心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

自殺社会の問題)CSRを見れば一目瞭然であり、トップはやはりトヨタ。

2018年04月17日 | 世の中はヤクザ、暴力団が牛耳っている

今回は、個性才能とはかけ離れた、「コネクション」だけが実力となってしまっている、日本社会のいびつな構造について、芸能界を通してみて行きたいと思います。

どうやら、イルミナティ、暴力団、大企業のトップは、

富(お金)を手に入れて、それらをゆるぎないものとするための権力をある程度手に入れると、

最期は誉れ、つまり「名声」を欲しがります。

芸能人が、何歳になっても自分よりも一回りも、二回りも年下の女性と交際したがったり、

悪徳企業のトップが、急に社会貢献と言い出して、慈善事業をし始めます。

これらは、結局のところ、金持ちになり、「楽して稼げること」「一生食べていくだけのお金を得る」といった「世の中的な成功を収めるだけでは、こころの渇きは潤すことができない」という証拠です。

・・・・・・・・(大企業の社会貢献活動について

みなさんは、CSRと言う言葉をご存知でしょうか?

CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略語で、日本語に訳すと「企業の社会的責任」という意味になります。一般的には、収益を求めるだけなく、環境活動、ボランティア、寄付活動など、企業としての社会貢献の活動を言います。

日本の企業がどのようなCSR活動をおこなっているかご紹介します。

 ■日本の企業が取り組むCSR活動とは?

日本企業の多くが取り組んでいるCSR活動は「環境保護」です。その内容は、環境汚染の防止・生物の保護・植林活動などです。
工場から出る有害な煙や汚水を減らす活動や森林伐採を行った山に苗木を植える活動などが挙げられます。

次に多いと言われているのが、「文化支援」「人権保護」「女性地位向上」などです。
「文化支援」は地域社会に向けたイベントや文化財の保全活動などが挙げられます。

例えば、地域に根付いた無形文化への支援や古文書や古建築など、歴史的価値がある建造物や書物を修繕・保護する活動です。地域の人たちと共に、今まで築いてきた、地域の歴史や文化を記録し、継承していく活動は地域社会の歴史遺産情報の共有をすることに繋がっています。

今後、日本企業が力を入れていくべきCSR活動内容は、「貧困」「児童貧困「疾病等」です。

日本は、比較的恵まれている国と思われていますが、我が国でも6人に1人は貧困と言われています。貧困は世代で受け継がれる傾向があるため、企業のCSR活動で連鎖を少しでも断ち切る必要があります。特に子どもたちに向けた、食育支援や事情がある子供達を保護できる、施設の整備などに積極的に取り組んでいく必要があります。

 

■日本の有名企業3社が取り組むCSR活動
2017年CSR活動ランキングで、上位の3社を紹介します。
各企業とも、しっかりと自社の課題を把握し、その課題を解決できるようなCSR活動をおこなっています。

 

1位 富士フイルムホールディングス

富士フイルムグループの創業の原点と言える写真フイルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、その原点を大切にするために、環境保全を前提にCSRに取り組まれています。

そのほかの取り組みとして、新しい写真の楽しみ方を伝えるために、「スマホ時代の新しい写真店」をコンセプトに初の直営ショップ「WONDER PHOTO SHOP」を東京・原宿にオープンしたりしています。

参考:富士フイルムホールディングス株式会社 CSR(企業の社会的責任)の取り組み

 

2位 ブリヂストン

ブリヂストンでは3つに重点課題をおいて活動しています。

・Mobility(モビリティ)
・People(一人ひとりの生活)
・Environment(環境)

主な活動事例は、子どもたちへ交通安全教育プロジェクトをタイなどの海外でおこなっています。

参考:株式会社ブリヂストン CSR

 

3位 KDDI

KDDIでは4つに重点課題をおいて活動をおこなっています。

・安定した情報通信サービスの提供
・安心・安全な情報通信社会の実現
・多様な人財の育成による活力ある企業の実現
・地球環境保全への取り組み

主な活動事例は、東北被災地をつなぐ継続的な復興支援として、タブレット体験教室によるコミュニティづくり支援をおこなっています。

参考:KDDI株式会社 CSR(環境・社会)

・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

なんだか読んでいても抽象的な表現ばかりで理解できませんよね?

CSRとか横文字を使ってかっこよく表現していますね。

社員を休ませてあげるとか、給料をもっと増やすとか、人員を補填するというのが、一番の社会貢献となるのですが、

そういった内部的なものは一切彼らはやりません。

外部的に評価されるもの、スポットライトがあたる派手なことしか目がいきません、利益を上げて、自分が威張りたい=単なる偽善者が経営者なのです。

ですから、社員のために活動することで結果的に社会が豊かになるという発想は一切ありません。

本来なら、社員の口コミで「この企業は超ホワイト企業だよ」と広がっていくことのほうが、企業側としてはメリットがあるのですが、こういった大企業は、ほとんど全員コネ出世ですから、役員一同が庶民のサラリーマンの現状など知らないためそういった活動が実は一番大切だという認識がないからではないでしょうか?

・・・・・・・・(企業の社会貢献支出「トップ50」トヨタ137億、マック13億、日立12億円etc.)

