JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「旅の重さ」

2018-07-18 | 映画(DVD)
「七○年代の憂欝---退廃と情熱の映画史」

「旅の重さ」1972年 松竹 監督:斎藤耕一

自堕落な母との暮らしから逃げ出し、四国遍路の旅に出た少女ー孤独、出会い、別れを経験し、まさに新人女優・高橋洋子が少女の成長する姿を瑞々しく体現してゆく、奇跡のようなロードムービー



これ、若いころTVで見た時、何故だか非常に心に停まった作品で、その後ほんのちょっと高橋洋子推してた憶えがある。

新人高橋洋子が光る少女の独り四国遍路ロードムービー。
聖少女性を見せながら時として大胆。幕切れの収まり処がちょっと意外。まあ、旅の途中って事なんだろうけど。

いつ風呂に入れるか分からないヒッチハイクに出るなら、まず髪をバッサリ切りたい処だが、それでは高橋洋子の良さが消えるというか、この映画成立しないもんな。





映画的魅力に富んだ絵作りとたくろう。秋吉久美子もまだ未熟。





自堕落な母役が岸田今日子さんなのは忘れておりました。そこはお得感。
結局、当時なんで心に停まったのかは全く解明できず。まぁ、あまり考えんことだ。



今回の記憶、薄れんうちに「八重子のハミング」見たいところだが、まず見ない。



神保町シアター


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2 コメント

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斎藤耕一で最高だと思います (さすらい日乗)
2018-09-06 10:07:38
これは、名画座でよく上映されていましたが、よくできた作品だと思う。「最後に出てくる可愛い子はだれだ」と話題になりました。
当時、本名の小野寺久美子で、後の秋吉久美子です。この時のオーディションで、彼女は2位になり、ラストシーンにのみ出たのです。
その後、内田栄一の事務所に入り、女優として大人気になりましたね。
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Unknown (imapon)
2018-09-07 06:32:19
さすらい日乗さま、コメントありがとうございます。
クレジットは小野寺久美子でしたか。
文学少女っぷりが良かったです。
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