今回の記事は家族に精神病者がいると、2つのルートを選択するしかなくなるというケースについてお話します。
座敷牢か精神病院で一生過ごすかです。
・・・・・・(「わあー、という叫び声聞いた」 監禁、住宅街に驚き2018年4月7日 20時40分 朝日新聞デジタル)
障害のある長男(42)を檻(おり)に閉じ込めたとして、兵庫県三田市の無職山崎喜胤容疑者(73)が監禁容疑で兵庫県警に逮捕された。
山崎容疑者の自宅は、三田市のJR宝塚線広野駅から約500メートルの静かな住宅街にある。近所の70代の男性は「息子がいることも知らなかった。監禁をしている気配もなかった」と驚いた。
自宅は2階建て。玄関と反対側にあるバルコニーに隣接する形で3畳ほどのプレハブが立っており、長男はここで檻に入れられていたという。県警によると、自宅とプレハブはバルコニーを通じて行き来できる構造になっていた。バルコニーは屋根付きで、壁面はカーテンやすだれで中が見えないようになっていた。
すぐ裏に住む80代の女性は「プレハブはずっと前からあった。息子の顔は知らないけど、時々『わあー』と叫ぶ男の人の声を聞いた」と話した。
三田市によると、長男は義務教育を終えてから引っ越してきたとみられ、これまで市の福祉サービスを利用したことはなかった。
・・・・・・・・(転載ここまで)
日本において私宅監置、座敷牢ですね。実は戦前、そして戦後間もなくはこれが普通でした。
ちなみにこれは精神病院です。
建物が変わっただけで、今も昔もやっていることは変わりません。
まず、座敷牢、私宅監置の歴史について見てみましょう。
・・・・・(精神衛生法)
精神衛生法(1950(昭和25)年) 第2次世界大戦後、欧米の精神衛生の考えも導入されて、新しく精神衛生法が制定されました。 この法律の成立によって、「精神病者監護法」「精神病院法」は廃止されました。 ここで初めて、精神障害者の私宅監置が禁止されることとなりました。
・・・・・・(転載ここまで)
いわゆる座敷牢が禁止されました。
その理由についてはGHQが入ってきて、精神障害者の人権を謳ったわけですがそうでもないようです。
それは抗精神薬の歴史を見てみるとわかります。
・・・・・(抗精神病薬の歴史)
抗精神病薬の歴史は、1950年に中枢作用の強い抗ヒスタミン(histamine)薬として開発されたクロルプロマジン(chlorpromazine)に端を発する。
当初は外科医のLaboritが、強化麻酔(人工冬眠)に用いて外科手術後のショックを予防する目的で使用した。
その後、1952年に精神科医のDelayとDenikerが、統合失調症や躁病患者に投与したところ、覚醒状態で抗幻覚・妄想作用と鎮静作用を示すことを報告した。
1958年にベルギーのJanssenは、ブチロフェノン(butyrophenone)系抗精神病薬のハロペリドール(haloperidol)を開発した。1963年にはCarlssonとLindqvistが、これらの薬物が脳内ドーパミン(dopamine)の代謝産物を増加させることを報告し、統合失調症の「ドーパミン仮説」(ドーパミン神経の過剰興奮が統合失調症の病因)の糸口を作った。その後ベンズアミド(benzamide)系、イミノジベンジル(iminodibenzyl)系などの第1世代(定型または従来型)抗精神病薬 (First-Generation Antipsychotics)が数多く開発され上市された。 第1世代抗精神病薬の開発コンセプトは、抗精神病薬の臨床用量(または血漿中濃度)が、ドーパミン D2受容体遮断作用と正の相関を示すため、D2受容体の遮断作用が抗精神病効果の発現に本質的に重要であるというものであった。
・・・・・・(転載ここまで)
要するに、1950年前後にアメリカの製薬会社が抗ヒスタミン薬とクロルプロマジンという薬を使うと、鎮静できるぞといったわけです。
で、この発明を何処に使うかとなると、例に漏れなく、精神病者に使うとなったわけです。
敗戦国の日本にこの薬を高額で売りつけようと画策したのですが
日本には精神病院というシステムはなく、そもそもあってないようなものでした。
どちらかというと「精神病、狐つきが生まれたら、家族が死ぬまで面倒みる」という慣習があったのです。
これが日本の精神病関係の法律です。
厚労省のHPからいただきましたが、本当によく出来ています。