まず、2012年度の「社会貢献支出額」のランキングから見ていこう。トップはトヨタ自動車の137億円。2010年度139億円、2011年度144億円と高いレベルの支出を続けている。ちなみに、この137億円という数字は、『会社四季報』2014年1集新春号掲載3530社の売上高で見ると、中堅の上場企業の売り上げのレベルに相当する。

・・・・・・・・(転載ここまで)

並み居るブラック企業が、ランクインしていますね。

彼らは、あくどいことをしているため、広告料、CMスポンサー料をばら撒いてイメージアップを必死にしているだけです。

自殺ナンバー1が豊田市だというのもうなずけます。

・・・・・・・・(豊田市はブラック企業トヨタ自動車のせいで自殺者数日本一…本当?樹海より多い説も 2017-03-21 商品・サービス)

 トヨタのせいで豊田市の自殺者数がヤバイという話を見かけて、半信半疑で検索。検索上位では、陰謀論サイトや掲示板が多く、この時点ではガセネタだとほぼ確信していました。

 ところが、もっと下まで見ていくと、豊田市で自殺者数が日本一多かった時期があるのは事実のようです。まさか!という話で、驚いたというよりは、恐ろしさを感じました。


●豊田市はトヨタ自動車のせいで自殺日本一…は本当?

 陰謀論系のサイトでは、トヨタ自動車が大スポンサーなので民間は報道できないと、例によって主張しています。それが事実かどうかはわからないものの、そういったスポンサーに左右されないしんぶん赤旗が、報じていました。

労働者の自殺2万4000人/「実態白書」 愛知・豊田が最多/04-06年2008年7月5日(土)「しんぶん赤旗」

 経済学者や医師、NPO(民間非営利団体)法人などで構成する自殺実態解析プロジェクトチーム(リーダー=清水康之NPO法人ライフリンク代表)は、「自殺実態白書2008」というものを発表しています。こうした調査は初めてだったみたいですね。

 2004~2006年に自殺した人のうち、被雇用者は2428人。これを警察署別に見ると、以下のようになります。マジで豊田市が日本一でした。

1位 愛知・豊田 (93人)
2位 山梨・富士吉田 (85人)
3位 福岡・筑紫野 (83人)
4位 北海道・苫小牧 (82人)
5位 北海道・札幌北(79人)


●富士の樹海より多い説も確認してみる

 なお、富士の樹海より多い!と言われていました。日本一ですのでその時点で富士の樹海より多いというのは本当なのですが、2位の山梨・富士吉田がその地域にあたるのかも確認。

 まず、青木ヶ原樹海があるのは、富士河口湖町であり、富士吉田市ではありません。ただ、上記は警察署管轄で書かれています。たぶん警察署の統計を利用しているのでしょう。ですから、比較的信頼性の高い数字だとも言えます。

 山梨県警察/警察署管轄区域によると、富士吉田警察署の管轄区域は、富士吉田市以外にもあり、富士河口湖町も管轄でした。

・南都留郡のうち富士河口湖町、忍野村、山中湖村及び鳴沢村
・南巨摩郡のうち身延町の一部(本栖湖区域)

 したがって、富士吉田警察署の管轄区域で自殺者数が多いのは、富士の樹海の影響が大きいと予想されます。そして、それより多い豊田市という異常性が、際立つことになってしまいました。


●ブラック企業トヨタ自動車を匂わす分析も

 しんぶん赤旗に戻ります。記事によれば、「自殺実態白書2008」は、企業との関係性も指摘していたようです。なので、トヨタ自動車の影響を間接的に言及する形になっていました。

・被雇用者の自殺は、愛知県豊田市など大企業が立地する工業地域で多発している。
・被雇用者の自殺が多い上位五十署には、中心企業→下請け企業→孫請け企業の「ピラミッド型の構造」の中に、さまざまな雇用形態の労働者が存在している地域が多い。
・自殺の要因として(1)長時間労働(2)二十四時間交代制勤務(3)人員整理(4)派遣社員の不安定な地位―などが推測される。

 豊田市でトヨタ自動車の影響が強いことを疑う人はそんなにいないと思うのですが、これも補足しておきましょう。

 特定の一社の企業などが一自治体における産業の大部分を占めている自治体を「企業城下町」と呼ぶことがあります。そして、日本の企業城下町の一覧 - Wikipediaでは、豊田市(愛知県)をトヨタ自動車の企業城下町としています。

 しかも、本社の所在地は「豊田市トヨタ町1番地」であり、豊田市の市名自体がトヨタ自動車に由来するという、日本を代表する城下町です。


●無職者の自殺者も愛知県で一番だった

 なお、無職者の自殺者は、福岡・早良の187人が最多であり、豊田市ではありませんでした。

 しかし、(PDF)自殺実態白書2008 自殺の地域特性によると、愛知県ではトップなことがわかっています。

無職者
1 豊田 139
2 春日井 128
3 一宮 114

 考えてみると、解雇されて亡くなるというパターンも多いわけですから、無職者の数字も参考にしておいた方が良いと思われます。


●口コミで悪いだけならまだわからなかったトヨタの闇

 最初に書いたように、当初はあまり信頼性の高いサイトは見つからなかったんですよね。例えば、以下はうつだらけ トヨタ 堤工場 - 豊田市雑談掲示板|爆サイ.com東海版という掲示板サイト。
うつだらけ トヨタ 堤工場

トヨタ自動車 堤工場 車体部 プ◯ス課
この部署 自殺 うつ退職者 多過ぎ。
絶対ここでは働かない方がいい。
正社員の転勤、期間工や派遣、下請などの配属で行く場合も
この部署だけはブラックリストに載せ拒否った方がいいよ。
まじ頭おかしくなるか死ぬよ。

#4 2015/12/26 20:55
トヨタの各工場周辺の公園には自殺体がゴロゴロ転がってる。
2直終了後に公園をジョギングしようものなら同じ会社の人が首吊って死んでるのと鉢合わせしたり動きのないトヨタ車を不審に思って近寄ると練炭自殺してたり。
3回連続で練炭自殺を見た時はさすがに参った。
3連単ならね3練炭だったよ。
マジで!

