JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

愛妻くんこんばんは 第33話「ある決闘」

2023-09-02 | 映画(DVD)
「鈴木清順生誕100年 映画を駆け抜ける」

「愛妻くんこんばんは 第33話 ある決闘」1968年 日活 TVドラマ 監督:鈴木清順

TVドラマ・シリーズ「愛妻くんこんばんは」第33話。欲求不満の人妻の白昼夢を描いたサイコ・ホラー。商社マンの夫が一心不乱にタイプで打ってる単語が繰り返されるネタをキューブリックに先立って描いた清順は天才!実質的に日活で撮った最後の作品となったが、クビになった理由の「訳が分からない」を地で行くドラマ。



山間の別荘で夫(山本耕一)と妻(富士真奈美)の間に闖入者(永山一夫)が加わり、3人の関係性が。
夢落ちなれどシュールさが清順ぼくて面白かった。よろめく冨士真奈美が綺麗で色っぽいんだが、顔デカっ!



これシネマヴェーラの解説無かったら、清順にもキューブリックの影響が(いや、パクり?)って思っちゃうかも。
別荘での仕事、タイプに打ち続けられる文字は、KISS SEX BG OK PAT BED HOTEL PANTY BRASSIER KISS SEX BG OK PAT BED HOTEL PANTY BRASSIER・・・w



殺しの烙印系の分け分からなさ。このようなドラマがTVで放映されるのは良い時代だったって感じかな。



シネマヴェーラ渋谷
2023年2月



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「毒薬」 | トップ | 2023年8月観た »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事