先日 ニトリに買い物に行ったとき
隣接するブックオフへ足を運んで 手に入れた中古本が「菜根譚」でした。
妙な名前なのでネットで調べると ↓
野菜の根は堅くて筋が多いですが、
それを苦にせずよく咬めば世の中の真の味を理解できるという意味です。
また「菜根」が粗末な食事を象徴とする言葉であることから、
貧しさをいとわない清貧の暮らしを良いものとする意味もあります。
その他にも「菜根譚」は、
醜い政争に巻き込まれる苦難の中で人間を観察し、
晩年は達観の境地に至った作者ならではの視点で書かれました。
その為随所に鋭い洞察から生まれた多くの処世訓が著されているのです。
勝手な理解では
「漬物を よく噛んで味わって食べるように人生を味わいなさい。」
そういえば 永平寺の修行僧の食事は
最後はたくあんで使った食器をキレイにしながら最後に食されていました。
なるほど なるほど 短い文章にまとめられているので読みやすいです。
私どもの会社は
タイヤ専門店とキーパー専門店で構成されています。
お金を出せば型は出来ますが
専門店としての運営は
「人」の成長とともに歩んでいかねばなりません。
でも 最初はだれもその仕事のプロではなく
いわば素人同然から始まるものです。
出来ることを一つ一つ増やしながら 育てていく子育てと同じです。
私もタイヤの商売に携わったのは19歳 まったくの素人でした。
それからタイヤ専門店イマージンに行きつくのは紆余曲折を経て約10年後
タイヤ屋のオヤジをずっとやり続けて
「タイヤ専門店」スモールビジネスが
なんとなく分かってきたのは今から7年前 55歳になった頃からです。
でも分かったつもりでいても
時代はまた変化していくので
いつまでも探求心と反省は欠かせません。