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旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科病院が理学療法をしない4つの理由を考察する

2023年10月14日 | 世界一分からない日本の精神科医療と精神科看護

どの病院にも、リハビリのエキスパートとして、理学療法士と作業療法士、言語聴覚士などが配置されています。
しかし精神科病院で理学療法士を見ることがありません。
なぜでしょうか?
2020年(令和2年度)診療報酬改定で、精神療養病棟入院料を算定する患者が、別に疾患別リハビリテーション料を算定できるようになりました。
精神科療養病棟では診療報酬が包括支払いですが、リハビリテーションに関しては別で算定し請求できます。
長期化する精神疾患患者の身体障害に対して、包括の病棟では収益を上げるために、理学療法士によるリハビリを導入してもよさそうですね。
ところが、精神科だけ、理学療法士によるリハビリの導入が進んでいません。
その理由を考察していきたいと思います。
1つめに、入院患者が歩けるようになってしまうと加算がとれなくなってしまうという問題があります。
シルバーカーや杖歩行などをしている患者が7割以上いる場合、加算できる項目に特殊疾患入院医療管理料による上乗せができます
リハビリして補助具、歩行器を使わなくなったら診療報酬加算がなくなってしまうので、無理に理学療法士を使って運動リハビリをする必要がないのです。
これが1つ目の理由です。
次に2つ目の理由については、精神科病院入院患者の多くは、抗精神病薬による副作用の錐体外路症状による、運動障害が起こっているため、医療ミス、薬害なのです。
ですから、理学療法を導入することを躊躇してしまいます。
3つ目に、経営効率があります。
作業療法と理学療法を同一日に請求するのができません。
作業療法の場合は、精神科では集団作業療法ができます。
少ない作業療法士で多くの患者へのリハビリを算定することが可能であるため、人件費、経営効率からも、理学療法よりも作業療法を選択している可能性があります。
理学療法士による集団理学療法は認められていないのです。
ですから精神科病院はあえて、人件費対策として、理学療法士によるリハビリを取り入れないのです。
4つめに、入院患者の多くは、家族が患者受け入れ困難なため、自宅に退院できない人ばかりです。
寝たきりになっても構わない、経管栄養、胃ろうになっても構わないという家族ばかりで、ADLの低下に対して、家族からのクレームや要望はありまえん。
病棟として、効率よく管理するためには、ADLを自立したままにするよりも、寝たきりにする方が、ケアの効率は良く、問題行動やトラブルが起こりにくくなり管理しやすいことがあります。
このように、リハビリする必要がないことや経営効率を重視した理由により、理学療法士によるリハビリが入っていけないのです。
精神科病院に長期入院している人たちは、施設症によって、筋力、活動性が低下し、薬の副作用により、錐体外路症状で階段を下ることができません。
本当に退院を促進させるには、作業療法だけでは足りません。
3食昼寝付きでぐうたら生活している人たちが、社会で生活するために運動機能を回復していく必要があります。
 気力も体力もなければ、社会に復帰したいという気持ちも生まれません。
 家畜は運動させず、肥え太らせることで、心も体も怠惰になっていきます。
 食べること、寝ることだけしか考えないようにしているのです。
 精神科医療が牧畜業である所以がここに見られます。


 日本の精神科医療行政については以下の記事をお読みください。

2023年3月6日日本の精神病床数は世界一 精神病患者は419.3万人に 医療利権に群がる医者たちの餌食に https://rapt-plusalpha.com/68765/


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