この措置入院とありますが、当時の措置入院とは、ホームレスやら政治犯を保安処分として警察の留置場の代わりに精神病院に放り込んでおいた歴史があります。措置入院の歴史についてです。
・・・・・・・・(I 保安処分推進に向けて委員会活動が行われていた時期)
1 前史
現行刑法が成立したのは1907年である。
保安処分新設に向けての動きは戦前から存在した。
1921年、高橋是清総理(当時)が刑法改正を諮問し、1940年に、禁固以上の刑にあたる罪を犯した精神障碍者またはいん唖者(いんあしゃ)に対する監護処分、酩酊または麻酔の状態で罪を犯した習癖者に対する矯正処分、浮浪または労働嫌忌により常習的犯罪を犯す者に対する労作処分、刑の執行を終わったが殺人などをなすおそれが顕著な者に対する予防処分の4種の保安処分を規定した改正刑法仮案が出された。
しかし第二次世界大戦によりこの検討作業は中断した。
戦後、1956年に刑法改正準備会が設置され、1961年に刑法改正準備草案が出された。
同案は、精神障害者が禁固以上の刑にあたる行為をし、責任無能力ないし限定責任能力とされて刑の減免が行われるとき、将来再び禁固以上の刑にあたる行為をするおそれがある場合に、保安施設への収容を内容とする治療処分(「仮案」の監護処分にあたる)を言い渡すことができるとした。
また、「仮案」の矯正処分にあたる禁断処分も規定した。ここまでの経過においても、学会および学会員が関与していた可能性があるが、資料がない。
・・・・・・・・(転載ここまで)
こういう形でも収容施設として使っていた経緯がありますが、政府としてもこういった施設に金をかけたくなかったという経緯があったのでしょうか、基本的に今も昔も精神病は不治の病として、つまり障害として家族が自宅を改築して面倒を見ていたのが通例であったのです。
治療実績から鑑みても、薬物療法は短期的な鎮静にしか効果を発揮しません。
ですから、根治療法=完治には至りませんから、はっきり言って仮説で医療をしている状態が平成になっても続いているのが、精神医療の実態です。
これでは薬が売れないということがあり、法律を改正し、私宅監置、座敷牢を禁止して、精神病院を急ピッチで建てさせ、そこで薬物療法を導入して抗精神薬を導入したのです。
精神医療政策を違った視点で描いている記事がありましたので転載いたします。
・・・・・・・(精神科のヤク漬け療法はなぜ出来たのか。)
1970年代頃から、米国の製薬会社・精神科医・FDAが三位一体となり、回転ドア方式の人事交流を通じて、精神病のヤク漬け療法体制を構築した。
抗鬱剤にしろ、催眠導入剤にしろ100害あって一利なしである。
ヤク漬け療法の利点は、製薬会社や精神科医にカネが落ちる。
監督官庁も権力を肥大化できる。
そしてもう一点留意しなくてはならないのは人民を支配し隷属させたいと考える政治的な意志も絡んでくる。
2.晋精会という名の安倍首相の後援組織があるそうだ。
2015年6月11日
『東京・丸の内のパレスホテル東京着。宴会場「橘」で精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」会合に出席し、懇談。萩生田光一自民党総裁特別補佐同席。』
http://www.sankei.com/politics/news/150612/plt1506120008-n1.html
精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」というのがある
患者を薬漬けにして廃人同様に追い込み、ボロ儲けする医者たちと安倍氏の密約三昧の裏関係である。
3.ストレスチェック義務化
2015年12月1日に「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が施行される。
「ストレスチェック義務化法」と呼ばれている。
この法案は安倍政権が成立させた。
メンタルヘルス対策の充実・強化等を目的として、従業員数50人以上の全ての事業場にストレスチェックの実施を義務付ける。
従業員50人未満の事業場については当分の間、努力義務とする。
つまり、従業員のストレスチェックが義務化になる。
義務という点がミソである。
これにより、精神病患者の数を飛躍的に増やし、通院させて薬漬けにする。
4.認知症になると精神科病院に連れて行かれる?
