室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

ヤラト・ゴンタ・ツアー 其の2

2009-02-02 18:56:14 | Weblog
1/29(木)午前中にピアノに触りたい希望を、畑センセイが叶えて下さいました。

9:50にホテル・イルグランデに迎えに来て下さり、大学同級生の名倉さんがやっていらっしゃる音楽教室をお借りできました。助かりました

畑さんが鍵を開けて下さって行かれてから、名倉さんがいらっしゃるまで、喉が渇いたけれど外には出られまへん  教訓其の1・・ドリンクは早めに確保するべし しかし、これがすぐ忘れるんだなー

13:00に帝国ホテル大阪に集合だったので、タクシーを何とか見つけて行きました。意外に近かった。4階のクロークで「チャペルはどこですか?」と聞いたら「あちらです、あ、いや違いました。そっちです」バイトのお姉ちゃんでっしゃろかー。

チャペルの写真は、前回のブログ、”其の1”に載せました。天井が高く、中央がバージンロードに沿って、丸いアーチになっています。聖人の絵のステンドグラスも、本格的風。オルガンのデザインもキマッています。しかし、何故か寒い! 送風が来ているのが、かえって寒くて、ヤンネが段々具合悪そうになりました。ドアを開けて前室に行くと温かいのにねえ。

ゲネプロ後、パンなど頂いて人心地がついて、さあ本番。

畑さん、中村さんの”ベルカント・タンゴ”
お二人とも、愉しそうに歌っていらっしゃいました。畑さんのざっくばらんなMCも、良い感じでした。お客様に大変よろこばれました。早くも「クリスマスにまた・・」というお話が出ています。 私の数少ない関西方面の知人も応援に駆けつけて下さいました。皆様、ありがとうござりました~

さて、終わると打ち上げ
扇町の近くのようでしたが、”豚なべ”を食べさせるお店へ行きました。

この写真が、名物の”豚なべ”です。豪快にニンニクが二つ割りくらいの塊で。生姜も厚切りで。ニラがしこたま入っており、上にきれいな豚肉が、いっぱい乗っています。「もやしが細いですね」と言ったら、「こんなん普通ちゃいまっか?」と言われ、『やっぱし、異国か』とちょっと思いました。  関サバも感動的に美味しかったです。

打ち上げ参加者の中に、雅楽の龍笛を演奏する”アベさん”という若者がいらして、”越天楽”と、もう一曲、高い音域も出る曲を演奏して下さいました。すっごく素敵でした。

ヤラト・ゴンタ・ツアー 其の1

2009-02-02 18:26:43 | Weblog
誰が呼んだか知らないが・・合い言葉は”Let's ヤラト”

昨年、ヤンネ舘野(バイオリン)、ヴィッレ・ヒルトゥラ(バンドネオン)、長谷川順子(コントラバス)、それに私(ピアノ)で”タンゲロス・アルティコス”を結成して、関西方面でツアーをしたのに引き続き、今年も”タンゲロス・アルティコス”(北方のタンゴ人)の関西ツアーが実現致しました。

今年はバンドネオン抜きですが、タンゴはもともと在り合わせの楽器でスタートした音楽なので、全然平気。バイオリン、バホ(コントラバスのスペイン語式の呼び方)ピアノで充分、成立しております。

さて、1/28(水)とうとう寝ないまま朝を迎え、家を8時に出発して新横浜から新幹線。京都に向かいました。車中も何曲も譜面にスラー書きしながらで、寝るどころではありまへんで・・そろそろ関西弁の心づもりをしていると、あっという間に京都着。

ヤンネと、私設マネージャーの明子さんの出迎えを受けて、Cube号で武庫川へ。

シューベルト歌曲の第一人者、テノールの畑儀文さん、元お弟子さんのソプラノ、中村朋子さんと、”タンゲロス・アルティコス”の共演という事で、畑さんのご勤務先である武庫川女子大でリハーサルとなりました。

武庫川に着くと、既にバホを積んだジュンコ号が到着していて、先ずは腹ごしらえです。”薬膳カレー”の文字に惹かれて、近くのレストランに入りました。辛い、スパイシーなカレーは発汗、新陳代謝を促し、引いては健康に良い、とウンチクを伺って、ジュンコ女史だけ、それを注文しました。私は唐揚げに少しカレーを付けさせて貰って、辛さを確かめました。

やる気が出たところで、7時過ぎまでバッチリ、リハーサル

練習が終わると、焼き鳥、鶏焼き・・トリづくしのお店で鋭気を養いました。焼酎一杯がやっと・・という体質は不利やな~、などと思うヒマもなく、60代の冒険野郎、フリーフライトの山崎さんの冒険談に、一同魅了されました。

5秒間だけエンジンで垂直に上昇させて、模型飛行機(両翼2.5メートル位)が、どのくらいの時間と距離を滑空できるかを競うのだそうです。当然、見えない所まで飛んで行ってしまうので、GPS付きで、拾いに行くのが、道無き道を踏み越えて行く冒険になるそうです。

来年、世界大会がフィンランドで行われるので、ヤンネと知り合いになると良いと思われたようです。そのお話をなさる山崎さんの生き生きとしたお顔が素敵でした。