今現在
小さなタイヤ専門店と
キーパープロショップ専門店3店舗を運営する形にしている(有)イマージンですが
32年の歴史の中で
タイヤ専門店だけの時代を16年
タイヤ専門店とタイヤキーパーコラボ専門店の時代を7年
タイヤ専門店とタイヤキーパーコラボ専門店とキーパープロショップ専門店の時代を9年
そして
タイヤ専門店とキーパープロショップ専門店3店舗が3年目となります。
このように全体を少しづつ変化させてきて 令和になって今の体制にしました。
何故そうしたのか?
弱者の戦略と呼ばれる手法を学び
「一点集中」こそが弱者の強みであることを
実際の店舗運営で「なるほど」と実感したことが端緒です。
芋虫が蛹となり そして蝶になるように
祖業のタイヤ屋が芋虫の時代
タイヤとキーパーコラボが蛹の時代
タイヤ専門店とキーパー専門店が「蝶=成虫」の時代に入った?
この会社=蝶に例えるなら
足の部分がタイヤ専門店
羽根の部分がキーパー専門店
繋ぎの胴体が経営と言えます。
足だけで生きてこれば「蟻」でした? が 踏みつぶされていたでしょう。
また いずれは足が無くなっても
羽根と胴体があれば飛び続けられます。
蝶がより進化する段階です?
空飛ぶドローンカーの時代になれば タイヤも回転しない時代に入るでしょう。
あと20年は(正確には18年)
タイヤ専門店イマージンを
存続させる・させてもらうため
時代を 社会を 人々の嗜好を 自動車の意義を考え
小さなタイヤ専門店の在り様を
お伝えしていきます。
それがタイヤの必要な人のうち 一部のご縁のある方のお役に立てれば望外の幸せです。
前置きはさておいて
タイヤ専門店が
「不特定多数の一般客様」が対象であること。
この足場が商売の中心です。
「人対人」の土俵は 昔ながら相体型であり取り換え作業が必要であります。
タイヤは小売り100%で
業者販売もネット販売もしないので
ネット販売を競合者と考えると 当方の武器は「取り付け作業」になります。
その武器を自店販売のみに用いるのがタイヤ専門店イマージンの戦術です。
武器(取り換え作業)を活かすため
店舗運営の中心に位置する
「会話する・販売する・取り換えする」三位一体のやり方です。
これは昔ながらのモデルで
どこでも行われていたスタイルであり
今ではかなり廃れた感じですが
よくよく考えると
今の時代に他店様との差別化に最もふさわしいと弱者には思えます。
これがシーラカンスの立ち位置です、
まわりが進化してしまって 昔ながらの場所が居心地がよくなったのです。
競合他社様は 豊かな海を求めて行かれ
昔ながらのやり方は
同じやり方の競争相手が少なくなる一方で
多数派だったのが
店主の高齢化や後継者不在で
少数派になってきて
古いのが目立つ存在になり生かされてきました。
こうすると見えだしてくるのが
年間繁忙期のボリュームです、
4ヵ月の繁忙期で
年間販売量の7割を売ってしまうのがタイヤ商売の姿です。
いわゆる季節商品化している所以ですが、
それは他の競合社も同じであるのです。
取り換え作業が集中するとき そこが販売のチャンスです。
この機会を逃がさないために
「持ち込みの取り換え作業はしない店」をアナウンスしています。
最近の世の中は「タイヤ持ち込み作業専門店」が出現してきました。
この考え方とは 正反対の考え方を取り入れています。
天邪鬼です、なぜか?
タイヤスタッフの高齢化が裏に存在します。
高コストのベテランを当てることは割に合いません、
もっと生産性の高い仕事に向けるべきです、
「会話・販売・取り換え」一体化による店舗運営によって
スタッフ誰もが会話出来て 皆が販売し 皆が取り換え作業をする。
販売担当とか 取り換え担当とか分解せず
一体化して誰かが販売してれば 他は取り換えに回る。
会話が出来ないスタッフはいない、
販売が出来ないスタッフはいない、
取り換えが出来ないスタッフはいない、タイヤ専門店イマージンはみんな多能工なのです。
そうすることで付加価値を高め
少数精鋭化して他店様と違いが目立ちだして
保守的なお客様層に支持をいただいています。
先進的・先鋭的なお客様は ご自身でネットや情報を駆使されて
一番得になる買い方をなさります。
安いところで買って便利なところで取り換えされる方々です。
こうしたお客様層とは無縁なのが当店の特徴です。
人対人 持ちつ持たれつ人情の世界観は保守的な人の特徴です、
ですからお付き合いは細く長くで 創業以来のお客様も多数いてくださいます。
小さなタイヤ専門店が生きていける領域に根を張る シーラカンスによく似ていますね!
そしてお役に立てる商品は
在庫していてすぐ装着できるタイヤは
専門店として目利きしたタイヤになります。
これを二番手戦略と呼びますが
タイヤ品質が同等なら二番手メーカー品は
1割~2割は安く提供できる=仕入れ価格が安い これが主販売手法です。
次に中古単品ニーズに対応している。
大手さんや他店様では
手間がかかり過ぎて儲けも少ないので取り扱いません、が
タイヤ専門店イマージンはお役立ち商品として品ぞろえをコンテナ倉庫によって実現しています。
それもローカルな商圏に対応するだけで
会話と販売と取り換えのセット対応のみです。
(それでも時々 遠方からも問い合わせはあります。)
タイヤ専門店の安心安全は 同じ顔が見えること!
人が入れ替わらないのは 安心安全と感じられる要素の一つです。
宣伝もしないのは 安心安全と感じられる要素の一つです。
店の様相が変わらないのも やはり安心安全の要素の一つです。
惰性で運営することなく 微調整を繰り返しながら
スモールタイヤ商売を客観的に眺めて
吹く風に寄り添って無理をしない
他店様との違いを 当方は同じ位置に居続けて
他は進化して位置を変えることで「差別化」を生み出す
ズレの活用こそ弱者の目が輝くところです。
ここまで来ると「商売自体が結構面白くて面白くて!」
ありがたいポジションに立つことが出来たと思います。
かつて恐竜は大型化することで大繁栄しましたが
急激な寒冷化に対応できず絶滅しましたが
ネズミなど小動物は小ささが環境に素早く適応して何とか生き延びました。
コロナ禍という環境変化に「小ささ」は生き延びる武器となるかもしれません!
ありがたいことです。