(参考)http://diamond.jp/articles/-/66183
「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」というものが検討されている。
「石井みどり」という自民党衆議院議員が熱心に推進している。
認知症の患者を精神病院に送り込むという内容のようだ。
新オレンジプランとやらも、精神病利権の一つとなる。
介護施設では拘束は認められていないが、精神科病院では、法律(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)によって入院患者への行動制限が認められている。ベッド上で手足をベルトやひもで固定したり、車椅子に乗っている時に腰をベルトで抑えてしまう。抑制と呼ばれるが、実態は拘束である。
この拘束による死者がかなりの数でている。投薬による苦しみから逃れるため自殺も後を絶たない。
放射能は程度の差はあれども100%脳に打撃を与える。今後認知症は激増する。
5.恐怖政治と精神医学
精神病とされて強制措置入院させられれば、保護室が出るため人は意志に対して従順になる。そうやって閉鎖病棟、退院へと結びつけるように努力する。
人を支配する上で精神病院は好都合なのである。
恐怖政治と精神医学
http://ameblo.jp/seisin-iryo0710/entry-10730248477.html
転載開始--
精神医学的思考を最も活用した代表者と言えばヒトラーだ。
ヒトラーの「親衛隊SS」には多数の精神科医がいた。
ユダヤ人の大虐殺を画策したのも「精神科医」たちだ。
ヴェルナー・ハイデ
ナチスの安楽死計画の首謀者。好ましくない人物を抹殺するナチスの精神医学による秘密計画「T4」の医療監督者。
ヘルマン・プファン・ミューラー
精神病院の院長。彼はその病院で子供達を餓死によって殺害をした。1943年、彼は計画を拡張させより年齢の高い人々を対象に2つの「餓死の家(フンガーハウザー)」を建設した。
ハンス・ハインツ
「T4」計画の精神科医で、最初の「児童専門(殺人)局」の本部であったブランデンブルク・ゴルデン州立精神病院の院長。ハインツは毒入りの食物、モルヒネ、シアン化合物や化学兵器用の劇毒物の注射という方法で、青少年を殺害した。
同時期のスターリン支配下のソ連においても、共産主義の教化というお題目のもと、反体制派の一掃(シベリアへの収容)を目的に、数々の精神医学的措置がとられました。
モスクワのセルブスキー研究所というところは、精神医学による懲罰的な政治統制の拠点でした。この研究所は、ロシア法と憲法の網を潜り抜けて強制労働と精神医学の収容所ネットワークを設立するためにKGBや内務省と共謀しました。
精神科医たちは、国家公安機関が政治犯に自白させ「証言」を得るために自白剤などと呼ばれる「薬物」を用いるという冷酷な手法を会は治しました。ソ連時代に強制労働収容所に収容され、「強制的な治癒」を施された市民は4000万人以上に上ります。
これらの市民の多くが、「不活発性統合失調症」という診断を下されています。共産主義に傾倒しない人の特有の病気だそうです。。。
中国でも似たような事案があります。
アンカンと呼ばれる精神医療施設があります。かつて法輪功のメンバーが数百人規模で収容されました。収容された人々にも「病名」がついていました。「社会改善妄想症」「政治的狂信症」だそうです。そして、この病気に用いられた治療は、「口から舌が飛び出すくらいの静脈注射」「足の裏に電流が押し当てられる激痛の針治療」だったそうです。
自由の国アメリカでもCIAと結託した精神科医が「シベリアUSA」という施策を講じました。これはアラスカの原野に広大な精神病院を建設し、政治的不満分子、スパイの容疑がかかった者から一般の市民に至るまで、本人及び家族の承諾なしに強制収容することが出来るとした法案でした。下院はすんなりと通過しましたが、この危険性に気がついた一部の市民達の怒りに触れ、上院で廃案となりました。
政治による支配を「恐怖」という道具を用いて行おうとすると、必ずそこには「精神医学」の影があります。
転載終わり--
6.単にカネのためではなく精神病を人民支配の道具とする
映画「チェンジリング」では疾走した子供の行方を探そうとする母親が「事件を解決した事にしたい」警察により精神病院へ入院させられる。
ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」では冒頭100ページに渡りCIAがカナダで洗脳実験をやっていた事実が書かれている。わざわざ冒頭にもってきた所に意味がある。
統治機構に都合の悪い人間を黙らせたり、洗脳するには精神病院の存在は好都合なのである。
ダマスコミで散々人民を騙してきたのだが、それでも一部の人民は安倍政権を批判している。