#9 2016/01/01 22:39
世の中トヨタが全てじゃない。
トヨタだけの為に命と無駄な時間を使うのはタダのバカ。
トヨタ辞めてみたら自分がいかに無駄なことをしていたかよく分かるはず。

#14 2016/01/07 21:25
トヨタ社員に多い自殺方法はトヨタ車の中で練炭自殺。
死に場が自分のイヤなトヨタ車の中ってのもどんな気持ちだろ?
よっぽどトヨタに恨みがあるんだろな。

●トヨタがブラック企業だという記事はちらほら

 あとは、自殺とは関係ないものの、トヨタ自動車 利益2兆円生む「プチ北朝鮮」の実態:MyNewsJapan(09:07 09/21 2007 ココで働け取材班)の記事もセットで載っているところがありました。

 このニュースでは、ある若手社員が入社して驚いた話を載せていました。何に驚いたのか?と言うと、工場の間接部門に配属になったとき、工場のラインで働く技能職(高専卒)新人に対する規律訓練が、あまりにも厳しかったためです。

・一列に並び、「構え!」「走れ!」の命令。後ろ手に組み、大きな声で行う自己紹介。
・規律を守れない新人には、30代半ばのリーダーから「オマエらぁ!しっかりやれぃ!」といった容赦ない指導

 "北朝鮮の軍事パレードやマスゲームのような光景"と記事では、表現していました。体育会系ですね。ブラック部活がブラック企業の源泉 体育会系社員が重宝される理由などで書いているように、体育会系文化が日本のブラック企業文化を支えているのです。

 ただ、ここも記事のクオリティが怪しいところでしたので、あまり信用していませんでした。なので、豊田市日本一が本当だったのは、正直驚きました。


●トヨタでうつ病自殺も、労基署「業務による負荷が原因とは言えない」

 これで終わっていたものの、一つ書き忘れていました。個別事例ですが、自殺が報道された例もあったのです。

 朝日新聞が2015年7月10日19時50分に、"「トヨタ社員の夫、過労とパワハラで自殺」 国を提訴"という記事を書いていました。2015年の記事なのに、なぜか既にリンク切れしています。

リンク切れhttp://www.asahi.com/articles/ASH7B4G64H7BOIPE01H.html

 記事によると、トヨタ自動車の社員だった男性(当時40)が自殺したのは過労とパワハラによるうつ病が原因だったとして、妻(愛知県豊田市)が10日、国を相手取り、労災を認めなかった労働基準監督署の処分取り消しを求める訴えを名古屋地裁に起こしたそうです。

 訴状には、以下のようなことが書かれていました。

・男性は2008年4月からトヨタ三好工場(同県みよし市)で自動車部品の生産ラインを造っていたが、リーマン・ショックの影響による人員削減に伴い、09年7月以降は「残業ゼロ」の方針で業務が過密化。
・上司から指導の適正な範囲を超えたパワハラ。男性は同年秋から妻に「上司から罵声を浴びせられる。経験したことのないひどい叱られ方をされ、けちょんけちょんに言われる」と話していた。
・同年12月にうつ病と診断され、10年1月に自殺。

 この件、怖すぎだと思ったのが、遺族補償給付などを求め豊田労働基準監督署に労災認定を申請したのに、「業務による心身の負荷が有力な原因とは言えない」として12年10月に不支給処分となっていること。

 厚労相、電通に「社長辞任では済まない」 ワタミが許されたのはなぜ?で、電通はダメなのにワタミがOKなのはなぜ?と書きましたが、これは自民党議員の2社の社長に対する態度の違いの話。ワタミの件が労災に認定されていなかったということではありません。

 上記の内容で労災が門前払いというのは、怖すぎます。 

・・・・・・・・・・(転載ここまで)

拳銃で上司を射殺した彦根交番の新人警察官も同じように、上司から執拗なパワハラを受けていたのでしょう。

「自殺も他殺も同じ罪」と言われていますが、警察官は毎年のように自殺があります。

・・・・・・・・(2018年3月13日 更新 警察官が拳銃自殺!自殺理由は「先輩の体につけたアイスをなめさせられたから」)

セクハラやパワハラという言葉が生まれ、そしてそれらが珍しいことでもなくなった現代社会。やる方の意識は低くても、やられる方のダメージは相当でかいのがこれら迷惑行為の特徴で、今回もそれを原因とした痛ましい事件が起こりました。先輩の体についたアイスを無理矢理なめさせられ……警察官、拳銃自殺

 (79229)

 おととし3月、神奈川県警泉警察署の巡査・古関耕成さん(25)が警察署内のトイレで拳銃を使って自殺しました。

古関さんの両親は12日、耕成さんがパワハラにより不安定な精神状態だったにもかかわらず、拳銃を持つ業務に就かせたとして慰謝料などを求めて県を訴えました。
現役の警察官が拳銃自殺というのは、それだけでも十分なパワーワードでもあるのだが、その事件の顛末、原因がとになくヒドイ。

パワハラなどと呼べば逆に聞こえがよくなってしまうような、その原因とは……
訴状などによりますと、耕成さんは飲み会で裸になった先輩の体に付けたアイスをなめさせられたりしていたということです。

もはやパワハラと言っていいのかセクハラと言っていいのか、よくわかりません。

しかし間違いなくその先輩は男でしょう。女性警官だったら興奮こそすれ、死を決意しようとは思わないはず。←これもあくまで偏見ですが……。

とにかくパワハラのレベルが低いというか、低すぎて逆にめっちゃくちゃ嫌やなと思ってしまう、そんな話です。

それ以外にもさまざまなパワハラを受けていた古関さん

古関さんは、2015年7月に泉署に配属されてからこのようなパワハラを受けてきたそうです。

・暴言
・暴行
・「おまえはみんなから嫌われている」と言われた

自殺の数日前には業務のミスを厳しく叱責されたということです。
via 古関耕成 警察官によるパワハラの実態!「おまえはみんなから嫌われている」 | COCORI
アイス事件以外にも、日常的にパワハラは行われていたのですね。

