『なぜ、日本の精神科医療と精神科看護を勉強しても理解できないのか?』
皆さんこんにちは。
ブログを開設して3年が過ぎました。
ブログ開設当初は自分の精神科看護に携わってきた臨床経験を残していきたい、学んできたことと実際の違いについて
そして精神科医療の実態についてお話していきたいと思い経験に基づいたお話を記事に書いてきました。
現在私は看護学校で精神看護学担当をしております。
講義では精神看護学概論、精神看護方法論、精神看護学実習の担当をしています。
そこで学生からの意見として上がってっくるのが
「先生、精神看護学全然わからん!」
という意見です。
それがなぜか?ということについてだけ今回はお話していきます。
簡単に言えば、精神看護学における「精神科看護」とは精神科医療に基づいて行われているためです。
障害者福祉の領域で精神科医療を見ると、「日本の精神科医療は科学でも医療でもなんでもなく、ただの差別だ」
と分かります。
歴史的に見ると、精神科医療よりも、障害者福祉の方が古く、全世界的に見ても、
「心の問題は医療ではなく、宗教が解決するもの」という認識です。
だってそうじゃないですか?
人間の悩みの大元は「なぜ幸せになれないのか?」「どうしたらなりたい自分になれるのか?」
という2点だと思います。
その2点が解決しないから、人間は苦悩し、人生に絶望してしまう。
頑張り続ける、努力し続ける意味が見いだせなくなって「もう死にたい」と考えるようになってしまう。
そこに日本の精神科医療は何ができるでしょうか?
「人生の答え」を持っているでしょうか?
「人生詰んだ」「もう生きている意味がない」
という希死念慮のある人に対して、日本の精神科医療は何をするでしょうか?
「大うつ病」と診断して、SM(Selbt Mold)=Self murder自殺させないように、ベッドに縛り付ける
いわゆる「身体拘束」をして、Aラインを確保して、セレネース(ハロペリドール)静注持続点滴して
「鎮静させる」「眠らせる」ことしかできません。
そして、24時間の監視体制を敷くだけです。
これで「自殺という行動は物理的にとれなくなる」とわかると思います。
しかし、本人の悩んでいる「人生の答えが見つからない苦悩や苦痛」に対して治療できたでしょうか?
「死にたいなんて言ったら、懲罰的にベッドに縛り付けられて、鎮静剤注射するぞ!」
と無理やり生かしているだけしか精神科医療はできないのです。
「死にたい:SMI」という発言がなくなり、SMV(selbt mold verben:自殺企図)をしなくなり、
精神科医に対して、「人生の答えとは何ですか?」と質問したとしましょう。
精神科医は答えを持っていると思いますか?
そして、精神科医はどのように答えると思いますか?
・
・
・
・
・
「難しい質問ですね。
Aさんは今までどのような答えを考えて生きてきましたか?
私(精神科医)としては、(人生の答えは)人それぞれかだと思いますよ。
今は、そのことについて考えるのは止めておきましょう。
もう少し、状態が安定して、元気になってからでもいいじゃないですか?」
という対応をします。
「はあ?ちゃんと質問に答えろよ?」
と感じると思います。
精神科医の答えは「人それぞれだから、私には分からない」ということです。
「分からない」とは言わず、「難しい」とか「人それぞれ」と言って逃げるのです。
要するに「解決方法や答えが分からない」のです。
なぜ人間が悩むのか?なぜ人生には苦悩がついて回るのか?
という人生の問題に対しての答えを精神科医は持っていませんし、
もちろん精神医学も全く答えを知りません。
ただ精神医学は、そういった悩む人の脳内で起こっている生理現象について考えを巡らせます。
「きっと、ドパミンとセロトニンが減少しているから、そういう思考過程に陥るため、
そのような言動をとるのだろう」
と考えているのです。
(MAO仮説と言います。実はこれも仮説ですよ)
そして、ドパミンとセロトニンを調整する薬を処方して解決を試みます。
実際、何も変わりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしょうか?
精神医学自体が「心の問題の解決方法が分かっていない」
「悩みや不安の原因が分からない」「悩みや不安の取り除き方も当然分からない」のです。
つまり「治療方法が分かってない」ため科学でもなんでもありません。
そんな科学でもなんでもない精神医学に基づいた、精神科医療を受けている人達のQOL、IADLを維持向上していくのが
「精神科看護」の役割なのです。
精神科病院に入院させられ、抗精神病薬処方を処方され、鎮静され、集団生活を強いられている患者に対して
「今さら、①自主性を持てとか自立性を持て」と援助するのが精神看護にはあります。
また、②症状(世間的には問題行動)が発生(起こらない)しないように注意観察すること
③向精神薬(麻薬覚醒剤類似物質)内服による副作用の観察
などがあります。
全部、「何も分かっていない」精神医学に基づいた、精神科医療を受けている患者の生活支援なのです。
今回はこのあたりにしたいと思います。
質問など受付ますので、コメント欄に書き込みいただければと思います。
最後までご視聴ありがとうございました。
霊の存在を理解すると精神(脳内)で何が起こっているのか理解できると思います。
参考動画
私は日本の精神医療は医者任せにしていては、病気の治癒は難しいとかんがえています。病気にもよりますが。
統合失調症などは、症状は一人一人異なっていて、医者の
経験や学問のキャパシティーでは対応が難しいと思われます。
広く医者同士で公開して協力して取り組まないといけない
事だと思います。
私がこういう事を主張するのは、自分自身が精神科に掛かったことが有るためです。
医者には、自分の経験以上のことは対応できないので
それ以上は「薬を飲んで安静に」というだけなので、治る保障は全くありません。
私はブロガーです。この度はよろしくお願いします。
https:.//www.genkiworld1358.life
精神科医療は残念ながら医療ではありませんね。
先進国で医療保護入院制度という恐ろしい制度がある日本では、精神科医療は社会の邪魔者を隔離収容させる公共施設、牢屋だと思います。
それが全額公費負担で行うために、名目として医療という位置づけになっているだけです。
矯正させない、矯正施設です。
そして医師会の票田であり、利益団体です。
心の問題は薬では治らないのです。