「青春彷徨 -映像詩人 斎藤耕一の足跡ー」
「めまい」1971年 松竹 監督:斎藤耕一
人気歌手の帰郷でわきかえる地方都市。なkでも取り巻きだった幼馴染三人は、彼女を今や遅しと待ち構えていたーーー。セクシーな歌声、魅惑的な肢体。「経験」「私生活」のヒットで男性ファンを虜にした辺見マリが初めて本格的な映画出演。
中沢マリ(辺見マリ)は都会に出てスター街道を行くが故郷の仲間や恩を忘れる事なくマメに手紙を書くいい娘。スターとして活躍するシーンはドキュメント・フィルムでモノトーン。幼馴染三人野郎にジャイアント吉田、森次浩司、萩原健一。
成熟した魅惑的な肢体とセクシーなポーズで人気を博した辺見マリの歌謡映画という事でかなり期待して観たんだけど・・・
辺見マリのつけまつげ威力だけは堪能できるが、むしろ脇を固める女優陣、范文雀、小川ひろみ、城野ゆき、が目の保養。
歌場面もジャイアント吉田の前でやにわに歌い出す「経験」よりも明けの明星でデュエットする看護婦・白鳥英美子、入院患者・芥川澄夫のトワ・エ・モア「誰もいない海」の方が印象的。
覚えてないけどこの頃の歯科医ってノーマスクで施術してたっけ?
「俺は運転があるからビール小ジョッキで」とか変なところで時代を感じる事ができる。
ラピュタ阿佐ヶ谷
2021年5月
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます