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サイコセラピスト千葉敦子のもうひとつの顔。
他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。
筒井センセイでなければ夜も日も明けぬ。そんな時代もありました。
片っ端から読んでいましたが、断筆宣言前後からは、全て読むという姿勢はなくなりました。
勿論、たまに読む作品はほとんどが満足行く筒井作品ですが。
そんなわけでこの名作「パプリカ」も読みそびれていました。
夢と現実が交錯するSF娯楽大作。
火田七瀬以来の魅力的ヒロイン千葉敦子=パプリカ。
第二部でのスラプスティク。と筒井センセイお得意のサービスてんこ盛り。
何が現実で何が夢やら、誰の夢やら。スラプステイックに入ってからの疾走感に幾分物足りなさは感じたものの、何でもありの夢世界を超虚構小説のスタイルで表現してしまうのはお見事。とっても危険な挑戦だ。
映画にもなったしりあがり寿の名作マンガ「真夜中の弥次さん喜多さん」
発表当時何かの書評で高橋源一郎が「ブンガクでなくマンガでこの世界感を表現されてしまった事の敗北感」みたいな事を言っていたが、作品の発表はどちらが先だったでしょうか。
その後、しりあがり寿は「小説・真夜中の弥次さん喜多さん」で、また読者のド肝を抜かせてくれるのだが。
PT機器で人の夢をモニターに可視化したり、その超小型版DCミニ。夢に自由に侵入するジャック・イン。アイデア満載です。
筒井康隆という作家はとても男性的な所が良いので、女性ファンも居るには居るだろうが少数派では無いかと思われる。
ゆめゆめ、女性に筒井作品を推薦したりすると軽蔑される危険性がある。
千葉敦子=パプリカの男の願望そのままのキャラクターが嬉しいところ。
読み始めは疲れていたせいか、睡魔との闘いになってしまった。
出張の新幹線車中でページを開いたまま
普通なら読書を断念するところだが、何故かしつこくページを開いたまま何度も前に戻って読み進めた。読んでいるほうも夢と現実を彷徨いながら・・・という事になった。(最も夢はハッキリ見ていない、覚えていないのだけれど。誰かPT機器に記録してくれていないか?
)
この作品映画化不可能と言われていたが、今敏監督により2007年アニメ映画として公開される。
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筒井康隆自身が同監督の「千年女優」(私は知りません
)を見て、「こういう事ができるのなら是非「パプリカ」を映画化して欲しい。」と語ったというのだから、これは見ないわけにはいかない。
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映画「真夜中の弥次さん喜多さん」もDVD借りなければ
他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。
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筒井センセイでなければ夜も日も明けぬ。そんな時代もありました。
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片っ端から読んでいましたが、断筆宣言前後からは、全て読むという姿勢はなくなりました。
勿論、たまに読む作品はほとんどが満足行く筒井作品ですが。
そんなわけでこの名作「パプリカ」も読みそびれていました。
夢と現実が交錯するSF娯楽大作。
火田七瀬以来の魅力的ヒロイン千葉敦子=パプリカ。
第二部でのスラプスティク。と筒井センセイお得意のサービスてんこ盛り。
何が現実で何が夢やら、誰の夢やら。スラプステイックに入ってからの疾走感に幾分物足りなさは感じたものの、何でもありの夢世界を超虚構小説のスタイルで表現してしまうのはお見事。とっても危険な挑戦だ。
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映画にもなったしりあがり寿の名作マンガ「真夜中の弥次さん喜多さん」
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発表当時何かの書評で高橋源一郎が「ブンガクでなくマンガでこの世界感を表現されてしまった事の敗北感」みたいな事を言っていたが、作品の発表はどちらが先だったでしょうか。
その後、しりあがり寿は「小説・真夜中の弥次さん喜多さん」で、また読者のド肝を抜かせてくれるのだが。
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PT機器で人の夢をモニターに可視化したり、その超小型版DCミニ。夢に自由に侵入するジャック・イン。アイデア満載です。
筒井康隆という作家はとても男性的な所が良いので、女性ファンも居るには居るだろうが少数派では無いかと思われる。
ゆめゆめ、女性に筒井作品を推薦したりすると軽蔑される危険性がある。
千葉敦子=パプリカの男の願望そのままのキャラクターが嬉しいところ。
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読み始めは疲れていたせいか、睡魔との闘いになってしまった。
出張の新幹線車中でページを開いたまま
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普通なら読書を断念するところだが、何故かしつこくページを開いたまま何度も前に戻って読み進めた。読んでいるほうも夢と現実を彷徨いながら・・・という事になった。(最も夢はハッキリ見ていない、覚えていないのだけれど。誰かPT機器に記録してくれていないか?
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この作品映画化不可能と言われていたが、今敏監督により2007年アニメ映画として公開される。
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筒井康隆自身が同監督の「千年女優」(私は知りません
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浴槽に「引き込まれる」お話・・・
最高ですね。
これ、演劇にみなっていて、昔見たことあります。想像できますか?(笑)客席にセンセイもいらっしゃいました。
女性でもファンは居ますよね。きっと素敵な女性だと思いますよ。危ないけど(笑)今後もよろしくぅ。
物語の最初から最後まで「ひらがな」?
「カタカナ」?どっちかで書かれた短編。
そう、
浴槽に、「引き込まれる」お話・・・
あれが、忘れられません
私は女ですが、高校時代から筒井康隆が
好きですよ。
確かに、同志は少ないような気もします。
もっと広めたいですね~。
そうですか、「千年女優」見ておきたいな。DVDが出ているようだけどレンタルできるのかな。
喜んでください。「パプリカ」も平沢進が音楽担当だそうですよ。・・・期待、期待。