写真を見る限り、戸関さんは人の好さそうな方ですから、先輩や上司に楯突こうという気も起きなかったのではないでしょうか。

そのやさしさの付け込んで、このような事件を起こしてしまうなんて、神奈川県警の人間として質が低すぎるように感じます。←もちろん全員が全員では無いことは承知の上ですが。

元ヤンも多い?日本の警察事情 

これは筆者の友人で警察官をやっている人間から聞いたのですが、かなり多いらしいです、元ヤンの警察官。

それこそ高卒で警察官になった人なんかは、かなりの確率で昔はワルをやってたそうな。

で、戸関さんのような大卒から警察官になった人は、その真面目さが仇となり、年下の先輩からかなりしごかれる傾向があるらしいのです。

勝手な想像ですけど、神奈川とかヤンキー多そうですもんね……せっかく地域の平和を守ろうと警察官になったのに、その警察官仲間が悪者で、殺されてしまうなんて、無念以外の言葉が見つかりません。
・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
正しく言うと、バブル期以前の拝命された元ヤンの大先輩方が多いということです。
キチガイに刃物、バカに権力とでもいいましょうか。
警察組織もオワコンであり、昨今の売り手市場の就職活動の実態から、さらに警察は人材難となっていくでしょう。

話を戻しますが、CSRトップのトヨタ自動車については、このブログでもさんざん、その悪行について書いてきましたが、なぜ彼らはそこまで悪になれるのか?
消費税を自分たちに還元までして収益を上げたがるのでしょうか?
トヨタのような大企業は、世の中がどんどん不景気になれば、仕事がなくなり、トヨタか自衛隊しか働く場所がなくなり、労働者雇用がしやすくなるため、どんどん世の中を不景気にしようとしているように感じます。
続いてトヨタの悪質なQC活動についてみてみましょう。

で、このトヨタに関する対談をアップした後、あるトラックの運送会社を経営している方から、以下のようなメールをいただきました。
 
----------------
 
トヨタ自動車ではQCサークル活動と言うのがあります。
 
かなり昔から取り組まれていた活動なのですが、約13年前にトヨタ自動車で過労死があり、その5年後に労災が認定されました。
 
ひょっとしてもう調べられているかも知れませんがご存じなければリンク先をご覧ください。
 
http://toyokeizai.net/articles/-/2200
 
(註: これは先日、取り上げたトヨタ社員の過労死に関するものですね。詳しくは以下のリンクに書いてあります。)
 
トヨタがわざと人に優しくない危険な車を売り出しているとしか思えない幾つかの客観的事実。
 
過労死の当時はQCサークルは労働ではなく、自主的な活動なので給料が付かないのは当たり前とされていました。現在は、活動は行われていますが給料についてはどうなっているかわかりません。
 
他にも、トヨタ自動車に勤める私の友人から聞いたのですが、年に1回だったか弁論大会というのがありまして、それもかなり真剣に取り組むそうです。
 
こういった活動を通して、トヨタに対する不満を考えさせないようにしているのだと思います。トヨタの労働組合の春闘も、まず出来レースですね。
 
トヨタやトヨタ関連(アイシンやトヨタ車体デンソーなど)の労災隠しはひどく、たとえば「トヨタ プレス機 事故」で検索すれば、その実態がすぐわかります。
 
地元の新聞にも、労災事故やうつ病などについて全く記事に載らないわけではないのですが、紙面の隅にほんの数行程度、目立たないように掲載され、それで終わりです。
 
私は前職で物流の関係でトヨタの工場への納入も一部やっていました。
 
あるトヨタ自動車の工場は納入時間が大変厳しく、トヨタが決めた納入時間に対し±5分です。
 
で、荷卸が何分間かも決められており、±5分の範囲で作業をすべて終わらせなければなりません。ドライバーは、与えられた仕事によっては、ただ単純にリフトに乗って荷卸すればいい訳ではないのです。たとえばこんな作業です。
 
まずトヨタの作業員が使用した空箱を、トラックの荷台にきれいに載せられるようにパレット上に組み直します。
 
ドライバーは、荷台上の決められた荷物をリフトで『台車』の上に載せます。
 
その台車が5~6台連結されているものを小さな電動カーで引っ張って工場内の所定の場所へ持っていくのです。
 
はっきり言って、トヨタが決めた時間めいっぱいかかります。
 
普通より下レベルの新人ドライバーは時間内に作業が出来ません。
 
なぜ時間内に終わらせなければならないのかと言うと、トヨタの工場にはそういった荷卸場所が数多くあるのですが、自分の荷卸が終わったら次のトラックが待っているわけです。
 
荷卸時間がオーバーすると、次の運転手から苦情が入る、その次のトラックにも影響し大勢のドライバーに迷惑がかかるという仕組みになっています。
 
トヨタの工場で無事荷卸が完了しても、次は積み込みでもギリギリの時間で積込しなければならず、結果的に作業の遅いドライバーは昼休憩を削って納入時間を合わせるしか手がなくなってしまうのです。
 
工場でもライン優先でプレス機で作業員が死亡しようが、工場内で自殺した人がいようが、何事も無かったかのようにラインが優先され車が作られていきます。
 
トラックのほうでも、ドライバーは常に納入時間のことが頭にあるので安全運転は二の次になっています。トヨタ関連のトラック事故はなかなか減りません。 悲惨な死亡事故も起きています。
 
