JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「戦争のない20日間」

2008-08-23 | 映画(DVD)
日本の夏は終戦の夏なので戦争映画の季節ですね。
でも今年は「紙屋悦子」早稲田松竹を振ってこちらソ連の戦争映画を選んでみました。

下高井戸シネマ「白夜映画祭」モーニング・ショー
最近露助映画づいてるな・・・

「戦争のない20日間」1976年 ソ連 監督:アレクセイ・ゲルマン

1942年から43年にかけての20日間、休暇をとった従軍記者のロパーチンが体験する出来事を綴った作品。タシケント行きの列車に乗ったロパーチン。既に他の男と暮らしている妻との離婚届にサインし、自分の手記を原作とする映画の撮影現場を訪れる。そして車中出合った劇団の衣装係として働く女性ニーナと再会に束の間の安らぎをおぼえる。20日間の休暇を終え、再び戦場に戻ってゆく・・・

残念ながらこの日もとても眠いモーニングショー。必死に字幕を追うのだけれど意識が・・・
ストーリーよりもいくつかの出来事を綴っていく構成なのが救いだったけど、覚醒中に見たモノクロ映像の魅力から考えても、これはベスト・コンディションで再見したい。

戦争のない時間を取上げる事により生々しい戦争を表現するといった手法。タシケントの駅の風景。戦争は無いわけではなくいつも隣り合わせである緊張感。そこに大人の恋が綴られる。一夜明けての様子を窓ごしのロパーチンの幸福そうな表情を無音で捉え印象的。

戦場に戻るとやにわに空襲にあう。退避するロパーチン「あと3発で空襲が終われば俺にも運がある。彼女も良い方向に行くだろう」と爆音を数える。そして3発で静かになるが、仲間の中尉がやられたという。一瞬緊張が走るがこれも大事にならずほぼ無傷で生還。

アレクセイ・ゲルマン監督。作品は少ないようだがもっと観たい監督として覚えておきましょう。

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