JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ヴァラエティ」

2025-02-10 | 映画(DVD)
「ベット・ゴードン エンプティ・ニューヨーク」

「ヴァラエティ」1983年 米 監督:ベット・ゴードン
VARIETY

タイムズ・スクエア近くのポルノ映画館「Variety」。チケットを売るクリスティーンは、ある日一人の男性客と言葉を交わす。以来、彼女はその男を追いかけるようになる・・・・・・。



今回の特集チラシにインパクトを受け観たくなった。
映画館のチケットブースにいる女子はサンディー・マクロー

若くてルックスもそこそこの女子がポルノ映画館のモギリさん。鏡面付きの小さなチケットブース。男たちの好奇の視線にさらされるお仕事。声をかけてきた中年紳士の事が気になり探偵ばりの追跡尾行。見られる側から覗き見る側への移行が面白いしある種フェミ要素もありそうだが結局のところクリスティーンのオナニーを終始見せられたような気分。
ニューヨークの夜、ピーピングルームやらのいかがわし感の場所でも魚市場にも果敢に潜入。
尾行は上手く行ってるんだが分からないけど紳士をつきとめる。標的発見して見張るのに回転木馬乗っちゃうのはどうかと思うが絵的には面白い。
車内やピンボールの彼に語る官能物語。
リラクゼーションしながら紳士のシェイクハンド。
取引の男のモーテルの部屋から持ち去るポルノグラフィー。同僚のホセがいい味。
自室で派手メイクにセクシー・コスは女の楽しみ?
ロビーに漏れるポルノの喘ぎ。
客席に入ってみるとスクリーンに自分のポルノ。
ポータブルプレイヤーでオールディーズ「日記」を聴きながら涙する。
留守番電話の信号音が独特でかなりうるさい。
交差点での待ち合わせで果たして再会できるか?で終わるの良かった。



ヒッチコック「めまい」から着想を得てるとの事だがヤベえ、まだ観れてねぇVertigo

ジョン・ルーリーの劇伴最高。特にNYの夜の追跡シーン。

ヤンキースの投手はロン・ギドリーかな。



米国インディペンデント映画の先駆者の一人、ベット・ゴードン。1970年代末から80年代にニューヨークのアンダーグラウンドで起こった音楽やアートのムーブメント「ノー・ウェイヴ」周辺で活動した映画作家であり、「セクシュアリティ」「欲望」「権力」をテーマにした大胆な探求と創作を行っています。その初めての長編作品「ヴァラエティ」(1983)と、中編「エンプティ・スーツケース」(1980)及び短編「エニバディズ・ウーマン」(1981)が、特集企画「ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク」と題され、一挙公開。全て国内初公開。

渋谷 シアター・イメージフォーラム
2024年12月



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