また、トヨタ自動車の生産計画がトヨタの都合によって増減します。
 
ある日突然元請けの運送会社から「来月から2車4名要らなくなります。」とか「3車6名用意してください。」とか通達されます。
 
トラック1台に対し昼勤務と夜勤務で2名いるので、このように言われます。
 
そうすると、その都度ドライバーを解雇したり求人したりしなければなりません。その負担はすべて運送会社となります。
 
逆にドライバーが見つからない場合は、両直通しをやったり、管理職が乗務したりして何としてでもラインを止めないように努力します。
 
なのでトラックドライバーでも都合のいい派遣社員が蔓延しています。
 
ギリギリの運賃でやっているので、こういった経費を考えれば儲けなんてほとんどないです。
 
こんな様なのがトヨタの物流の実態の一部です。
 
----------------
 
トヨタは、自社や下請け企業の社員だけではなく、トヨタに出入りする関連企業すべてをこのように冷たくあしらうようです。傲慢さが滲み出ていますね。
 
で、このメールを受けて、私も「トヨタ プレス機 事故」でググってみました。
 
そうすると、以下のような記事が出てきました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
トヨタの工場で事故があってもマスコミは報じませんね?
 
広告料で口止めされているのでしょうか?
 
マスコミはきちんと追求すべし!
 
http://www.airoren.gr.jp/ai-sinbun/images/ai-sinbun-131.pdf
 
トヨタで重大死亡災害ト ヨ タ で 重 大 死 亡 災 害
 
1兆円の史上最高益のウラで安全対策が犠牲に
 
5月12日午前7時5分ごろ、豊田市のトヨタ自動車堤工場で、社員の鹿島啓資さん(33)がプラスチック成形用のプレス機に挟まれ死亡するという重大災害が発生しました。
 
奇しくも同日の朝刊では、前日の11日に同社が発表した2004年3月期の連結業績(米国会計基準)で、最終利益が前期54・8%増の1兆1620億9800万円と4期連続で過去最高を更新し、日本企業で初めて1兆円の大台を超えたことを報道する記事が踊っていた日でもありました。
 
史上最高益のもとでトヨタの職場はどうなっているのか、同社に働く人たちに話を聞きました。
 
■プラスチック製バンパーの成形機に挟まれ死亡
 
亡くなられた鹿島さんは成形部の保全係で機械の保全、修理を仕事としていました。事故が発生したのは、プラスチック製の乗用車バンパーを製造するための成形機の中でした。
 
■キズとバリ二つの不具合
 
この日、同成形機には二つの不具合が発生していました。ひとつは製品であるバンパーにキズが入る異常で、もう一つはバンパーにバリ(型枠からプラスチック溶液がははみ出したもの)が多発するというものでした。
 
製品にキズが入ることから同現場の作業員は原因を調査し、成形機から製品を取り出すアームに異常があることを発見しました。
 
そして処置に必要な工具と交換する部品を取りに詰所へ向かいました。
 
ところがこの時、製品にバリが出ると連絡を受けていた鹿島さんが現場に到着し、成形機内に入り点検作業をしていました。
 
■鹿島さんに気づかずに起動
 
戻ってきた作業員はアームの修理を終え、制御板に移動し、鹿島さんが成形機の中にいることに気づかずに成形機を起動させてしまいました。
 
成形機の中にいた鹿島さんは、動きはじめた成型機に上半身を挟まれ、作業員は成形機をすぐに停止させましたが、頭や胸などを挟まれ死亡しました。
 
■あるはずの安全装置がなかった…効率・もうけ優先で起こった事故
 
今回の事故は、同時に2ヵ所の不具合が発生するという偶然も重なりましたが、それ以上に多くの問題点がありました。
 
そもそも保全作業は2人以上で作業することとなっていましたが、なぜか鹿島さんは1人で作業をしていました。事故以降、保全作業は複数で行われています。
 
----------------(転載ここまで)
 
あと、こんな記事も。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■トヨタ工場で作業員死亡=ワイヤ切れ、鉄扉落下―愛知
 
10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場第1工場で、機械の鉄製の扉が落下し、メンテナンス会社の男性作業員が挟まれた。
 
男性は病院に搬送されたが、脳挫傷で死亡した。
 
県警碧南署は身元の確認を急ぐとともに、詳しい状況を調べている。(時事通信)
 
----------------(転載ここまで)
 
これは昨年2014年の記事です。
 
世界のトヨタの工場で死亡事故が起きたというのに、それにしては、かなり小さな扱いですね。しかも、こんなニュースがあったことすら私は知りませんでした。
 
さらに、こんな記事も見付けました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■トヨタの部品会社 ブラジル人事故死、残業月100時間・厚生年金未加入… 遺族、会社を提訴
 
トヨタ自動車の部品を製造するティムス(愛知県豊田市)の工場内で今年二月、ブラジル人労働者マキヤマ・アレイショさんが事故死した問題で、妻のタムラ・ケリーさんと子どもらが二十五日、名古屋地裁に損害賠償請求訴訟を起こしました。
 
アレイショさんは、人材派遣会社日本ユ・エス・インターナショナル(名古屋市瑞穂区)からティムスに出向。
 
夜勤でロボットプレスラインを動かし、責任者同様の重責で残業が月百時間になることもありました。
 
二月四日の早朝、アレイショさんは停止した機械を修理しようとして、突然動き出した十トンプレス機に上半身を挟まれ、約二十時間後に死亡しました。
 
会社は、法で定められた安全監督・指導、安全装置の設置・点検、安全教育の義務を果たしておらず、これが事故につながりました。
 
訴状では、同氏の損害賠償や慰謝料など、合計一億三百六十一万円余を遺族に支払うよう求めています。
 
また会社は、同氏を厚生年金に加入させておらず、遺族厚生年金が不支給となっています。妻タムラさんは、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)愛知支部の援助を受け、会社側に話し合いを求めています。
 
JMIUの大平敞也・愛知支部副委員長は「プレス機械などの事故は、外国人や派遣労働者に多い。安全対策を怠っているのではないか。また外国人労働者を厚生年金に加入させていない例も目立っている」と指摘しています。
 
