心の問題は薬を飲んで解決できるものではありません。
サラリーマンが会社の帰りにアルコールを飲んで帰っても、問題は解決できないことと同じです。
精神科医療の歴史は「薬殺の歴史」と言い換えることができ、精神科薬物療法で使用する薬はどれも劇薬指定の危険な薬だらけです。
ではなぜ、危険な薬を処方することを厭わないのか?というと、
精神病院に入院しているひとたちが
「精神症状に困って、社会生活ができない人」
ではなく
「社会が不必要とした人を精神病患者と病名をつけて治療名目で隔離収容しているだけ」だからです。
「あなたたちがいると、社会が上手く回らないから、一生塀の中にいてください」
という方々が精神病患者の実態なのです。
ですから、現実的に入院している人たちは
「病名は知っているけど、どんな治療をしているのか知らない人」や
「治療効果が全くないことを延々と続けていることを知らない人」だらけです。
「なぜ入院しているのか?」分からない人が精神科病院には沢山います。
ただ、「帰る場所がない」「社会に居場所がない」から働かなくても3食昼寝付きの生活ができる、精神科病院で患者ゴッコしながら生活しているのです。
家族としては複雑です。
医療費が多少はかかるため、(他言はしませんが、内心で)「1日でも早く楽になって欲しい」と考えている家族が実際に多くいます。
急変し死亡退院となっても「誰一人文句を言う人はいない」経験を私自身体験してきました。
また、救急搬送先でDNARの説明を受けても即座に同意する家族だらけです。
厚労省が考える、長期入院患者、社会的入院患者の末路は、
『切り札治療と言う名の薬殺による死亡退院」にシフトしていくのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
いわゆる退院受け入れ先さえ整えば、いつでも退院できる「社会的入院患者」、長期入院患者のことを厚労省は「治療抵抗性の高い難治性統合失調症」とすり替えました。
そして、それらの社会的入院患者の退院方法を「死亡退院」させるために、劇薬の中の劇薬と呼ばれる「クロザピン」を薬物療法の切り札ととして、助成金、補助金をつけて開始したと考えられます。
実際、向精神薬自体とても危険で、劇薬指定されており、過鎮静により悪性症候群や劇症肝炎で急変されるかたもいます。
以下、「全国自治会病院協議会」より引用します。https://www.jmha.or.jp/contentsdata/kensyu/seishin/h25syougaisyasougoufukushi/houkoku.pdf
1961 年にスイスで開発されたクロザピン(Clozapine)は、第二世代抗精神病薬として 1969 年以後、多くの国で承認されていた。しかし、1975 年にフィンランドにおいて発売後 6 ヵ月間で 8 例の死亡例を含む 16 例で無顆粒球症の発現が報告され、各国で一時販売中止あるいは開発中止の措置がとられることになった。その後、1988 年に、治療抵抗性統合失調症治療においてクロザピンの有効性が再認識され、米国では 1989 年より使用が再開されるようになったが、顆粒球減少症、心筋症などの重大な副作用が発現する恐れがあるため、適応を「治療抵抗性統合失調症」に限定し、使用されることになった。2008 年時点で 97 ヶ国において承認・使用されている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(引用ここまで)
そもそも抗精神病薬を投与しても治療できないのに、「治療抵抗性」という言葉を使用しているところが茶番です。
さらに、日本には30%近く、治療抵抗性たかい統合失調症患者が重症かつ慢性化して長期入院していると言い訳しています。
簡単に言えば、「向精神薬漬けにして廃人になってしまった、社会能力を奪った、科学的去勢の被害者が30%いる」と言い換えられます。
そういう人たちの退院促進をするために、「クロザピンを使っていこう」というわけです。
このクロザピンなのですが、副作用に無顆粒球症があることがネックであるため、頻回な血液検査によるモニタリングを必要とします。
副作用に白血球減少があるのではなく、実は主作用なのです。
簡単に言ってしまえば、無顆粒球症や心筋炎は抗がん剤の副作用と同じなので、クロザピンとは抗がん剤のことなのです。
ではなぜ厚労省が政策的にチョイスしたのか?
目的は「(死亡退院含む)退院を増やすこと」だからです
社会的入院をしている人たちを「薬剤抵抗性性がある」と決めつけて、死亡退院促進するために、致死率が高いクロザピンを投与することで、結果的に退院者数(死亡退院)を増やす政策を政府が助成しているとしか言いようがありません。
しかも、家族は誰も反対しません。
果たして、これを医療と呼んで良いのでしょうか?
精神疾患は社会が抱える問題であり、医療は関与すべき部分は少ない。
社会適応できない人を精神疾患があるとレッテル貼りし、精神病院に収容する=丸投げしているだけなのです。
ましてや、人間はもともと「(目に見えない)霊的なことを感じることができる」能力があります。
紫外線ケアや電子レンジやスマホという、目に見えない技術に囲まれた生活をしながら、目に見えない世界の話をすると、途端に「精神異常だ」と言う風潮はどうかしています。
どういった形で厚労省は退院促進を進めていくか?は未知なる部分はありますが、これからは合法的な薬殺という死亡退院による退院支援も拡大していく可能性もあります。
のほほんと精神科病院に入院している人達は、厚労省の動静に注目する必要があります。
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