
ここ数年毎年脱スマフォ、紙活字読書復活を目指してきたが、いつも挫折。でも、今年は幸先良く1月に4冊読了。2月は2冊だったが、正月休みの分があるので順調と言えよう。この調子で頑張るぞw
https://booklog.jp/users/4ed461e920f370a1
平岡正明
「昭和ジャズ喫茶伝説」
1960・70年代、ジャズ喫茶の記憶すべて。
ジャズは、生演奏がいちばんだ
というのはまちがいないが、
生演奏はときどき、演奏するやつが邪魔だ。
部屋で聴くと、自分が邪魔だ。(本文より)
熱く沸騰していた時代、東京および近郊に存在した数々の名店。独自のグルーヴに乗せて「平岡節」で記録。
ボーナス・トラック「野毛のジャズ喫茶」「弔辞/山下洋輔」「山下洋輔さんと平岡のこと/平岡秀子」
久しぶり味わう平岡文体。やはり、これはギャグなのかw
ジャズ喫茶全盛期の東京を生きた上の世代によるスポット昭和史。
高校の時分から大学時代(70年代中盤から後半)歌舞伎町の木馬にはよく行った。それから紀伊国屋書店の裏脇にあったDUG。あの一角にははPIT INNもあったなぁ。このあたりはこのあたり間に合ってるけれど世代が違うので面白い。
80年代になってからは良く上野の「イトウ」に青競持って翌日の競輪予想してたっけ。その近くの2Fにあった「壷屋」という店にも良く行ったけれど、壷屋は本書に出て来んかった。
オーディオの型式を並べられてもお手上げだし、理解不能な点も多々あるが面白え。
特に終盤の何故か、石ノ森章太郎「佐武と市捕り物帳」談義が延々と続くところや井上ひさしの「藪原検校」のくだりなどは双方とも未読書であり、とても読みたくなってしまうという紙活字読書復活挑戦中の身にとって良い刺激になった。
最近は遠征先でジャズ喫茶を探しているけれど、行った店の名前くらいちゃんとまとめておこうかという気にもなったり。
ジャズ喫茶で読みたかったけど画像は節約のためマック。
平岡正明
今更ながら「山口百恵は菩薩である」も読みたくなって調べたが、文庫でも高価になっていて断念。図書館で探すほどの気力は無い。
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