----------------(転載ここまで)
 
残業が月100時間を超えれば、当然、仕事中に眠気が襲ったり、頭がボーッとしたりするはずです。
 
そうすると、上記のような事故が起きる可能性は必然的に高くなります。
 
しかも、法で定められた安全監督・指導、安全装置の設置・点検、安全教育の義務を果たしておらず、同氏を厚生年金に加入させてもいなかった。
 
これでは、それこそその辺の怪しげなブラック企業と何の変わりもありません。
 
しかし、トヨタの場合、日本一の広告費を使って、ブランドイメージを高めてきたこと、そして、このような自分に都合の悪いニュースを報道しないようマスコミに圧力をかけているため、未だに日本人の多くがトヨタのことを優良企業であると錯覚しています。
 
さらに、こんな怪しげな記事も見付けました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■生産ラインの車中で男性死亡 自殺か
 
・12日朝、愛知県刈谷市にあるトヨタ車体の工場で、生産ライン上の車の中で男性が死んでいるのが見つかった。
 
硫化水素自殺を図ったものとみられている。
 
警察の調べによると、12日午前6時すぎ、刈谷市一里山町にあるトヨタ車体富士松工場の生産ラインの車の中で、40歳ぐらいの男性が倒れているのを従業員が見つけた。
 
消防が駆け付け調べたところ、硫化水素ガスの発生が確認されたため、従業員を避難させるとともに、車を工場の外に運び出して処理を行ったが、車内の男性は既に死亡していた。
 
車の窓ガラスには内側から「硫化水素充満中」と書かれた紙がはられ、車内からは液体を入れていたとみられるペットボトルも見つかっており、付近からは遺書のようなものも見つかっているという。
 
死亡した男性は工場の従業員とみられている。
 
同工場では、プリウス、エスティマなどの乗用車を生産。工場は午前6時半から翌午前3時まで稼働している。
 
事故の影響で一時稼働を停止していたが、午前11時頃に再開した。
 
----------------(転載ここまで)
 
基本的に、私はマスコミが「遺書のようなものも見つかっている」と言うとき、その言葉を信用しません。
 
「遺書」が残されていたなら、はっきりと「遺書」と書くはずであり、「遺書のようなもの」という書き方はしないからです。
 
誰かが作ったニセの「遺書」だからこそ「遺書のようなもの」と書かなければいけないのです。これは理研の笹井氏が死亡したときもそうでした。詳しくは以下のリンクをご覧下さい。
 
理研・笹井氏の暗殺説の裏がとれました。松岡大臣のときと同じく、死因鑑定がわざと回避されたようです。
 
要するに、この社員は誰かに殺された可能性が高いわけです。しかも、トヨタの工場内で殺されたわけですから、当然、その犯人はトヨタ社員である可能性が高い。
 
こんなことを言うと、勝手にそんなことを決めつけるなとか誰かから言われそうですが、現実問題として、トヨタ社員による社員イジメはかなり深刻なものがあるのです。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■隔離部屋のトヨタ系社員は語る 通勤車が事故寸前も実態調査せず
 
入社以来7年以上、いやがらせを受けているという黒崎真人(仮名)さん。背景の緑色の建物内に設置された隔離部屋に“収容”された。 
 
トヨタ系列の自動車部品メーカー・ファインシンターの社員(37歳)は、障害者の賃金が不当に削られていることを労基署に報告するなど、会社側の不正を指摘し、改善させたことがある。
 
職場での差別やイジメにも抗議していた。だが、もの言う社員に対する会社側の嫌がらせはエスカレートした。
 
2007年6月には、会社の駐車場内で通勤車の4本のタイヤすべて同じ位置にビスやガラス破片が刺さる事件が起きたが、会社は目撃者探しの貼り紙をしただけ。
 
上司3人から「もう何も言うな、組織にさからうな」と言われ、ついには特別につくられた隔離部屋に“収容”されてしまった。
 
【Digest】
◇車のタイヤに突き刺された3本のビス
◇不正指摘し、いじめがエスカレート
◇深夜2時間半に及ぶ“吊るしあげ”
◇QC活動からも残業からも排除
◇700℃の炉に登る危険な作業
◇「もう何も言うな、組織に逆らうな」と上司
◇車のタイヤに突き刺された3本のビス
 
トヨタ系自動車部品製造販売のファインシンター(愛知県春日井市)。その工場で働く黒崎真人さん(仮名・37歳)は、いつものように交替勤務の作業を終えて深夜0時を過ぎ、自動車で帰宅しようとしていた。
 
会社内の駐車場を出て門の守衛前を通るとき、カチンカチンという妙な音が気になったが、そのまま走行した。実は、その前日も似たような妙な音がしていた。そのまま走っていると、後輪が滑るような妙な動きをするようになった。
 
国道19号線を走行中に異変を感じ始め、41号線に入ってから、ずるずっと後輪がすべり、あやうく対向車に衝突しそうになった。ヒヤっとしたが、もう深夜だ。その日は眠りに就いたという。
 
会社内駐車場や構内を走行中もカチンカチンと妙な音が二日続けて聞こえていたし、昨晩は車がおかしな動きをして、本当に危なかった。(どう考えてもおかしい・・)。
 
そう思って黒崎さんは調べてみると、一本のタイヤの真ん中にはガラス(プラスチックにも似た素材)の破片が突き刺さり、さらに一本のタイヤに36ミリのビスが一本、残り2本のタイヤには40ミリのビスが2本刺さっていた。
 
しかも、四輪すべての中央のほぼ同じ位置にしっかりと突き刺さっている。(写真参照)
 
