室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

ヤラト・ゴンタ・ツアー其の4

2009-02-09 01:04:59 | Weblog
1/31(土)せっかくのシティホテル宿泊だったけれど、皆さんより少し早く出てピアノに触りたい…と、10時半頃、西宮の大谷美術館に到着。玄関を入ると素晴らしい庭園が大きな窓ガラスを透して見える。右寄りに小さい三段の滝のような流れが洒落ている…けれど、控室に入り、荷物を置くと会場に行き、ピアノの前へ。

保育園の歌。“けいちゃんの歌”すでに何度か書き直ししていて、なかなか固まらず、なかなか進まないので、なかなか出来ないでビータに持ってきていた曲。それが、窓いっぱい庭園が良く見える八角形の空間のお陰か、空中に漂っている音を捉えて、すらすら行かれる感じ。この線で出来そうだ…とつかめました。その内に皆さんが揃って、少し音出し。

ピアノが窓ガラスの何処にビリビリ響く音があるのが気になり、何度か位置を動かしてみたけど、どうも音質がコントロールし切れない内に時間切れ。急いでレストランでランチを頂く。カレー美味しかったです。

コンサートが始まって「何か違った感じ?」ヤンネもジュンコ女史も私と同じ感覚だったみたい。疲労感もあったかもしれないけど、皆それぞれ貴重な本番を大事に楽しみたいと思って臨んでいたのに…。どうも会場が、普段講義をする場所のせいか、お客様の雰囲気が硬いのでは…?という事に気がついたのです。

休憩で会場通路を控室に捌ける時には、ご婦人方の好意的な笑顔に見送られたのだけれど、ヤンネ曰く「一番前で足を組んで座っている人(男性)がため息ついたり首傾げたりするのが気になる」そうで、どうも2~3人のオジ様方に「試験するからやってみんさい」とでも言われてるような雰囲気があったみたいです。殆どの方が笑顔と大拍手だったにも拘らず、自分たちが期待したテンションまでは行かなかったのかな…。こういう事もあるのかなーと不思議な感じでした。

さて、次ぎはいよいよ最後の会場の丹波篠山へ、北上します。