
「エフィ・ブリースト」1974年 西独 監督:ライナー・ベルナー・ファスビンダー 原作:テオドール・ファンターネ
Fontane Effi Briest
ブリースト家の娘エフィは20歳上のインシュテッテン男爵と結婚するが、男爵は年若い彼女をしつけようとする。エフィはそんな男爵に違和感を抱き、彼の友人である若く魅力的なクランパス少佐と浮気をする。数年後、エフィと友人の裏切りを知った男爵は、クランパスに決闘を申し込むが……。
19世紀ドイツの作家テオドール・フォンターネの小説を原作に、社会の抑圧のなかで破滅の道をたどる若い女性の姿を美しいモノクロ映像で描いた文芸ドラマ。

聞いていた通りかなりの難物で睡魔に負けところどころ眠った。
特に冒頭部で多く気を失ってるので人物関係曖昧のまま眺める事になるのだが、それでも室内での鏡使い、屋外では浜辺、構図の美しさを眺めていると悪くない。
さらに原作小説があり、かなり忠実との事でちょっと読んでみたくなる。
台詞に地口のナレーションが加わり字幕追うのも大変。
途中一部字幕を放棄して意味の解らないドイツ語を音として聞いてるのも気持ちが良いものだとか思いつつ。
劇伴もほとんどなく時々印象的テーマのヴァイオリン曲が流れるのみなんだけど、挿入のタイミングが絶妙でカッコいい。

娘との再会あたりからが感情の起伏が現れ見所となった「許しがあれば」冷徹な娘もまた父親に教育されている。エフィが夫を罵る。

脇役では下女ロスヴィータのおばさんが良かった。
「マリア・ブラウンの結婚」とは対極にある女の一生で、抑圧された若妻を演じるハンナ・シグラ。
いずれ、もう一度観たい。また眠るかもしらんけど。


目黒シネマ
2025年1月
Fontane Effi Briest
ブリースト家の娘エフィは20歳上のインシュテッテン男爵と結婚するが、男爵は年若い彼女をしつけようとする。エフィはそんな男爵に違和感を抱き、彼の友人である若く魅力的なクランパス少佐と浮気をする。数年後、エフィと友人の裏切りを知った男爵は、クランパスに決闘を申し込むが……。
19世紀ドイツの作家テオドール・フォンターネの小説を原作に、社会の抑圧のなかで破滅の道をたどる若い女性の姿を美しいモノクロ映像で描いた文芸ドラマ。

聞いていた通りかなりの難物で睡魔に負けところどころ眠った。
特に冒頭部で多く気を失ってるので人物関係曖昧のまま眺める事になるのだが、それでも室内での鏡使い、屋外では浜辺、構図の美しさを眺めていると悪くない。
さらに原作小説があり、かなり忠実との事でちょっと読んでみたくなる。
台詞に地口のナレーションが加わり字幕追うのも大変。
途中一部字幕を放棄して意味の解らないドイツ語を音として聞いてるのも気持ちが良いものだとか思いつつ。
劇伴もほとんどなく時々印象的テーマのヴァイオリン曲が流れるのみなんだけど、挿入のタイミングが絶妙でカッコいい。

娘との再会あたりからが感情の起伏が現れ見所となった「許しがあれば」冷徹な娘もまた父親に教育されている。エフィが夫を罵る。

脇役では下女ロスヴィータのおばさんが良かった。
「マリア・ブラウンの結婚」とは対極にある女の一生で、抑圧された若妻を演じるハンナ・シグラ。
いずれ、もう一度観たい。また眠るかもしらんけど。


目黒シネマ
2025年1月
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