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「後日調べてみるとどのビスも、会社の設備室の備品として置かれているものでした。工場に出勤したときに敷地内の駐車場に車を止め、休み時間に別の工場敷地内の駐車場に移動していたのです。それから真っ直ぐ家に帰りました。4本のタイヤ全部のほぼ同じ位置にガラスやビスが刺さっているのは、どう考えてもおかしいです」
 
不安に思った黒崎さんは地元の春日井警察署に被害の届を出した。2007年6月9日のことだった。
 
◇不正指摘し、いじめがエスカレート
 
実は、この黒崎真人さんは、「トヨタ系のファインシンター、最低賃金以下で障害者を違法雇用」(MyNewsJapan 2009年12月18日掲載)の記事に示したとおり、障害者の賃金が不当に削られていることを労基署に報告し、改善させた実績を持つ人物だ。
 
この事件は、障害を持つ山崎哲男さん(仮名・20歳)を採用するにあたって、最低賃金減額制度による正規の手続きを得ないで最低賃金以下で働かせたもの。
 
黒崎さんは、山崎さんの両親らと一緒に協力して改善させたものである。改善といっても、違法に賃金を削っていたものを、労基署に届けて合法的になったものであり、最低賃金以下で働かせていることには変わりない。
 
しかし、彼が気付かなければ、最低限の是正すら覚束なかっただろう。このような行動をとる社員だから、会社からの風当たりは強い。
 
また、障害者問題の発覚と前後して、黒崎さんは全トヨタ労働組合(ATU)のメンバーであることを社内で公言したことも、風当たりが強くなったことの背景にある。
 
トヨタ自動車本体をはじめグループ各社の労働組合は、労使協調型(はっきり言えば御用組合)だ。
 
このような組合と違い、ATU全トヨタ労働組合は、正社員・非正社員の区別なく、また元請け下請けや国籍の区別なく労働者の生活を守る活動をしている。そのため会社からはよく思われない。
 
だが、風当たりが強いというレベルではなく特定組合員に対する攻撃ではないかという疑問を持ったため、黒崎氏本人にこれまでの経緯を聞いてみることにした。
 
「学校卒業後、自営業の親戚のところで働いたり、住宅関連の企業で働いたこともあります。結婚して家を購入し住宅ローンもあり、2人の子供の将来の教育費などを考えて、大変でも3交替勤務で深夜勤務も自宅から通える給料の高い転職先を探していたのです。
 
2002年の11月中旬に、職安でいまの会社(ファインシンター)を見つけたのです。工業高校卒以上が条件だったので、応募条件に満たない部分があるが良いかとその場で職安の人に会社に電話してもらうと、『交替勤務でやってもらえるならいいですよ。3交替で勤務をお願いすることになるかもしれないですが、いいですか』ということだったので、面接をお願いしました」
 
さっそく面接となり、「3交代勤務でお願いしたいのですが、よろしいですね」と担当面接員に確認され、02年12月に採用された。
 
◇深夜の工場で2時間半の吊るし上げ
 
㈱ファインシンターは、資本金22億300万円、従業員1000人強で、主要株主はトヨタ自動車(20・8%)。主要製品の約86%が自動車用部品である。
 
ここでの黒崎さんの仕事はどのようなものだったのか。
 
「私の仕事は、粉末の金属粉を成型機で圧縮し、圧粉体といわれる素材をカーボントレーに乗せて、それをメッシュベルトに載せて高温の炉で焼く作業です。
 
トヨタ車のオートマチック(ミッション)クラッチ、サスペンションの部品です。
 
最初の試用期間のときから大変でした。私の配属された係では、ある古参社員の班長が係内では所属の係長より発言権がありました。
 
その班長は自分が『そうだろう?』と言って自分の意見や考えを周囲の者に同調させるようなところがある人です。
 
話を聞いている時『ハイ』と口に出して言わずに私はうなずいて聞いたりしていました。
 
すると一方的に『返事がない』『聞いてない』ということにされてしまい、ぎくしゃくし始めました」
 
黒崎さんは、自分の考えを述べてテキパキと仕事を進める感じ。直接会ってみると、元気のいい職人タイプだ。実際に職場や労働組合でも自分の考えを述べ、「こういうやり方がいいのでは」と提案することもしばしばだったという。
 
つまり、「もの言う社員」が社風に合わなかったということだろう。ただ、それならば、どの会社でも起きそうなことだ。ところが、黒崎さんが経験したことは、決して普通ではない。
 
「生意気だと思われた社員には徹底して嫌がらせするようなところがありました。中途採用で入ってきて嫌がらせを受けて辞めた人も多々います」 
----------------(転載ここまで)
 
で、このようなトヨタの社風は、今や日本のみに留まらず、全世界にまで拡大しています。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■仏労働者 トヨタとたたかう。隔離部屋 組合差別 退職者増。“日本の仲間と励ましあいたい”
 
販売台数で世界第 2位になったトヨタが、欧州進出の拠点として北フランスのバランシエンヌ(リールの南東60キロ)に設立した工場の操業開始から3年。日本流の厳しい労務管理が持ち込まれ、労働者たちは組合差別ともたたかっています。(リールで浅田信幸 写真も)
 
■欧州拠点で事故多発
 
同工場に勤めるエリック・ピケール氏(38)とジェローム・イソン氏(33)は、平均年齢二十八歳という同工場ではベテラン労働者。ともに労働総同盟(CGT)に属し、従業員代表に選ばれています。
 
「労働条件はますます厳しくなっている」。こういってエリック氏は、持ってきたファイルから鎌田慧氏著『自動車絶望工場』の仏文訳を引っ張り出し、「トヨタの経営者が何を考え、何をやっているのか参考になるから」と語りました。
 
