しかし、小売業の原則からは外れているんですね。
高級骨董品よりも100円均一のほうが利益だしてますし。
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