室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

Tangueros Articos Tour in Autumn 2010 其の2

2010-11-18 23:17:47 | Weblog
《狂喜乱舞のゴンタ・ツアー》レポート・続き

11月5日は、うれしい秋晴れ。御殿場の富士山に期待が高まります。

青葉台のホテルを9時半に出て、新横浜駅で新神戸行きのチケットとお弁当を買って、新幹線のぞみ号に乗り込みます。

JUNKO嬢は、楽器の都合で前日のうちに関西に向かっていて、マネージャーの明子さんも先に出発したので、ヤンネとヴィレと私の3人の旅となりました。

さあ、そろそろ富士山が近づいて来るというので、3人でデッキに向かいます。しかし、デッキで一人ひとつの窓を独占状態になりそうだと分かり、私は後ろのデッキへ移動。1440万画素のカメラと携帯の二刀流で撮りまくり。観光気分全開トリオ!

             

富士山にこだわる三人組(同じ車両内に、写真を撮っている人は他にいませんでした)は、それぞれ自分の撮影した写真を見せっこしたのは言うまでもありません。

満足すると今度はお弁当。

             

しばらくは内職の譜面スラー書きなどしている内に、新神戸着。

迎えに来てくれた明子さんの車で、この日のホール『里夢』に向かいます。移動の車中でも、ヤンネは建物や色んなものをカメラに納めていました。確かに、六甲付近はおしゃれな建物が多いです。

『里夢』もそんなオシャレな建物の一つ。私も1440万画素のカメラで撮ったのですが、10MBの写真を軽くするやり方を忘れてしまったので、思い出したらアップします。


2008年の私達の演奏を聴いて企画して下さったという内海裕子さんのお話によると、聴きに来て下さった方の半分以上が音楽関係者という事でした。本番前でなく、後で聞いて良かったです。

でも、何となく聴衆の集中力を感じる空気の中で、第1部は古典タンゴ、第2部はピアソラを中心に演奏しました。
第1部の最後の曲の前に、急にロウソクに火が付けられたケーキを内海さんが持っていらして、ヤンネ達が『ハッピーバースデイ』を弾き始めて・・MCをしていた私は「誰かお誕生日ですか?」とトボケましたが、そーです、私の誕生日でした。

大ビックリ&大感激です! 朝から何人かの方から携帯にメールが届いていましたが、ステージ上でこんな風にして頂いたことは生まれて初めてで、あやうく涙が出そうになりました。が、MCをしている以上グッと堪えねばならず、お陰で涙を流さずにすみました。

前日の倍の曲数で、まだそれぞれ自分に集中したい状態で緊張感が高めの本番でしたが、その分神経を研ぎ澄ました演奏ができたと思います。

本番が終わると、必ずすぐにヴィレが「今日のコンサートどうだった?」と聞きに来ます。「良かったんじゃない?」と答えると「ボクも良かったと思う」と言ってくれます。

終演後は、いらして下さった方々がそれぞれに声をかけて下さって、しばらく和やかな興奮が続きました。

それから、プロデューサーの内海ご夫妻が用意して下さった打ち上げ会場へ。
ここで再びケーキ登場。居合わせた皆さんで『ハッピーバースデイ』をまた歌って下さって、ロウソクの火を吹き消しました。ケーキ2つも頂いちゃいました。

     


品良く『マイ箸』でお食事するヤンネ。

             


お名残惜しい、大変良くして下さった内海さんご夫妻は、車を先導してその日の私達のホテル近くまで一緒に来て下さったのですが、さてそれからが大変。付近をぐるぐる廻っても、なかなかホテルが見つからず、4周目でやっと「ここだったんだ!」と分かりました。ホテル・トラスティ。

             

シンプルでモダンな、きれいなホテルでした。お部屋のインテリアも徹底しています。ベッドは大きめで『大の字』使用。

     


朝食は屋外テラスで。 


朝になって写した、なかなか分かりづらかったホテル入り口。

             


それにしても、長い一日だったな~。チェックインが1時ころ? 前の日、青葉台でのコンサートで誰もが暖かい気持ちにつつまれた事と、ヤンネの叔母様・広瀬悠子さんがあんなにも歓待して下さった事がすでに半過去になっていました。


・・更につづく。