そういった逆らう人々をどうやって黙らせるのか、安倍政権は策を弄している。
「ナチスに学ぶ」と閣僚が公言するのだから、推して知るべしだ。
重篤な副作用や死者がでている「子宮頸がんワクチン」の摂取導入では舛添要一氏や公明党の議員が狂奔したことが分かっている。
製薬会社によるカネという問題と、まさに「政治思想的」な観点が結びついている可能性も考慮すべきである。
7.(余談)薬物に対する基本的な考え方
人工的に組成された薬物は必ず副作用がある。
精神に作用する麻薬はおおよそ、アッパー系、ダウナー系、幻覚系がある。
覚醒剤の類はアッパー系に分類されるのだろうが、中毒になるし、果てには幻覚を見たりする。
抗鬱剤は覚醒剤に類似する組成であり、実質的には同じとみなす人もいる。
抗鬱剤も4つに分類されるようだが、どれも中毒性がある。
人がコーヒーを飲んだり、タバコを吸ったりするのは覚醒作用を期待している。
コーヒーの場合はカフェインと他の化学物質による相乗作用と言われている。
私自身は自宅ではコーヒーは飲まないし、出先でたまに飲む程度であり、タバコも吸わない。
紅茶もカフェインが入っていないルイボスティーに換えた。
ダウナー系として夜には黒糖焼酎を薄めて飲む程度だ。
自然由来の薬物は副作用が少ない。
また、混ぜ物をせずにきちんと作られたものも副作用や体に対する悪影響が少ない。
であるから、薬物は自然由来できちんと製造されたものを摂取すべきだ。
私は日本のビールは飲まないようにしている。
原材料や添加物の問題がある。
アッパー系とか幻覚系は本当に必要だろうか?
ストレスを抜くのに、軽い運動をしたり、音楽でも聞いたり、熱めの風呂に入り、ダウナー系を少量嗜む程度で良いのではないか?
「過ぎたるは及ばざるが如し」ともいうし。
大麻を禁止したのは原材料の麻と石油製品がバッティングするというのもあるのだろう
が、大麻を認めるとダウナー系の麻薬が自家栽培できてしまい、酒やタバコや人工薬物が売れなくなるというのが主要因だろう。
(参考)
晋精会の正体
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/55422409.html
日本精神科病院協会の暴走 まとめ
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/55233608.html
・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
本当の目的は石油メジャーの利権獲得と金融支配というよりも、実は「人間の堕落」だと思います。
現実的に精神病院に入院しても、安静と言う名目で「一日中ごろごろしているだけ」の生活がずーっと続きます。
治療プログラムはありますが、軽作業をするだけで、おおよそこのようなことをしても社会復帰は出来ないだろうという内容が繰り返されます。
日本という国は精神障害者にはとても優しい法律が沢山あります。
障害者年金制度や、生活保護制度など、ただただ、堕落させるだけの法律が存在します。
障害を抱える人がその人らしく生きるための法律ではありません。
医療福祉従事者の生活を支えるための法律です。
刑法的な話をします。
刑法には逮捕監禁罪というものがあるのはご存知でしょうか?
・・・・・(逮捕・監禁罪(たいほ・かんきんざい))
刑法220条に規定されている罪。 不法に人を逮捕し、または監禁する行為を内容とする。法定刑は3月以上7年以下の懲役(組織的な様態の場合は組織犯罪処罰法3条1項8号が適用され3月以上10年以下の懲役)。 逮捕・監禁の結果として傷害または死亡の結果が生じた場合には、逮捕・監禁致死傷罪(刑法221条)に該当する。
・・・・・・・・(転載ここまで)
この違法性を阻却する=無効にするのが、強制入院制度でしたね?
でこの強制入院制度は精神病院に限ります。
詳細は過去記事を参考にしてください。
精神病院に入院すれば、職員付き添いで院内散歩くらいはできますが、集団生活が待っています。
ですから、実際のところ、私宅監置の方がましだと個人的には思います。
どっちもどっちで、早く精神保険制度が適正なものになる=医療でなく自立訓練する矯正施設に戻ることが先決だと感じます。
精神科病院が必要な理由
麻薬ビジネス?精神科必要論
監査対策=人権対策。隔離、拘束が増加している報道について。
もし、あなたが精神科に強制入院させられたら?
入院=勾留、厳密な入院手続きが必要では?
怖~い法律、精神保健福祉法の解説の時間だよ!【目的】
『精神科医は逮捕権を持っている、ハードな介入強制入院と逮捕の種類』
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