心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科病院が必要な理由

2017年09月19日 | 精神科看護
久しぶりに精神病院の必要性について話します。
私は警察官をやってた関係で、精神異常者の通報で現場臨場がありました。

知的障害者が、女性につきまとっていることや、

お店の前で立ちションしている現場を取り押さえたから逮捕してくれとか

カフェでスティックシュガーを全部持っていかれ困っている

アパートの上の階から叫び声が聴こえる
大音量で音楽を聴いている

これらの人達に対して、実は警察は無力です。
そもそも逮捕できませんし、保護も厳しい。
有形力行使ができませんから、説得するしかない。
アパートでも大家さんが出ていけと命令しても、早々に追い出しができない。

ですから、保健所が来て、指定医が診察?して、医療保護入院として、精神病院にいれるしかないのが、日本の現状です。

指定医制度も疑問だらけですが、このように往診して強制入院という形か、家族が騙くらかして、強制入院させている実情があります。
民間タクシーで、精神異常者を搬送する事業をしている業者もおります。
初乗り¥30,000くらいです。汗
しかしかなり需要があるのですね。
自傷他害がない限り、パトカーでは搬送できないのです。

薬物やアルコールなどを含め、これらを物質依存とくくります。
今問題もなっているのが、知的障害をベースとした精神異常者より、人間が作り出した依存物質による、通報が増えている。

薬物のような物質で人間が狂って来ています。
人間の堕落の歯止めが効いてませんね。
ですから、厚労省は精神病院を減らすと言ってますが、どのように減らすか?というビジョンは、あってないような物です。
レセプトで絞っていても、それ以上に需要があるため、減らすことはできません。
精神病院がこれまで通り医療の仮面をかぶる以上、医療費を注ぎ込み続ける以上、高コストの看護師は配置しなくてはいけません。本来なら看護人といって、ヘルパーさんで良いのですが…。

刑務所に入れられない人をどうするか?
社会にとって、処遇が困難な人は、何も精神異常者だけではない。
街行く女性をスカウトして、芸能界にデビューできると言い、麻薬漬けセックスや乱交パーティをして写真を撮り弱みを握り、財界人やスポーツ選手、ヤクザの親分へ枕営業させたり、ポルノビデオに出させたり、風俗、キャバクラで働かせたりする暴力団の構成員のホストや半グレ集団も社会にとっては、不要なはずです。

彼らも麻薬漬けの生活から精神異常者となり入院するケースが増えてます。
ヤクザ病棟がある、精神病院も現にありますから。

これからの精神病院は更生施設としての役割が重要となりますが、その手立てはありません。
隔離収容という原始的なやり方ですが、医療がビジネスという視点から考えれば、治療せず慢性化することこそが、さらには、問題先送りしていく仕組みこそが現代社会の縮図なのかもしれません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« EDSLPにおける収益構造について | トップ | デフレの行く先、レジ打ち¥1,... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

精神科看護」カテゴリの最新記事