パラグアイ初ベスト8 世界への道は長い方が良い

1次リーグの結果からして波乱の大会になるのかと思ったのに、ラウンド16はいたって順当な結果でした。実力拮抗のウルグアイの勝ちあがったゾーンは兎も角、番狂わせは起こりませんでした。
メキシコもチリも負けた。（当たり前ですか）
ひょっとすると日本が番狂わせを起こすのかと、ちょっぴり期待も、120分引き分けでPK戦のうえ勝ちあがったのはやはり南米パラグアイでした。
やはり120分で決めないとね・・・

今大会の日本代表のチーム力を持ってすれば充分勝利も考えられると思われていました。
それと同様、今大会のパラグアイの充実度からすれば今の日本の勢いさえ止められるといった雰囲気があり、戦前の日本勝利確率は30～40％と見ていました。
実際は五分五分以上の戦いのスコアレス・ドロー・PK戦でした。

つくづく伏兵同士の潰し合いが惜しい。
守備的に戦い、カウンターで大物食いを狙える、似たタイプ同士の試合は、見ていてあまり面白いものではない。こういうチームは攻撃的なチームと戦ってこそなのでしょう。勝利が必要で攻撃的だったデンマーク相手の試合と比べ、日本の攻撃の創造性が影を潜めていたように見えました。

本当は日本のラウンド16の相手は強豪イタリアだったはずなんですけどね・・・

勝利の女神はベスト8へ4度目の挑戦となったパラグアイに微笑みました。これはこれで嬉しいのです。
2度目の挑戦でベスト8など、まだまだ・・・12年くらい早いってことでしょう。（もっとかもしれないけど）
世界への道は遠い方が良いのです。
簡単にベスト４なんか行くと碌なことありません。まぁ、メキシコ五輪後の同じ轍は踏まんでしょうが・・・

日本代表の健闘を大いに称えたいと思います。
そもそも個人的には今大会、海外Ｗ杯初勝利が念願だったわけですから。
同じベスト16でも拍子抜けのように終わった日韓大会とは雲泥の差。日本人、サポーターの納得度も高いようです。とにかく、彼等のそのゴールへ向かう、戦う姿勢が良かった。
ま、ライバル韓国も同様に南米の前に屈していたため、あの時より悔しさが少ないってのもあるかも。僻みっぽいなぁ。

本田の決めたPKと試合後のキャプテン長谷部のインタビューが印象的でした。

さてさて、この結果により南米勢によるベスト４独占の可能性が残されました。さすがにスペインも徐々に調子を上げているようです。番狂わせはあるでしょうか・・・
希望的ベスト8予想のハズレはイングランドと日本でした。6勝2敗・・・だから、どうした。

決勝トーナメント　ラウンド16

パラグアイ　0-0　日本
　　　　　　　延長
　　　　　　　0-0
　　　　　　　PK戦
　　　　　　　5-3

ラリッサ・リケルメ

にほんブログ村