タイヤ屋としては物騒なタイトルを付けました。
「錐で1点に穴をあける?」
まるで パンク魔のような印象を与えますが
ブログの意味としては全く違います。
15年ほど前にピークに達したタイヤ屋の業績が
ずっと下降していく中でどうやって局面を打開していくか?
ピンチに陥ったとき
どん底から生き返った経験をされた方からお聞きしたり
そういった人々の体験談を読んだりして
小さなタイヤ屋に 取り入れてきた考え方です。
「タイヤをパンクさせてタイヤを買ってもらう」話ではありません(;^_^A
業績の悪化は
働く人から自信を無くさせ不安を増幅させます。
何とかしようと足掻きますが これと言った妙案は浮かびません。
そんな中で私たちが幸運だったのは
キーパーとご縁が持てていたことです。
タイヤ業績悪化という暗い面に焦点を合わせず
キーパープロショップの専門店を立ち上げようという明るい面だけを見ることで
不安ではなく希望を抱き続けたことが 精神面でどれだけ助かったことか。
キーパーがなければタイヤ屋業績悪化を
何とかしようと焦りまくってドツボに嵌っていたと思います。
「暗黒面を見ず 光明面を見なさい」 教わったことその1
キーパープロショップ岐阜店を建築するにあたり
コンテナ倉庫4本を増設しましたが、
後に これが見事に威力を発揮することになりました。
キーパープロショップ専門店を開業することで
全従業員の関心を 明るい希望面に向けながら
苦戦するタイヤ小売業に 低費用で倉庫増設の一手を仕込みました。
それまでもコンテナ倉庫6本を使っていましたが
中古タイヤを類別し管理する広さがなく 押し込まれていた状態でしたので
コンテナを増やせば中古タイヤの仕分け管理が出来るようになると考えました。
「弱者は錐もみのように 一点に集中し突破口を開けなさい」 教わったことその2
小さな一点に集中して錐もみすると 堅い岩盤に穴をあけることができます、
弱小商店は 錐もみのようなことを考えるべきです。
この教えにヒントを得たことで
中古単品タイヤ&中古タイヤを
サイズ分けしてラベルをまいてキチンと保管することが可能になりました。
これで1点突破の準備が一つ整いました。
次は 「お客様へどうやってお伝えするか?」と言う課題です。
公益財団法人ソフトピアジャパン様とご縁をいただき
担当者から 手作りの無料ホームぺージを教わって
中古単品タイヤの紹介を始めました。
錐を回し始めたようです。
すると 日に日に反響が増えて手ごたえを感じだしたのです。
数値を記録する担当者がデータを記録してくれていますので
なんとなく増えたかな? が 見える化されて やっぱり増えていると納得したのです。
その結果は ちょっと前のブログで公表した通りです。
https://blog.goo.ne.jp/ima-gin-top/e/9419be73f1c0ff7a40dc6eb703547c15
コンテナ倉庫の増設と 手作りホームページによって
生まれたのが「小さな成功体験」です。
業績が下がる流れの中で
何とか流されず掴まろう
何とか業績向上の糸口を捉まえよう。
この気持ちを 中古単品タイヤで具体化できました。
これが「錐もみで1点に穴をあけた」こと で
みんなが 失いつつあった自信を取り戻してきた感じです。
それから「タイヤ専門店」として 如何に生きるか?
漠然としていたテーマが
「お役に立てるタイヤ専門店」に照準を合わせるのが正解! と 明確になってきました。
自信を取り戻せば流れも変わってきます、
下降の流れが終わり いつしか上昇の気配を見せだしました。
30年の長きに渡り
商売を続けさせていただけば
上がり坂もあれば下り坂もあります 流れは切り替わって行きます
それは当然です。
上がり坂であれば 調子に乗って傲慢になって躓き
下り坂になれば 意気消沈して腑抜けてしまえば
海の藻屑と消えてしまいます。
良い時も悪い時も 弱者であることは変わりませんから
歴史に学ぶことで
弱者がどうやって生き残った知ることが有意義です。
逆境経験者の生の声は ヘボオヤジにとっても参考になりました。
歴史から学ぶ 学びに行くことが未来を拓きます、
ありがたいことです。
学ぶ姿勢 謙虚な姿勢は 本当に大事です。
https://ima-gin.jimdo.com/ タイヤ専門店イマージン
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