室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

素敵な貴公子

2007-09-06 23:28:39 | Weblog
今、最も輝いているあの方、「千の風になって」の秋川さんにお会いしました。
ウソじゃないんです。もちろん仕事です。来年1月の東京室内管弦楽団の東京芸術劇場公演のゲストで秋川雅史さんがいらっしゃる事になっており、その時の曲目についてのミーティングに、私も参加して欲しいと言われ、事務所の方々にくっついて行ったのです。

六本木のレコーディングスタジオに行くと、透明のドア越しに、マネージャー達とレコーディング打ち合わせ中の後ろ姿を見て「あれが秋川さんかな?」と分かり、ドキドキしながら入って行きました。 マネージャー、スタッフの自己紹介あいさつの後、「アレンジャーです。」と紹介をされて、本題に入ります。前半のプログラムで1曲、オペラ・アリアを歌って頂き、後半で”慕情””千の風”の他にカンツォーネを2曲。合計5曲のうち、1曲をアンコールにするという構成が決まり、具体的な候補曲がいくつか挙がりました。このミーティングに先立って、東室サイドの下打ち合わせをして、東室の手持ちの譜面の確認などをした時に、テノール歌手用レパートリーの紙を見ていて、急に”グラナダ”が閃きました。これは、東室ではマリンバ独奏用に、以前私が譜面を作ったのですが、ドミンゴやカレーラス等の音源を聴いて参考にした事を思い出したのです。そこで「”グラナダ”がテノール伴奏用に使えると思いますよ」と提案していたのですが、秋川さんのカンツォーネの候補曲のとして、偶然、秋川さん自身から「”グラナダ”やれたらいいですね」と言われました。それで、”グラナダ”も即決。あとは、候補曲の譜面の資料提供などの約束をして、ミーティングは終わりました。

とっても素敵な秋川氏。くっきりと幅広い二重瞼。品の良い口元。さわやかな誠実さ。こんなに素敵な”貴公子”が、この日本にいるんだなあ~。眼がくぎづけになってしまいました。自分の意外なほどのミーハーぶりに驚いてしまいました。本当は、「あの~、写真を一緒に撮って頂いてもいいですか?」と、喉まで出そうだったのですが、グッと堪えました。お仕事ですから。 でも、帰り際、ドアを出ようとする時に、「どうぞ、宜しくお願いします。」と改めて言われ、嬉しくなってしまいました。 「千の風~」編曲、頑張らなきゃ・・。