JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「拾った女」

2019-02-07 | 映画(DVD)
「蓮實重彦セレクション ハリウッド映画史講義特集」

「拾った女」1953年 米 監督:サミュエル・フラー
Pickup on South Street

ある女の財布をすったばかりにスパイたちに追われる男は・・・。冒頭の電車内での視線の動きの切り返しのスリリングさ、連鎖する暴力シーン、そして電流のようなキス!スリ常習犯というダークヒーローを演じたリチャード・ウィドマークが素晴らしい。



なんといっても千石規子(違うて)の情報屋モーのキャラが良い。本作のみでは惜しいくらい。悲しい最期の長台詞が心に残る。そこからスキップ、キャンディの行動。さながらハリウッド人情話かよ。
これまたビッチなキャンディの 純愛が良いんだよな。



インテリ・アカの人間性と底辺のスリ、ビッチ、情報屋の対比でちゃんと反共映画になってる。



スリ師スキップのヤサでのカメラ、
地下鉄スリ現場のカメラが良い。しかし、冒頭の被害者がビッチなキャンディ なので一瞬痴漢電車シリーズかと思うの我ながら呆れた。





スリ師スキップ・マッコイにリチャード・ウィドマーク。キャンディにジーン・ピータース。情報屋モーは千石規子じゃなくてセルマ・リッター。








シネマヴェーラ渋谷



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