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「洞口依子映画祭」
「ドレミファ娘の血は騒ぐ」1985年 EPICソニー 監督:黒沢清
高校時代の先輩「吉岡さん」に会うために東京までやって来た秋子は、彼のいる大学で恥じらい理論の研究家だという平山教授と出会い、ゼミの実験台として招かれる。ピンク映画『女子大生恥ずかしゼミナール』に追加シーンと再編集が施された、とってもオカシな青春ドラマ。
今回のシネマヴェーラの特集はちょっと毛色が違う。やはり洞口依子の知人による持ち込み企画。デビュー25周年記念ということでトークショーやらミニライブなどイベントも盛り沢山。
洞口依子といえばテレビなどで見ていて、その低い鼻の扁平な顔が可愛くて結構お気に入りの女優さんだった。
・・・とは言うもののつい最近まで私、この方の名前は「ほらぐちよりこ」だと思ってたんですがね。
「どうぐち」とは知りませんでした。姓としては「ほらぐち」の方がビッグマウスみたいでカッコええぞ、と思うけど・・・
映画は元は日活ポルノでお蔵入りされていた作品だって。そりゃ、お蔵入りになるわな。っていうか、洞口さんてピンク出身て事になるわけ。
初々しくってとても可愛い「依子ちゃん」 でも可愛いだけじゃないよ。
黒沢清という監督もとても才能のある方らしい。よく知らん。
その黒沢清長編第1作。1作目にありがちな思いのたけをぶちまけたエネルギーの空回り感が退屈な展開の中に面白さを生み出している。
才能の煌めきみたいな映像は確かにあり。ゴダールの影響?
大学キャンパスの様子が懐かしい。確かにあの頃、洞口さんのような髪型のベビーフェイスな可愛い娘が居たはず、居たはず、と考えていると・・・思い出した。写真でしか見たことのないあの頃の・・・(今回はここまでネ)
訳の解らん哲学的な事をやっております。学生映画のようでもありますが、ビデオモニター越しの映像で洞口さんが長い論文のような意味不明な台詞を読むシーンが堪りません。風によって変化する髪型で可愛くなったり、ブサイクになったり・・・
くるりと回転する練習の洞口さん。
勿論、その後の平山教授(伊丹十三)との変態心理実験での全裸シーンがお宝。
使われている音楽も悪くない。ただ、加藤賢崇、麻生うさぎの歌はいかがなものか。
ラストでの戦争ごっこシーンは取って付けたようで失笑だけれど依子ちゃんのアカペラ「ブラームスの子守唄」が全てを救ったね。
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もう一つ、この映画の魅力。それは加藤賢崇。ナレーションで有名なあの舌足らずな滑舌が気持ち悪くて最高に良いです。
えのきどいちろうの後を引き継いだFM番組の頃(タイトル忘れた)から好きでした。
上映が終わると、イベントの日でもないのに洞口さん本人がお見送り、自ら著書やCDを手売りされていました。
最終日にはご本人が来場者にワインを振舞うサービスがあるそうです。
最近はウクレレでの音楽活動もしているとかで、上映前にかかっていましたが、ウイスパーボイスとウクレレはなかなか癒されそう
今回の特集、来場者にはEPレコード盤を模した「25周年記念読本」も配られます。
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このような物までいただいて、今後、あらためてファンになる事にしましょう。
シネマヴェーラ渋谷
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「ドレミファ娘の血は騒ぐ」1985年 EPICソニー 監督:黒沢清
高校時代の先輩「吉岡さん」に会うために東京までやって来た秋子は、彼のいる大学で恥じらい理論の研究家だという平山教授と出会い、ゼミの実験台として招かれる。ピンク映画『女子大生恥ずかしゼミナール』に追加シーンと再編集が施された、とってもオカシな青春ドラマ。
今回のシネマヴェーラの特集はちょっと毛色が違う。やはり洞口依子の知人による持ち込み企画。デビュー25周年記念ということでトークショーやらミニライブなどイベントも盛り沢山。
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洞口依子といえばテレビなどで見ていて、その低い鼻の扁平な顔が可愛くて結構お気に入りの女優さんだった。
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・・・とは言うもののつい最近まで私、この方の名前は「ほらぐちよりこ」だと思ってたんですがね。
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映画は元は日活ポルノでお蔵入りされていた作品だって。そりゃ、お蔵入りになるわな。っていうか、洞口さんてピンク出身て事になるわけ。
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初々しくってとても可愛い「依子ちゃん」 でも可愛いだけじゃないよ。
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黒沢清という監督もとても才能のある方らしい。よく知らん。
その黒沢清長編第1作。1作目にありがちな思いのたけをぶちまけたエネルギーの空回り感が退屈な展開の中に面白さを生み出している。
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才能の煌めきみたいな映像は確かにあり。ゴダールの影響?
大学キャンパスの様子が懐かしい。確かにあの頃、洞口さんのような髪型のベビーフェイスな可愛い娘が居たはず、居たはず、と考えていると・・・思い出した。写真でしか見たことのないあの頃の・・・(今回はここまでネ)
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訳の解らん哲学的な事をやっております。学生映画のようでもありますが、ビデオモニター越しの映像で洞口さんが長い論文のような意味不明な台詞を読むシーンが堪りません。風によって変化する髪型で可愛くなったり、ブサイクになったり・・・
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くるりと回転する練習の洞口さん。
勿論、その後の平山教授(伊丹十三)との変態心理実験での全裸シーンがお宝。
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使われている音楽も悪くない。ただ、加藤賢崇、麻生うさぎの歌はいかがなものか。
ラストでの戦争ごっこシーンは取って付けたようで失笑だけれど依子ちゃんのアカペラ「ブラームスの子守唄」が全てを救ったね。
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もう一つ、この映画の魅力。それは加藤賢崇。ナレーションで有名なあの舌足らずな滑舌が気持ち悪くて最高に良いです。
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えのきどいちろうの後を引き継いだFM番組の頃(タイトル忘れた)から好きでした。
上映が終わると、イベントの日でもないのに洞口さん本人がお見送り、自ら著書やCDを手売りされていました。
最終日にはご本人が来場者にワインを振舞うサービスがあるそうです。
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最近はウクレレでの音楽活動もしているとかで、上映前にかかっていましたが、ウイスパーボイスとウクレレはなかなか癒されそう
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今回の特集、来場者にはEPレコード盤を模した「25周年記念読本」も配られます。
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このような物までいただいて、今後、あらためてファンになる事にしましょう。
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シネマヴェーラ渋谷
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こういう映画祭素敵ですね。
ご本人様ですか、コメント&リンク恐縮恐縮恐縮でございます。
素人が匿名で戯言を並べ立てている意味の無い場所ですのでどうか、ご容赦を。
映画祭、ラストまで頑張ってください。
あ、25周年おめでとうです。
この日はその「マルサの女2」との2本立てでした。私はラスト1本の「ドレミファ娘」のみの鑑賞でしたが・・・
「マルサの女2」は確かTVで見ているはずなんですけど1作目に比べてまったく記憶に残ってないんですよね。
素敵な映画祭、洞口さん、足しげく劇場に通われているようです。
それにしても、たまたま見たこの映画、ちょっとボクにしてはマニアックな路線に行っちゃったかなぁ、なんて思ってましたけど、見てらっしゃいますねぇ~!さすがです。
どーぐちさんのデビュー作で元はピンク映画というのが擽られまして、確かにマニアックかもしれませんね。
どーぐちさん、最近ではウクレレでの音楽活動もなかなかよろしいですよ。
機会があれば一度聴いてみてください。