JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

齋藤 孝 「使える読書」

2007-05-17 | BOOK
流石に面白かったんだけど、取上げにくいよね。

読書をするにもちゃんと目的を持って取組み、読んだあとに何か(斎藤氏は「一本の刀をゲットする」と表現)を身につけましょう。
そのために、お得意の『○○力』といった「概念化」と「引用」で書評を書きましたってワケ。
後半の斎藤氏読書コラム51作がメイン。だけど冒頭の「取り扱い説明書」をよぉく読みましょうね。

ま、無目的や無駄と思われる事に美徳を感じてだらだら活字中毒して、何の負荷もかかっていないブログ者にとっては耳が痛いのです。

外科的読書として
「僕らが読まなきゃいけないはずの本は、その本以外にも何千冊とある。その残りを見捨てておいて、たまたま目の前にある本のすべてのページに均等にエネルギーを配分するのはリスクが高い。」(引用してみたよん。声に出して読まんでもええよ
なるほど。しかし、ビジネス書や沢山出版されていてもどれも言いたい事は変らない斎藤孝さんの著書ならともかく「容疑者Xの献身」なんて小説までぶった切っちゃうとはちょっと驚き・・・

コラムの魅力もさることながら出会い頭で取上げるその無節操な本選びが興味深く、読んでみたくなる本が沢山ありました。

読書の達人は斎藤氏の「三色ボールペン」や小林信彦氏の「付箋」といった小道具を使います。なるほどとは思うのですが、今後も真似して通勤電車に小道具を持ち込む事は無いだろうな。

でも、のんべんだらりと無駄に生活している者にとっては参考になる。
読書に限らず、例えば宴会に出席するにも
「今日のテーマは○○だ」と何か縛り決めて参加するのと、いつものように「やあやあやあ」と飲むのでは違います。新しい発見がありますよ。
これを唱えて「使える力」なんちゃって・・・ダメダコリャ

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