バランシエンヌ工場は二〇〇一年一月に操業を開始し、現在労働者は二千三百五十人。一労働者の年間生産台数は八十八台(ヤリス=日本名ヴィッツ)と欧州屈指の生産性(欧州第三位)を誇っています。
 
同工場の労働条件の厳しさを表す数字があります。三年間の退職者七百五十人。二〇〇二年において何らかの治療を要する大小の事故二千三百九十二件、うち労災認定二百件。
 
「退職者が異常に多い。同じ産業の同規模工場では、これだけの退職者が出るには十年ぐらいかかるだろう」とエリック氏。
 
労働時間も法定三十五時間にたいし、三十九時間十分。最近では着替えに要する時間も労働時間から除かれ、実労働時間が増加。体の不調を訴える労働者も少なくないといいます。
 
■活動家の自宅監視も
 
トヨタは工場立ち上げにあたって、協調主義的傾向の強い民主労働総同盟(CFDT)などの組合支部を発足させ、企業内協定を結びました。最初からCGTを排除する意図があったことは明白です。
 
「CGTの発足はまったく違っていた。私の後をついてまわり、あいさつを交わす労働者を特定し、活動家の自宅まで監視する。会話しているところが見つかると、相手が上司に呼ばれ警告を受けるため、従業員仲間とは工場の外で接触せざるを得ない」
 
最悪なのは、彼らが「檻(おり)」と呼ぶ隔離部屋への配転です。これまでに三人の労働者が檻に“収容”されました。
 
「無意味としかいえない仕事を二カ月から六カ月間もさせられる。それもCGTの組合員だからというだけで。労働者の誇りを傷つける“見せしめ”にほかならない」

 
しかし、CGTの活動家を見る目は、経営者と労働者では大きく違っていました。
 
労働条件が厳しくなるにしたがって、エリック氏やジェローム氏のもとには毎日のように相談が持ち込まれています。
 
■労働監督官から警告
 
最近の大きな成果としてエリック氏は、一枚のコピーを取り出して、見せてくれました。
 
社会労働連帯省の労働監督官がトヨタのバランシエンヌ工場の経営陣にあてたもので、日付は昨年の九月二十二日。工場から出勤を促す手紙を受け取った病欠労働者の訴えに応え、エリック氏が労働監督署の介入を求めたことに回答を寄せたものでした。
 
回答書は指摘します。「医師の診断にもかかわらず、労働者にその処方に従わず働くよう促すのは、労働者の健康と安全を危険にさらしうる」「病気にかんする法的規定を享受しないよう促し労働者に圧力をかけることは、モラル・ハラスメント(精神的いじめ)行為とみなしうる」
 
世界のトヨタの労働者いじめに対する厳しい警告でした。
 
逆にこの事実は、組合と労働者を分断しようとする策動にもかかわらず、CGTが労働者の信頼を得ていることを示しています。
 
二〇〇二年の秋に行われた従業員代表の選出でCGTは、企業委員会代表選挙で42・5%を得て、七人中三人の委員を獲得、組合代表選挙では49・5%で十一人中六人を選出させました。
 
エリック氏は「全国でも最高レベルの得票率だ。しかしこれでも職場は変わらない。本当に職場を変えるには60%は必要かもしれない」と指摘しました。
 
最後に記者(浅田)は、一つのメッセージを託されました。
 
「私たちは、イギリス、トルコのトヨタの労働者ともコンタクトをとっている。お互いの状況やたたかいの情報を交換し、励ましあっている。日本のトヨタの労働者ともコンタクトをとりたい。あなた方の新聞にぜひ、このことも書いてください」と。
 
企業委員会 経営当局と選挙で選ばれた従業員代表(民間企業では2年に1度の選挙)で構成される労使協議機関。特に雇用、福利厚生面で法的、協約的事項の完全実施を協議、実現する。
 
従業員代表委員会 労働条件の順守と労働者の要求を協議する労使協議機関。当該企業に組合があれば、組合員が従業員代表選挙に立候補し、選ばれると組合代表ともなる(民間企業で2年に1度の選挙)。
 
----------------(転載ここまで)
 
海外にまでトヨタの悪しき風習を持ち込むというのは、日本人として恥ずかしい限りの話です。
 
かつて日本人は働き過ぎと言われて問題となり、「週休二日制」が導入されることになりましたが、その後も、日本人は相変わらず働き過ぎるぐらい働いています。
 
しかし、日本人は別に自ら好きこのんで働き過ぎているわけではありません。
 
上から無理やり「働き過ぎ」を強要されている場合がほとんどです。
 
しかし、上の人たちに逆らえば、クビにされるかも知れないし、例えクビにされなくても、上記のような苛酷なイジメにあう恐れがある。
 
だから、誰も会社に対して何も文句が言えない。
 
これがこの世の現実です。なので、当然、社員たちはみんな会社の奴隷に成り下がるしかない。
 
しかも、自分が奴隷になっていると認めるのは、それはそれでとても惨めなものがある。なので、自らの誇りを保つために、自分のことを決して奴隷だとは認めようとしない。
 
自分は誇り高き「トヨタ社員」であると言って、何も問題はないと周囲にアピールする。
 
例え会社でイジメに遭っていたとしても、イジメに遭っているとは誰にも言わない。
 
イルミナティはそんな日本人の習性を知り尽くしているので、このような日本人の習性を自分たちにとって都合のいいように利用します。
 
我々日本人もそこのところをきちんと理解して、上記のフランス人のように、もう少し口うるさく会社に対して物申すべきかも知れません。
 
そうすることで、日本企業の悪しき習慣も少しずつ消えてなくなるかも知れません。
 
もっとも、その過程においてイジメに遭うことも覚悟しておかなければいけませんが……。

・・・・・・・・・(転載ここまで)

社会貢献=企業イメージ=漆黒の完全なブラック企業といったところでしょうか。


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