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ラピュタ阿佐ヶ谷、特集「俳優 岸田森」より
「黒薔薇昇天」1975年 日活 監督:神代辰巳
にっかつロマンさんは一時かなり観たのですが、意外や名作といわれる必見映画を見逃しているんですよね。これもそんな一つ。1975年ですから基本的に間に合っていませんし・・・
ブルーフィルム作りに情熱を燃やす男たちの悲喜こもごも。尊敬する大島渚はんとか今村昌平はんのように芸術の高みを目指す監督、十三を岸田森。原作は藤本義一の「浪花色事師=ブルータス・ぶるーす」
ブルーフィルム晩年の名作でSEやエロテープに動物を使うなど涙ぐましい努力を狭く汚い部屋で汗だくになって楽しそうに製作に励んでいます。十三が神代監督と見事に重なり、絵なども魅力的な撮り方をされていてクラクラする。(被写体に異様に接近したり、専門的な事は解りませんが・・・
)
日傘とか遊園地のゴンドラとか、何故かローラースケートとかの使い方も面白い。
特に岸田森と谷ナオミが繋がったまますべるローラースケート・シーンは傑作。岸田森のバック、せくすぃ。
ブルーフィルム、芸術への岸田森(十三)の口説きの映画。痩せた顔に心細いモジャモジャヘアで狂気的に演じる存在感!
谷ナオミは当時あまり好みではなかったのですが、ここでは単なるSM女優ではない魅力を出してくれていて、エロカワというかエロオモロイ。(化粧のキツい、作られたようなお顔はやっぱり苦手ですけど
)
民主主義の親玉(でしたっけ?)のオヤジに囲われながら妻子持ちの歯科医と乳繰り合う反面、十三の三文芝居にコロっと騙される純情奥様をマゾっぽくユーモアタップリに演じています。小ネタも沢山あって楽しい。
ダウンタウンとか奥村チヨの音楽も懐かしく、最近のエロ映画では出す事の難かしいエロさに、やはりこれだから日活ロマンの再探訪は大事だなと思わせてくれます。
残念なのはここでも東てる美が歯科患者のお嬢さん(若い!)で出演しますが、ただそれだけのチョイ役でしかなかった・・・勿体無い。
とっても愛のあるラストが大笑いです。
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「黒薔薇昇天」1975年 日活 監督:神代辰巳
にっかつロマンさんは一時かなり観たのですが、意外や名作といわれる必見映画を見逃しているんですよね。これもそんな一つ。1975年ですから基本的に間に合っていませんし・・・
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ブルーフィルム作りに情熱を燃やす男たちの悲喜こもごも。尊敬する大島渚はんとか今村昌平はんのように芸術の高みを目指す監督、十三を岸田森。原作は藤本義一の「浪花色事師=ブルータス・ぶるーす」
ブルーフィルム晩年の名作でSEやエロテープに動物を使うなど涙ぐましい努力を狭く汚い部屋で汗だくになって楽しそうに製作に励んでいます。十三が神代監督と見事に重なり、絵なども魅力的な撮り方をされていてクラクラする。(被写体に異様に接近したり、専門的な事は解りませんが・・・
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日傘とか遊園地のゴンドラとか、何故かローラースケートとかの使い方も面白い。
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特に岸田森と谷ナオミが繋がったまますべるローラースケート・シーンは傑作。岸田森のバック、せくすぃ。
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ブルーフィルム、芸術への岸田森(十三)の口説きの映画。痩せた顔に心細いモジャモジャヘアで狂気的に演じる存在感!
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谷ナオミは当時あまり好みではなかったのですが、ここでは単なるSM女優ではない魅力を出してくれていて、エロカワというかエロオモロイ。(化粧のキツい、作られたようなお顔はやっぱり苦手ですけど
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民主主義の親玉(でしたっけ?)のオヤジに囲われながら妻子持ちの歯科医と乳繰り合う反面、十三の三文芝居にコロっと騙される純情奥様をマゾっぽくユーモアタップリに演じています。小ネタも沢山あって楽しい。
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残念なのはここでも東てる美が歯科患者のお嬢さん(若い!)で出演しますが、ただそれだけのチョイ役でしかなかった・・・勿体無い。
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とっても愛のあるラストが大笑いです。
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