「ニッポン・ノワールⅡ」
「裸の銃弾」
指を詰められたチンピラが、No.1の殺し屋となってボスへの復讐に乗り出す。手袋の小指から飛び出す銃弾、新聞広告好きの殺し屋、殺し屋ランキング・・・。大和屋によるぶっ飛んだ設定と全篇にわたる銃撃戦。カッコいい死に様が最高の一本。 . . . 本文を読む
「2018邦画大忘年会」
「止められるか、俺たちを」
吉積めぐみ、21歳。1969年春、新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、"若松プロダクション"の扉をたたいた。当時、若者を熱狂させる映画を作りだしていた"若松プロダクション"。 そこはピンク映画の旗手・若松孝二を中心とした新進気鋭の若者たちの巣窟であった。 . . . 本文を読む
「蓮實重彦セレクション ハリウッド映画史講義特集」
「その女を殺せ」
証人として法廷に立たせるためマフィアの未亡人を護送中の刑事は、大陸横断鉄道で息子と旅行中の婦人と出会うが・・・。未亡人を殺そうとする組織との息詰まる攻防、スピーディーな展開、最後まで息が抜けないどんでん返しの連続。映像、脚本ともに洗練の極みのリチャード・フライシャーの傑作。誰も信用するな! . . . 本文を読む
「蓮實重彦セレクション ハリウッド映画講義特集」
「その男を逃がすな」
小悪党が成り行きである一家を人質に立てこもるが・・・。赤狩りで映画界を干され39歳という若さで亡くなったジョン・ガーフィールドが、愛情を知らずに育った男の哀しみを演じきった遺作。同じく本作を最後に追放され渡仏したジョン・ペリー監督のサスペンスフルかつスピーディーな演出が冴える隠れた傑作ノワール。
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